夏は沢山のお花が咲き誇る季節ですが、中でも「ひまわり」は夏の代名詞ですよね!
黄色やオレンジといった色合いから「笑顔」や「元気」といったイメージが真っ先に思い浮かびます。
と思いきや!
よく調べてみると、言葉によっては深いストーリーがあり、想像とは少し違うものもあるんです。
では、さっそく花言葉と由来をご紹介します。
向日葵の花言葉は笑顔?由来が怖いってどういうこと?
実際に「ひまわりの花言葉」、と調べてみると「怖い」なんてキーワードを目にすることが多いのです。
あんなにポジティブな印象のお花なのになぜ?と思ってしまいますが、ひとまず、ひまわりの代表的な花言葉からご紹介していきましょう。
まず調べて最初に出てくるのは、なんといっても「笑顔」。
まさにイメージ通りですね。
他にも
- 「あなただけを見つめる」
- 「あなたを幸せにする」
- 「あなたは素晴らしい」
- 「敬愛」
- 「憧れ」
- 「熱愛」
というように『怖い』とは正反対の、愛にあふれた、贈り物にもピッタリな素敵な言葉が並びます。
なのにどうして『怖い』意味がつけられている、なんていう話が出てくるのでしょう?
さらによく調べてみると…
こんな言葉が見つかりました!
「偽りの富・ニセ金貨」
なんとも、いわくがありそうな嫌な言葉ですね。
一日中太陽に向かってすくっと立っている、素直な印象のひまわりには、あまりに似つかわしくないこの花言葉。
実は海外の「古代神話」がからんでいるようです。
由来が怖い理由とは?
古代インカ帝国では太陽への信仰がとても強く、その太陽の姿に似たひまわりは「神聖な花」として崇められてきたそうです。
また神殿に仕える巫女は、純金で出来たひまわりをかたどった冠や装飾品を身に着けていました。
しかし残念ながら、戦争によってスペインからの侵略を受けます。
スペイン軍は、「貴重な金製品だ!」ということで、それらの大切な装飾品を全て略奪してしまいます。それらは溶かされたあげく、最後には金の延べ棒という、神聖なものとはかけ離れたタダの塊に変えられてしまいました。
それを悲しんだインカの人々が、怒りを込めて「偽りの富・ニセ金貨」という花言葉を付けた、と言われています。
神の花として大事にしてきたひまわりに、怨みを込めてそんな花言葉を付けてしまう、なんて怖い話ですが、同時に物悲しくもありますね。
ひまわりの色や大きさ・品種によって違う花言葉に気を付けよう!
他にも、色や大きさ・品種によってもあまり嬉しくない花言葉があります!
うっかりプレゼントなどに選んでしまい、後から気まずい事にならないよう(笑)
念のためチェックしておきましょう。
●色別の花言葉
- オレンジ色のひまわり「未来をみつめて」
- 赤紫色のひまわり「悲哀」
- 白色のひまわり「ほどよき恋愛」
- 黒色のひまわり「冷静な判断」
●大きさ別の花言葉
- 大輪のひまわり「偽りの愛」「ニセ金持ち」
- 小輪のひまわり「高貴」「愛慕」
ネガティブな花言葉がちらほら目に付きますが、誰からも好かれる花姿のひまわり、これらを参考にして、上手に組み合わせて贈りましょう!
ひまわりの開花時期は?
ひまわりの開花時期は、7~9月です。
ただ、花束やアレンジメントなど、切り花としてのひまわりのおすすめな時期は6月中旬~7月と、少し前倒しになります。
なぜ差をつけるのか?気になりますね。
これは、お花屋さんに聞いた話ですが、花壇などで自然に咲く時期になると、どんなお花も価格が下がってしまうため、自然のものより早い時期から育てるそうです。
確かにお花を贈り物にする時は、相手に喜んでほしいという気持ちから、よく目にするお花より、少しでもサプライズを入れたくなりますよね?
その為、お花屋さんは早めの時期に、お花を仕入れるそうです。
お花屋さんに立ち寄るときは、並んでいるお花の品ぞろえを気にしてみると面白いかも。
まとめ
夏の代表的なお花、思わず笑顔を誘うひまわり。
見た目に似合わず、ネガティブな花言葉をいくつも持つこのお花について、神話も交えてご紹介してみました。
調べてみると、意外性があって興味を惹き付けられますよね!
ひまわりのちょっとディープな知識を参考にしつつ、贈り物などに上手に使ってみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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