今年も家の中に蚊が飛び始めた!
また刺されちゃう・・・
かと言って虫除けスプレーは赤ちゃんがいるのに大丈夫だろうか?
こんな時オーガニックなものでいいと聞いたハーブやアロマで蚊の虫除けできないだろうか?
でも、ハーブは成分が赤ちゃんによくないとか、猫や犬の動物にはよくないとか色々あってよくわからないし。
何とかならないかな・・・。
どのハーブやアロマがいいのかわからないですよね。
そんな方に、おすすめハーブやアロマで手作り虫除けスプレーの作り方をご紹介します。
そして、気になる赤ちゃんや飼い猫などに対する注意点もまとめました。
まず最初ハーブには虫除け効果が無いと言っている方も多いので、どうして虫除けができるのか?についてお話します。
これを知れば、効果に期待できる理由が分かります。
ハーブはどうして虫除けができるのか?
モスキートブロッカーという植物を含め、ハーブは植えたままで蚊に効くものだと思っていませんか?
- 実感したことが無い
- 効くものはない
そう言っている方がいますが、考え方を変えると
効果に期待できることが分かります。
そもそも、考え方が間違っているんです。
- 実感したことが無い
- 植えたままで蚊に効くものは無い
そういうことではなく、ハーブには虫が苦手な成分があり、その成分はほとんどの場合空気中に漂ってないと意味がありません。
ですので、ハーブから香る虫の苦手成分が弱まっていれば
虫除け用においたハーブに虫が止まっていた・・・
そういった事もあり得ます。
これを知れば
と、効果がある理由が見えてきませんか?
さらにお話しすると、ハーブは植物。つまり生き物です。
常に香りを放っているわけではないですし、場所や環境によっても効果が変わります。
風通しがいい所であれば風下には効果が期待できますが、風上では期待薄です。
玄関先においても、ドアを開け閉めする度に成分を含んだ香りは外に出て行ってしまうでしょう。
アロマを焚いたりする場合も同じです。
また、香りはいずれ消えます。
それに、ハーブによっては虫の種類によって向き不向きがあります。
ようするに、効果が無い!と思う方は、
- 選んだハーブ、アロマが間違っているか
- たまたま効果を発揮していないときに虫を見かけたか
このどちらかです。
ですので、このことはハーブやアロマで虫除けをする際に覚えておいてください。
虫除けに効果のあるハーブはいくつもある
例えば、蚊を中心に考えた場合、
- レモンバーム
- レモングラス
- ゼラニウム
- ラベンダー
- レモン
- オレンジ
- ベルガモット
- ペパーミント
- ペニーロイヤルミント
- ユーカリレモン
- シトロネラ
- ピレスラム(除虫菊)白花
(蚊取り線香や殺虫剤として使われるハーブ) - タンジー
- フィーバーフュー(夏白菊)
- 蚊連草
など。
しかし、いくつもあって悩んでしまいますよね。
できれば蚊に一番効くものを使いたいのでいくつかリストアップしましょう。
蚊の虫除けに効果のあるハーブは?
- レモンバーム
- レモングラス
- ユーカリレモン
- ラベンダー
- ゼラニウム
- シトロネラ
- ペパーミント
- 蚊連草
この8種類がいいですかね。
でも、実際、香りなどを知らないと選ぶの難しいんですよね。
苦手なものだとストレスを感じてしまうので好きなものを選びたいところ。
香りを分けるとこんな感じです。
【柑橘系】
- レモンバーム
- レモングラス
- ユーカリレモン
- シトロネラ
【フローラル系】
- ラベンダー
- ゼラニウム(バラ系)
- 蚊連草
【メントールの爽やか系】
- ペパーミント
この種類からなら好きそうな香りを選ぶことができそうじゃないですか?
けれども、これらのハーブの効果には差があります。
特に蚊に対して一番効果のあるものは「蚊連草」、「ユーカリレモン」。
含まれる成分がポイントです。
一番蚊に効果のある成分は何か?
蚊に効果がある成分はこれらに含まれるシトロネラールという成分と言われています。
この「シトロネラール」という成分には、
- 忌避効果(きひこうか)
- 蚊の二酸化炭素察知能力を低下させる効果
この2つの効果が期待できるんです。
蚊連草について詳しく書いた記事がありますのでこちらをご覧ください。
少し補足すると
精油に含まれる芳香成分の1つ。
アルデヒド類に分類されます。
主な作用としては、
- 昆虫忌避作用
- 局所鎮痛作用
- 抗真菌作用
- 抗炎症作用
- 抗ウイルス作用
これらがあり、上記の忌避効果が昆虫忌避作用にあたります。
蚊に限らず、ダニなどが嫌う香りでもあるため様々な場面で使えますね。
ここまでで、蚊の虫除けに使えるハーブと、一番効果のある成分をお話ししました。
そこで、これらの中でどれが一番おすすめのハーブ&アロマなのかですが・・・
おすすめアロマはユーカリレモン
おすすめのアロマは「ユーカリレモン」になります。
ハーブは「蚊連草」です。
ペパーミントは2番目におすすめ。こちらはハーブでもアロマでもOK。
「ユーカリレモン」は柑橘系なので好きな方も多いと思います。
なぜ、「ユーカリレモン」が蚊の虫除けにおすすめなのかというと・・・
先程、シトロネラールという成分が蚊の虫除け効果に期待できるとお話しました。
このユーカリレモンの精油には、シトロネラールが65~75%含まれているんです。
他のハーブだと、
- シトロネラ:5~30%
- レモンバーム:~5%
など。
蚊が苦手な成分含有量の差が見てわかりますよね。
ここまで少し長かったかもしれませんが、蚊に効果の期待できる理由やおすすめのハーブ、アロマが分かったと思います。
では、このユーカリレモンのアロマを使った手作りスプレーの作り方をご紹介しますね。
手作りスプレーの作り方
用意するものは
スプレー容器と材料。
スプレーは100円均一に売っているもので大丈夫です。
持ち運びしたい方は、化粧品関連のところにある小さなスプレーが使いやすいと思いますよ^^
スプレーに使う材料
- 無水エタノール:5ml
- 水道水:45ml
- ユーカリレモンのアロマオイル:2~5滴
※「天然由来100%の精油」じゃないと効果が期待できません。
ですので使う時は、天然由来100%の精油と記載されているものを使ってください
※人体に直に使用する場合、柑橘系の精油には光毒性があるので、日中使用する物については、「FCF(フロクマリンフリー)」と表記のある精油を使用してください。心配だったり、わからなければ購入の際、店員さんに聞くか、ネット購入なら問い合わせしましょう。
ポイント!
アロマは精油、つまり油なのでそのままだと水と混ざりません。
よく振るという手もありますが、液体に馴染んでいた方が効果は期待できますね。
ですので、無水エタノールを入れることで油と水を混ざり合うようにします。
作り方
油と水を混ぜ合わせるために順番がポイントです!
- スプレー容器に無水エタノール5mlを入れる
- ユーカリレモンのアロマを5~10滴入れる
- 水道水を45ml入れる
※アロマオイル1滴は約0.05ml
ポイント!
無水エタノールの量は10%くらいにすること。
アロマの濃度は0.5~1%を目安に。
水道水45ml+無水エタノール5ml=50mlですのでアロマオイルは0.25ml~0.5mlという計算になります。
この割合を覚えておけばほかのアロマオイルでも応用できますね^^
作り置きはあまりおすすめできないので、少量作って2~3週間の間には使い切ってください。
もっても1ヶ月くらいですができれば早く使い切ったほうがいいです。
香りが強すぎると思ったら、アロマオイルの量をもう少し減らしてみてください。
効果も大事ですが、気になってストレスになってしまっては元も子も ありませんので、自分がいい香りだなぁ~と思える程度の濃度にしておきましょう。
おすすめアロマオイルの手に入れ方
一番おすすめするのは【プラナロム】のアロマオイル。
これは他のメーカーの同じものと比べたときに一番効果を実感できたからです。
ただし、値段が高い(・・;)
これがちょっとネックかもしれませんね。
また、環境によって虫の強さは変わりますし、期待できる効果も私のとは結果が異なることもあるので他のメーカーのものを使ってみてからでもいいかもしれません。
プラナロムのアロマオイル ユーカリレモンをAmazonで見てみる
上のリンク(Amazon)では、
【ユーカリレモン アロマ プラナロム】
というキーワードで検索しました。
他のメーカーのユーカリレモンアロマを探したいときは「プラナロム」を消して
【ユーカリレモン アロマ】
で検索してみてください。
たくさんでてきますよ^^
ペパーミントなどが手元にあるんだけどもっと簡単にできないの?
という方のためにペパーミントで虫除けスプレーを作る方法もあるのでぜひご覧ください。
使い方と注意点
肌や網戸、ソファなどに使うことで効果が期待できますが、
注意点としては、特に赤ちゃん、猫は気を付けましょう。
いくつか項目を挙げると、
- 赤ちゃんや小さな子供、大人もですが使う時はパッチテストをしてからにしましょう。
- 肌に異常が出たらすぐに使うのをやめましょう。
- 6か月までの赤ちゃんには直接肌に吹きかけないように。
- できれば洋服などに少量吹きかけて香りを周囲に漂わせることで虫除けをしましょう。
- 2~3週間で使い切ること。
- 妊娠中の方には基本的に使わないようにする。
パッチテストは、目立たない場所に少しだけ付けてみて大丈夫かどうか見るテストのこと。
特に赤ちゃんや小さな子供の場合、これは絶対にした方がいいです。
妊娠中の人には、レモングラスや今回紹介したユーカリレモンの作用に子宮に悪影響を与える作用があると言われていますので極力使用は避けてください。
そのかわり、ラベンダーを使うという手もあります。
少し、効果が落ちてしまうのは仕方ないですが、身体を大事にする方が優先です。
猫などの動物は大丈夫か?
そもそも、アロマテラピーは人間に使用されてきたもの。
猫や犬以外の動物向きではないんですよね。
中には動物向きで大丈夫なアロマなどもありますが、どのような影響が出るのかわからない部分の方が多いので基本的に直接吹きかけたり飼っている環境では使わないほうがいいです。
通常、人間の場合は精油成分が体内に入ったあと、血流により体内を巡ります。
最後は肝臓・腎臓などで代謝され、尿などで排出されますが、猫は精油成分を肝臓で代謝するのが未熟のようです。
つまり、肝臓や腎臓に負担がかかる恐れがあります。
ノミ除け用に使われるティートリー(ティーツリー)や今回紹介した柑橘系のオイルなどは症状に個体差もありますが、
- 低体温
- 運動失調
- 起立不能
- 脱水症状
- 昏睡状態
- 神経過敏
- 震え
などの中毒症状を引き起こす可能性が高いと言われています。
どうしても使いたい場合は、猫がいない時や別室、または濃度をかなり薄めにするなど気を付けたほうがいいですね。
でも、もし猫がオイルのかかっている部分を舐めてしまうと上記の症状が表れるかもしれないのでおすすめはしません。
まとめ
今回は、
- ハーブに虫除け効果がある理由
- 虫除け効果のあるハーブ
- 蚊の虫除け効果のあるハーブ
- 効果のある成分
- おすすめアロマ
- 手作りスプレーの作り方
- 使い方と注意点
これらについてご紹介させていただきました。
ハーブやアロマの香りは苦手なものもあるかもしれませんが、ブレンドすることで好みの香りに変えることもできます。
ブレンドという楽しみ方もハーブやアロマを楽しむ方法の1つですので、ぜひお気に入りの香りを見つけてみてください。
同じ香りをご自宅でずーっと使っていると、家の中にいる虫はその香りに慣れてしまい効果が弱くなる可能性があります。ですので、たまにはブレンドや他の香りに変えることも覚えておいてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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