ローズマリーって調べると本当にたくさん種類がありますよね。
でも、せっかく育てるなら食用で料理に使えるものを育てたいんだよなぁ。
香りがいいものにしたいし・・・。
と思っているそこのあなたに今回は
「食用におすすめの品種」と「ローズマリーの種類一覧」を紹介します。
数あるローズマリーの中でも料理に使えて香りがよく、おすすめのものを特徴も合わせてお話ししますね。
初めてローズマリーを育てる時に、
料理など使うならコレ!
という品種があるんです。
先に、種類の一覧をお見せすると長くなってしまうので
食用で私がおすすめする品種からご紹介しますね。
それでは、「食用で料理におすすめの種類」から見ていきましょう!
食用で料理におすすめの種類
食用で料理におすすめの種類は、
- トスカナブルー
- マリンブルー
これら2種類です。
トスカナブルー
おすすめはトスカナブルー。
立性(下記で説明)という性質では代表的な品種。
ピーンと縦に伸びています。
イタリアのトスカーナ地方で見られるローズマリーで、
葉色は少し明るい緑色、幅が広く、花が咲くと見事に薄青色の花が咲き乱れます。
花の最盛期は春先。
夏はほとんど花がつきません。
半耐寒性なので寒いエリアの方は室内に取り込む、マルチングをするなど管理が必要な品種になります。
そして、香りが強く料理に使われることが多いです。
マリンブルー
マリンブルーの性質は立性~半匍匐性。
ピーンと育ちながらも横に広がります。
花は濃いめの水色が咲き、丈夫で生育旺盛ですが、小さい頃はトスカナブルーと見分けがつきにくいです。
花の色も似ています。
しかし大きくなると半匍匐性を含むため、少し横に広がるので区別できます。
どちらも香りが強くしっかりと料理の風味づけに活躍してくれます。
また魚などの臭み取りにも香りが強い方が役立つのでこの2種類を紹介させていただきました。
それぞれの香りの特徴
ローズマリーの香りの特徴は、シソ科なので爽やかな中に少し甘い感じの香りがします。
ハーブティーにすると、香りと味で「あ、効いてるかも・・・」という効果を実感できますね。
トスカナブルーと、マリンブルーそれぞれの香りの特徴を書きたいところなのですが、
ほとんど同じです。
目隠してして香りを嗅いだらどちらかわからないほど同じです。
つまり、ローズマリーは品種が多いですが基本的には香りがほぼ同じなんです。
そして、少量でもかなり強い香りがするので使いすぎると料理などの味を台無しにしてしまうことも。
しかし上手く使えば、まさにビストロ料理!という西洋風の感じが出ますね。
フレンチ、イタリアン、ドイツ料理のソーセージなどによく使われるため、ヨーロッパに行って食事をすると大抵1回はローズマリーを使ったものを食べると思います。
クリスマスのチキンやポテトなどにも細かくして風味づけに使えますのでぜひ。
ローズマリーの種類
ローズマリーの種類はたくさんあります。
思いつくものを並べてみると・・・
- アープ
- ウッド
- カンファー
- クリスマスツリー
- グレースフルブルー
- ゴールデンレイン
- ゴリジア
- コルシカン
- サンタバーバラ
- シッシングハースト・ブルー
- セイレム
- セバンシー
- ダンシングウォーター
- ディープブルー
- トスカナブルー
- ドワーフ
- パープル
- パイン
- ハンティントンカーペット
- ピンク
- ファーンオークス・ハーディー
- フォータブルー
- プリムリーブルー
- ブルーボーイ
- ブルーラグーン
- プロストラータスブルー
- プロストレイト
- ベネンデンブルー
- ポルトグースピンク
- ホワイト
- マコーネルズブルー
- マジョルカピンク
- マリンブルー
- ミスジェサップ
- モーツァルトブルー
- リリーズブルー
- レックス
- ローズウッド
- ロゼア
- ロックウッドデフォレスト
- 日野春ブルー
この41種類だけでも一部です。
まるで交雑して今や1000種類以上に増えてしまったミントのようです(笑)
そして大きく分けて、性質には3種類あります。
ローズマリー品種の特徴
- 立性(たちせい)
- 匍匐(ほふく)性
- 半匍匐性(半立性)
それぞれを詳しく画像付きで見ていきましょう。
立性(たちせい)
枝が上の方向へ成長し、大きいものでは1m~2m程の高さまで育ちます。
葉っぱも3種類の中では一番大きいです。
<立性品種 一例>
- クリスマスツリー
- シッシングハースト
- セイレム
- トスカナブルー
- マジョリカピンク
- マリンブルー
匍匐(ほふく)性
高さ30cmほどまで成長。
3種類の中では一番葉っぱの大きさが小さいです。
高さがある所に植えると、垂れさがるように育ちます。
地植えをすれば地を這うように広がるためグラウンドカバーとして使われることもあります。
クリーピングローズマリーとも呼ばれます。
<匍匐性品種 一例>
- プロストラータス
半匍匐性(半立性)
立性と匍匐性を合わせたような性質。
最初は上に伸び、成長する段階で匍匐し始めます。
上にも横にも育ちます。
<半匍匐性品種 一例>
- モーツァルト
- ハンティントンカーペット
これらの種類は違いますが、育て方はほぼ同じです。
ローズマリーの育て方についてはこちら
見分け方
購入する際に、種や苗などのラベルに
- 立性(たちせい)
- 匍匐(ほふく)性
- 半匍匐性(半立性)
これらが書いてあるはずです。
または、ローズマリーの名前や花の色で見分けることもできます。
しかし、品種に関しては上記の3種類でも花が咲いていない状態では全く区別が付かない場合があります。
品種は違っていても見た目が似てるんです。
そのくらい品種が多く、パッと見かなり類似しているため、状態によっては見分けがつけられません。
なので、購入する際にきちんと調べて自分の育てようと思った品種を購入してください。
多分、プロでも相当難しいと思いますから。
また、園芸店や花屋さんでも、品種が書いていない場合もあります。
その時は店員さんに聞きましょう。
それでもわからないときは、ネットショップで名前が書いてある品種を購入した方がいいですね。
ネットでも「ローズマリー」としか書いていない場合はショップに扱っている品種を問い合わせる必要があります。
ちなみにスーパーで売っているローズマリーも「ローズマリー」と表記されていて品種はわからないものが多いです。
が、食用として販売されているのでその点は安心して料理に使うことができます。
問題は自分で育てるときですね。
ほとんどのローズマリーは食用として使えますが、育てるスペースのことを考えると立性で場所もとらずに育てやすい「トスカナブルー」を探しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は
- 食用におすすめの品種
- ローズマリーの種類一覧
これらについてお話ししました。
これから育てて、料理などに使いたい場合は香りが強く育てやすい、
- トスカナブルー
- マリンブルー
辺りを購入してくださいね。
匍匐性も食用にはできますが、育てる段階で地面に常についているローズマリーを食べるのもちょっと嫌じゃないですか?
それなら、ピーン!と太陽に向かってのびのびと大きくなっている種類の方が安心できます。
それに、香りが強いと使う分量も少しで済むので大きく育てれば何回でも使えますね。
また、料理だけでなく、ハーブティーや虫除けなどにも香りが強い品種を使った方が効果に期待できます。
それと「ブルー」という名前がついているので青い花が咲きます。
他にも、「マジョルカピンク」という品種もあるのでピンクの花が見たい方はこちらの品種もおすすめですよ。
品種はたくさんありますが、今回のお話を参考にぜひ使ってみてください。
またローズマリーの料理への使い方や効果についてこちらに書いていますので合わせてご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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