ローズマリーを料理に使ってみたいんだけど、使い方がわからない。
肉料理に使う予定なんだけど・・・。
いざハーブを料理に使ってみようと思ったとき、どうやって使えばいいかわかりませんよね。
そこで、今回は「ローズマリーの料理への使い方」について
- 生と乾燥、どちらで使うべきか
- 使うとどんな効果があるのか
- 料理への使い方
- 料理に使ったローズマリーは食べるのか
- 飾ってあったローズマリーは食べられるか
など、これらを合わせてお話しします。
最後まで読み進めていただければ、
料理をする時にどうやってローズマリーを使えばいいのか、
そして、効果も分かりますよ。
それでは「ローズマリーの料理への使い方」から見ていきましょう!
ローズマリーの料理への使い方
ローズマリーの料理への使い方は
- 枝のまま使う
- 葉だけを使う
これら2通りあります。
枝のまま使う場合は、
- 油で揚げて香りを付け、ハーブを外す。
- 飾りに使う
- 調味料に一緒に入れておく
など使い道があり、枝ごと使っているので後で取り除きやすいことがメリットですね。
葉だけ使う場合は、枝から葉を搾り取って使います。
こちらも枝ごと使う時と同様な使い道がありますが、
さらに、細かく刻んだりすることもできますね。
また、どちらも「臭みとり」に使うことができます。
ローズマリー1本のグラムは?
ちなみにローズマリー1本のグラムですが、
0.5~1gの間になると思います。
(画像のものは12cm)
画像は私の庭でとれたローズマリーですが、12月のため、葉も少なくなっています。
春から夏になると葉が増えるので同じ長さでも、もう少し増えるはずです。
また、これは枝を入れての重さなので葉だけだと1枝のグラムの量は0.3~0.5g程ですね。
- ローズマリー1本 枝付き(12cm):0.5~1g
- ローズマリー1本 葉だけ(12cm):0.3~0.5gほど
そして、1品の料理に1本使うのがいいと言われているので、グラムで測るときは「0.3~0.5g」を使うといいです。
ちなみに鶏肉料理で、鶏肉300gに1本使うといいと言われているので、
ということになります。
また、ローズマリーを料理に使うとき、ふと思うのが
- 生ローズマリー
- 乾燥ローズマリー
どちらを使った方がいいのかですよね。
この悩みを解決しておきましょう。
生で使うメリット・デメリット
生で使う場合は、自分で育てていないと使えませんよね。
もしくはスーパーに100~300円ほどで売っているパック。
簡単に手に入ります。
そこで、生ローズマリーのメリットデメリットをまとめますね。
メリット
生で使う時のメリットは、
- 葉が柔らかいこと
- フレッシュ感があること
主にこの2つ。
葉が柔らかいので、料理に使ったとき一緒に食べやすくなります。
ローズマリーは少しでも香りが強いので少量で使い、料理と一緒に気にせず食べることができるのは体の中からも効果を得られるのでいいですね。
またフレッシュ感があるので、肉料理のラム肉、魚料理など臭みをとりやすいです。
もちろん乾燥でも臭みは取れますが、生ハーブはフレッシュ感があるので爽やかさを楽しみたい場合は生ローズマリーを使いましょう。
デメリット
日持ちがしない事が一番の欠点。
生のローズマリーをオイル漬けなどにすれば日持ちのする香りの付いたオイルもできますが、そのまま料理に使うとなると話は別。
料理するときは数日前もしくは当日に手に入れましょう。
日持ちさせるには、水に挿して置いたり、茎に水で濡らしたペーパーを巻いて冷蔵庫に入れておいたりしますが、限界があります。
もっても1週間ほどでしょう。
水挿しの場合は1ヶ月くらい持つときがありますが、黒くなって来たり傷みやすいです。
乾燥で使うメリット・デメリット
乾燥ローズマリーの方が比較的簡単に手に入ります。
スーパーの「S&Bシリーズ」にローズマリーがあり、200円ほどで買えますね。
育てているのであれば乾燥させて保存しておけばいつでも使えます。
それでは、乾燥ローズマリーのメリットデメリットを書きますね。
メリット
- 長期保存、長期間使用できること
- いつでも使えること
- 加工しやすいこと
- 生より効果が数倍あること
これら4つが大きいです。
乾燥させているので保管の仕方によっては半年~1年は使えます。
常備しておけばいつでも使えますね。
しかも、粉末にすることもでき、塩と合わせればローズマリーソルトの完成です。
またハーブはシイタケなどのように乾燥させると効果が数倍になるものばかり。
ローズマリーも乾燥は生より効果に期待できます。
一緒に食べてもローズマリーティーにしても生より効果があるのは良いですね。
デメリット
少し硬くて口に残る
これぐらいでしょうか。
料理に使う時、気になるのってローズマリー自体が食べられるのか?ですよね。
そんな時、乾燥ローズマリーは少しパラパラしているので口に残ります。
口に残ると歯に挟まったり、ローズマリーだけを噛んでしまったときにせっかくの料理の香りがローズマリーに負けます。
これの解決策は、
- 包丁で細かく切るか
- 粉末にするか
- 香りだけつけておいて外すか
これらの方法で解決できます。
全体的に見ると乾燥の方が使い勝手はいいかもしれないですね。
生と乾燥どっちを使うべきか
生と乾燥ハーブの違いをまとめてみましょう。
ローズマリー | 生 | 乾燥 |
メリット | 葉が柔らかい フレッシュ感がある |
長期保存、長期間使用できること いつでも使えること 加工しやすいこと 生より効果が数倍あること |
デメリット | 日持ちがしない | 少し硬くて口に残る |
生の方がフレッシュ感はありますが、乾燥の方が香りが強いです。
ですので料理に少量で香りを付けたい場合は乾燥の方がいいですね。
ということでまとめると、
【生ローズマリー】
買ってすぐに使う、フレッシュ感を楽しみたい方におすすめ。
【乾燥ローズマリー】
一回手に入れたら長期間保管しておいて、使いたいときに使いたい!という方におすすめ。
自分の好みの方を使ってくださいね。
肉料理、魚料理への使い方
基本的には、
- 風味つけ
- 臭みとり
この2つで使います。
料理で使う際は、
- 牛肉料理
- 豚肉料理
- 鶏肉料理
- ラム肉料理
- 魚料理
これらがありますが、特にラム肉や魚料理(白身魚)など臭いが気になる食材に使いやすいですね。
肉に使う場合は、細切れなどカットしてある肉よりも、ステーキやブロックサイズの豚肉、ローストチキンの風味つけによく使います。
西洋風のビストロ料理!という感じでちょっとおしゃれな料理ができますよ。
その方法は、
- バターと合わせる
- 油に入れて香りだけ移す
- 油と混ぜて火を入れる前に食材に塗り、香りをつける
- 調味料と一緒に混ぜてしまう
- 飾りにする など
ローズマリーの料理への使い方は大体上記の5通りなのであとはアレンジして使ってみましょう。
別記事でレシピを書いていますのでそちらをご覧ください。
次は効果について。
ローズマリーを料理に使ウトどんな効果があるのか覚えておきましょう!
料理に使うとどんな効果がある?
使い方で少しお話ししましたが、料理に使う効果は、
- 風味つけ
- 臭みとり
この2つです。
もともと消臭効果、抗菌作用があるのでラム肉や魚の臭いとりにはローズマリーはうってつけです。
バジルやローリエ、タイムなど他のハーブもいいですが、香りの強いローズマリーは少量で臭みをとることができますね。
生と乾燥の違いを上手く使ってあなた好みを見つけてください。
私のおすすめは乾燥ローズマリーを使うこと。
いつでも使えるのと、生より香りが強いので少量で風味つけ臭みとりができるからです。
体にはどんな効果があるのか?
ローズマリーの効能効果には、
- 頭をスッキリし、集中力・記憶力アップ
- 抗酸化・収れん作用で肌の引き締めからの美肌効果
などがあります。
実は、勉強をしている受験生や、肌が気になる女性にもピッタリの食材なんですね。
特に記憶力に関しては実際に海外で実証されたデータもありますので集中力をアップさせたり老化防止としても効果的なハーブと言えます。
肉や魚の臭みとりもできて身体には老化防止の効果が期待できるなんてすごいですよね。
次は、誰もが思う疑問についてお話していきます。
料理で使ったローズマリーは食べる?
料理で使ったローズマリーは、
食べるのか、食べないのか。
これ気になりますよね。
実は・・・
ローズマリーは食べられます。
(葉は食べますが枝は食べません)
でも、
- 枝ごと使った場合、外すと思ったより香りがついていない
- 葉だけを使うと焼いているときに焦げる
- 食べるときは邪魔、食べにくい
などの悩みや疑問が出てきて、「結局どうするのが一番いいの!?」
みたいになります。
食べるか、食べないかは人それぞれです。
食べることで体の中から効果を感じることはできますが、香りが強すぎて多分そこまで食べられないと思います。
ですので、少量ついているものを食べるか、外して香りを楽しむのがいいですね。
枝ごと使った場合にあまり香りがついていないのは、香りの付け方が問題。
フライパンで油を敷き、ローズマリーを入れる。
少しの間、揚げてローズマリーが焦げる手前に取り除く。
ニンニクでよくやるのですが、これで油にローズマリーの香りがつきます。
他にも、ローズマリーをそのまま肉などにつけるより、油と混ぜて付けるか、調味料などと合わせてつけることで香りが全体に広がり素材につきやすくなります。
焼くときに焦げるのは、仕方ないと思うか調理前に外すしかないですね。
食べるときに邪魔になるようなら、最初にもっと細かく刻んでおくか枝で使うようにして香りだけを付け、食べるときには外すのがいいと思います。
料理を作るときに、
- 一緒に食べることを考えて作るか
- 香りだけを楽しむ料理を作るか
これらを考えて作り始めるといいですよ^^
私のおすすめは、
- 粉末にして食べやすくし料理に合わせる
- 香りだけを移してローズマリー自体は食べない
この2通り。
どちらかでいつも料理をしています。
飾りのローズマリーは食べられる?
レストランなどで出される料理には、ときどきローズマリーが飾ってありますよね。
そこで、食べるか、外すか。
食べ方を迷います。
このローズマリー、実は・・・
食べられます!
が!
食べない方がいいです。
お店としても、食べるために飾っていません。
あくまで香りとして、飾りとして使っています。
見た目に緑色を入れることで綺麗に見せているんですね。
そして、料理にも風味を軽くつけています。
ですので、きれいなローズマリーが料理の上にのっているときは食べずにお皿の端に避けておきましょう。
食べてもいいですが、香りが強いので口の中に残ります。
せっかくのおいしい料理がローズマリーの香りになってしまうのでやめておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。
今回は
- ローズマリーの料理への使い方
- ローズマリー1本のグラム
- 生と乾燥どっちを使うべきか
- 肉料理、魚料理への使い方
- 料理に使ったときの効果
- 体への効果
- 料理で使ったローズマリーは食べるべきか
- 飾りのローズマリーは食べられるのか
これらについてお話ししました。
ローズマリーを料理に使う時は「1品に対して1本(約10cm)」を使うといいです。
またグラムで使うなら「0.3~0.5g」と覚えておきましょう。
また、生と乾燥両方とも使うことができますが、これは好みがあるのでフレッシュ感をとるか、いつでも使えて香りが強い方をとるか、色々と料理に使って試してみるといいですね。
私のおすすめは乾燥ですが、自分でローズマリーを育てているなら、時々フレッシュ感を楽しむのもいいと思いますよ。
あとは、無理に食べる必要はありません。
自分で調理するときは、事前に
- ローズマリーも食べる料理なのか
- ローズマリーは香りだけにするのか
これを考えて作り始めましょう。
一緒に食べる料理なら細かくしておいた方が食べやすいですからね。
香りだけ楽しむのなら後で取り除きやすいように枝ごと使うなどの工夫をしておきましょう。
今回のお話を参考にぜひ、日常生活にローズマリーをとり入れてみてくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント
とても参考になりました。
質問なのですが、乾燥の方が効果が高いのというのは水分が減って同じ1gでも使う葉の量が増えるからですか?
それとも乾燥させる事で何か物質に変化が生じるのでしょうか?
毎日フレッシュローズマリーティーを飲んで効果を実感しています。
乾燥の方が効果が高いならそちらにしてみようかと思うのですが。