バタフライピー?なにそれ?
「ピー」ってなんなの?
青い花?ハーブなの?
「バタフライピー」とタイで聞く「アンチャン」って違うの?
そんな疑問が浮かぶあなたは、もしかして・・・
インスタグラムやTwitterなどのSNSでモデルさんとかがよくアップしているグラスやカップに入った青い飲み物、気になっていませんか?
実は私も気になっていました。
ダイエットに良いとか、美容に良いとか。
ですよね。
バタフライピーは私の興味を掻き立てたので、早速購入もして色々調べましたよ。
そこで、気になっているあなたに、今回は「バタフライピーとは?」をテーマにお話しさせていただきます。
読み進んでいただければ「へぇ~、なるほど。」と思うはずです^^
最初に少しお話しすると・・・
バタフライピーとはタイでポピュラーな青い花のハーブです。
日本では2017年にやっと注目され始めたものなのでまだまだ知らない人も多いですね。
とても綺麗な青色をした花は、その特徴を活かし様々なものに使われています。
バタフライピーについて調べていく中で、
- 名前の由来
- 青い色の正体
- 花言葉
なども分かったので気になる方は、ぜひご覧ください。
それでは、「バタフライピーとは一体どんな花なのか?」見ていきましょう。
バタフライピーとは?
と、気になる青い花のバタフライピー。
その色鮮やかで不思議な、とても魅力のある花は一体どんな花なのでしょうか?
調べてみると、いろんなことが分かりました。
原産は東南アジア
まず、原産地は東南アジア、インド。
熱帯地域や、亜熱帯地域などの暑い場所に野生化しています。
ですので、生活の一部としても当たり前のように目にするタイでは公園や庭先などでも見かけることができます。
暑い場所の温室では年間を通して毎年花を咲かせてくれる多年草。
逆に耐寒性が無いため寒いところでは育てるのが困難です。
原産国がアジアと言いましたが、日本にはいつ伝わってきたのでしょうか。
日本には江戸時代に伝わった
さかのぼること、江戸時代まで・・・。
その江戸時代の末期に渡来して広まったそうです。
1603年~1868年の間の末期ですので1800年以降でしょうか。
そう考えるとまだまだ新しい感じもしますね。
日本でも栽培されているのか?
日本は、
北は寒く、南は暑い。
夏は暑く、冬は寒い。
となると、耐寒性のないバタフライピーを育てることは難しいと思えます。
でも、夏だけ育てる地域もあるようで、その地域では一年草として扱われています。
一番適していそうなのは沖縄県ですよね。
調べてみると、沖縄県の八重山諸島にある島、「竹富島(たけとみじま)」などでも栽培しているようです。
と思いますよね。
竹富島は、石垣島と西表島の間に挟まれている島で、地図で見ると、台湾が目と鼻の先にあります。
台湾でもよくカフェなどにあることから、身近なところだと年間の気温も似ているこの周辺で栽培されているようですね。
大きさは?どのくらい育つ?
バタフライピーは蔓(つる)性なので草丈が100~200cmくらいになります。
結構大きく育つので、パッと見、青い花が咲いていれば目に付きそうですよね。
葉にも特徴がある
そして、葉にも特徴があります。
小さく少し丸めの鳥の羽のような形をした先のとがった楕円形。
画像のように左右にいくつか小葉が並び、先に一つ小さい葉がついて1枚の葉が構成されています。
また、5・7枚で構成されるようなので、「奇数羽状複葉(きすううじょうふくよう)」と呼ばれています。
1枚の小葉が葉ではなく、並んだ小葉全部で1枚の葉になるんですね。
他にクルミやフジなどが同じ葉の構成をするみたいです。
開花時期は?花はいつ咲くのか?
開花時期は6月から10月くらいなので、よく同じ青い色で比べられるマロウブルー(ブルーマロウ)と同じ時期に咲くことになります。
夏に沖縄、竹富島へ旅行すれば見ることができそうですね。
実際はハイビスカスのようにそこまで大きな花ではありませんが、旅行先で見かけたときには、きっと暑い太陽の下で涼しげな色をして風に揺られる青い花に癒されると思います^^
ちなみにマロウブルーはこんな青い花です。青というより紫色ですけども。
私もハーブティーのために育てているのでパシャっと撮ってきました^^
花の形は似ていませんが、同じ青い色のハーブとして注目されています。
先程の画像を見ると、バタフライピーは葉の脇に名前の由来ともなっている蝶のような形をした3~5cmの青い花がついているのが分かります。
そして、花はエディブルフラワーとしても使われています。
他の部分の葉は飼料、未熟な莢(さや)は食用になります。
食用花。
デザートなどで飾ったり、ゼリーの中に入れて見た目も豪華なものにすることがある。
バタフライピーの花の色は?
画像を見ての通り、花は青い色をしています。
しかし、変種で白い花やピンク色の花を咲かせることもあるようです。
「バタフライピー」の名前の由来は?
由来って大体、形から来ることが多いイメージがありますけどどうなんでしょう?
ちょっと考えてみると、「バタフライ」と「ピー」ですよね。
バタフライは「蝶」というのがなんとなくわかりますが、
「バタフライピー」の「ピー」ってなんだか気になります。
・・・
・・・カチカチ(ネットで調べている音)
・・・!?
「ピー」は英語で「pea」。
つまり、えんどう豆という意味でした。
実際、育てると分かるのですが、えんどう豆のような↓こんな感じのものができます。
そして、「バタフライ」も「Butterfly」という英語。
「蝶」という意味ですね。
では、花の形をもう一度見てください。
鮮やかでとてもきれいな青色、貝殻のような形をした花が「Butterfly」。
そう、蝶に似ていることから「バタフライピー」と呼ばれるようになったと言われています。
「pea(ピー)」は花の咲いた後に実る、えんどう豆のようなものから来ているのではないでしょうか。
そして、「バタフライピー」と呼んでいますが他にもいくつか呼び方があるようです。
他の呼び名は?
日本では、和名「蝶豆(ちょうまめ)」とそのまま「バタフライピー」を直訳して呼んでいます。
ちなみに「バタフライピー」がポピュラーなタイでは、
タイ語で「Dok Anchan(アンチャン)」と呼ばれています。
また、「Blue Pea(ブルーピー)」とも呼ばれます。
- 英語:バタフライピー、ブルーピー
- 日本語:蝶豆(チョウマメ)
- タイ語:アンチャン
ということですね。
この、青い花「バタフライピー」はどんなことに使われているのでしょうか?
タイではかなり一般的な存在なので、そのタイにスポットを当てて見てみましょう!
タイなどの東南アジアでは主に何に使われているのか?
天然色素として着色料に使うにはオーガニックで安心できるため、かなり幅広く使われています。
特に30~40代の女性に人気。
それもそのはず、バタフライピーの青い花をハーブティーにして飲むと、若く美しくいられると言われているからなんです。
ハーブティー以外にも全体的にどんなことに使われているのでしょうか。
タイでは青い花の部分を主に使っているようで、用途は
- 石鹸やシャンプー
- 化粧水
- ハーブティー
- アイスハーブティードリンク
- お米など料理の着色
- お菓子の色付け
- 布の染料
- 黒髪の艶出し
- 白髪染め
など、健康のためのハーブとして利用されているようです。
料理に使われているというのが驚きました!
調べると「青いご飯」出てきましたからね(笑)
私たち日本人からすれば「青いご飯」なんてあまり考えられないじゃないですか。
食欲抑制効果のある色でもありますし。
実際、目の前に出てきたら箸が進まなそうです。
(;´∀`)
でも、タイ南部ではカオヤムという料理があります。
バタフライピーの青い汁で炊いた青いご飯を使い、色々なハーブやスパイスを混ぜて出来上がりという料理。
日本ではちょっと毛嫌いされるかもしれませんが、青いご飯が印象的で鮮やかなこの料理はおもてなしにはピッタリの料理だそうです。
でも、一部だけなのか調べても青いごはんを使っているカオヤムは少ししか見かけませんでした。
実際タイに行ってみても、カフェではバタフライピーを使った青いドリンクが出てきますが「青いご飯」はあまり見かけませんでしたね。
私はカオマンガイばかり食べてました(笑)
↓ ↓
ところで、どうして青いのか気になりませんか?
私も気になったのでその青い色の正体を調べてみました。
青い色の正体は?
青い色と言えば何を思い浮かべますか?
マロウブルー・・・?
これはハーブですがちょっとマニアックですぐには思いつかないかもしれませんね。
では、「疲れ目にいい」と言ったら何でしょうか?
あ、今、あなたの頭によぎった果物。
そうです、ブルーベリー!
バタフライピーは、ブルーべリーや赤ワイン、紫キャベツなどに含まれる抗酸化物質ポリフェノールの一種、「アントシアニン」が主成分です。
ですので、目の疲れ以外にも美容と健康に効果をもたらす有効成分が豊富に含まれているんですね。
抗酸化作用があることから老化対策のアンチエイジング効果も期待できます。
ですので、タイのカフェでは、当たり前のようにドリンクメニューにあるようです。
青い色の正体は、アントシアニン色素なのでレモンやライムなどクエン酸に反応し酸性になるので「紫色」に変化します。
もう少し詳しくお話するとアントシアニンの一つで紫赤色を構成している「デルフィニディン」という成分が多いです。
炭酸(ソーダ)や重曹を入れるとアルカリ性になるので「紫→青」に変化します。
バタフライピーは、こういった色の変化も楽しめるんですね。
青い色の正体は「アントシアニン」でした。
バタフライピー(蝶豆)の花言葉は?
バタフライピー、蝶豆(ちょうまめ)にも花言葉はあります。
青い色をした花は、冷たさや沈黙、切なさを表しそうなイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?
その花言葉は・・・
「小さな恋」
ですよね。
色からはさすがに想像がつかない花言葉でしたね。
多分ですが、男性というよりも、学名などから女性をイメージしてつけられた言葉なのかなぁと思います。
もし、あなたに好きな男性がいたら誕生日か何かのお祝いの時にプレゼントとバタフライピーを一緒にプレゼントするのもいいかもしれませんね。
友達同士だけど、いつの間にか気になる人になってて・・・
そんな時に、
「はい、これ♪」
なんて渡すのもおすすめです^^
「小さな恋」が始まって毎日ドキドキして、それがだんだん大きくなっていって。
告白するときに、
女の子「あの時の青い花、覚えてる?」
男の子「う、うん・・・。(どうしたんだろう急に。)」
女の子「実は、あの花には花言葉があってね・・・」
男の子「そうなんだぁ・・・。(なんかもじもじしてる?)」
女の子「あのね・・・」
男の子「・・・・・・。」
女の子「・・・小さな恋、って意味だったんだよ。」
男の子「!? え・・・」
男の子「でも、俺ら友達同士だし・・・でも・・・あの・・・」
女の子「うん、わかってる・・・、でもね・・・わたしね・・・」
男の子「・・・・・・。」
女の子「・・・・・・。」
この続きはご想像にお任せします(笑)
(ヤバい、なんか書いてたら妄想に入り込んでしまったw)
ということで、バタフライピーの花言葉は「小さな恋」でした。
花が無いときはバタフライピー関連のグッズもおすすめですよ。
そういえば「名探偵コナン」にも登場したバタフライピー
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は、あの「名探偵コナン」にバタフライピーが登場していました。
まだ全然注目もされていないときですので、見逃してしまっても仕方ないです。
84巻の770話・771話「ギスギスしたお茶会」でトリックの一部として出ていますので気になる方は読んでみてください。
漫画だと色が分かりにくいですがアニメでも放送されました。
見た人は、
「へぇ~そんなのあるんだ~」
「アニメの中の話でしょ・・・え!?調べたらホントにあった!!」
という感想をTwitterなどでつぶやいていました。
ネタバレになってしまうので内容は伏せておきますが、コナンと言ったらトリック。
色が変わる性質を利用しているシーンがあった、とだけお話ししておきます。
これをキッカケにか、有名紅茶店『カレルチャペック』とのコラボレーショングッズも発売されているようです。
これは、かわいいw
興味のある方はこちらからどうぞ。
→【カレルチャペック 紅茶店 × CoCo-Hico】☆コナンコラボ カラートリックティー ティーバッグ 8P缶入☆
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
- バタフライピーとは?
- 「バタフライピー」の名前の由来
- 他の呼び名
- 主に何に使われているのか?
- 青い色の正体
- バタフライピー(蝶豆)の花言葉
- 「名探偵コナン」にも登場したバタフライピー
など、これらについてお話しさせていただきました。
日本には江戸時代に伝わっていたり、タイではポピュラーなハーブだったり。
青い色の正体はアントシアニンで色の変化を楽しめることも分かりました。
シャンプーや石鹸、料理やお菓子などに使われるバタフライピーですが、ハーブティーにした時は、ほとんど癖のない味で見た目も青くてきれいなバタフライピーティー(アンチャンティー)になるんです。
しかも、効能も美肌効果があるとか・・・。
暑いときには見た目で涼しい気持ちに、そして飲めば心も身体もきれいにしてくれるなんてとても魅力的なハーブですよね。
アントシアニンが含まれているので、パソコン作業など目をよく使う仕事をして疲れている方にはオススメ。
また、ダイエット効果があるとかでモデルさんに限らず、世の中の女性たちがインスタグラムやTwitterなどSNSで注目を集めています。
こういった通販サイトもあります。
私が最初に手に入れたのも神秘のハーブティーという所です。
「名探偵コナン」という有名漫画でも使われましたし、だんだんと日本でも認知されるようになって来ることでしょう。
2017年以降は一般的にハーブの仲間として、もっと手軽に手に入るようになるかもしれませんね。
今回のお話があなたのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
バタフライピーの詳細情報を載せておきますね。
バタフライピー詳細情報
※画像はドライバタフライピー
分類 | マメ科クリトリア属 蔓(つる)の性植物 多年草 |
和名 | チョウマメ(蝶豆) |
別名 | Dok Anchan(アンチャン)タイ語 |
学名 | Clitoria ternatea(クリトリア・テルナテア) |
英名 | Butterfly Pea(バタフライピー)/Blue Pea(ブルーピー) |
原産地 | 東南アジア・インド |
使用部分 | 花、葉、莢(さや) |
備考 | 分類属名の 「Clitoria(クリトリア)」 は ギリシャ語の「clitoris(女性の性器)」からきています。 花の形をたとえたものと言われています。 |
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