今回は、ハーブの「エキナセア」を使った簡単お菓子レシピをご紹介!
誰にでも作れるクッキーを画像付きで解説していきます。
ハーブの分量や種類を変えればローズマリーやラベンダーなど他のハーブでも作れるのでぜひ参考にしていただければと思います^^
また、タイトルに「虫歯にならないクッキーってほんと?」とありますが、お菓子のクッキーを食べて虫歯にならないっておかしなお菓子ですよね~(・・・す、すべったw)
実際はどうなのか?その理由も合わせてお話しします。
それでは、作り方の前に「エキナセア」がどんなハーブなのか簡単に説明しますね。
エキナセアとは
エキナセアとは、「インディアンハーブ」とも呼ばれ昔から北米先住民に愛され大切にされてきたハーブです。
まだ医学などが発達していない時代、このエキナセアが伝染病や毒蛇に噛まれた時の解毒や治療薬として使われ、生活に欠かせないものでした。
そんなエキナセアは「免疫力を高めるハーブ」として現在でもアメリカでは常にベスト3に入るほど人気のあるハーブ。
風邪やインフルエンザにエキナセアのハーブティーが用いられます。
エキナセアクッキーの作り方
それでは、人間の免疫力をアップしてくれるエキナセアを使い、食べやすいようにクッキーを作ったのでここからは作り方とポイントを解説していきます。
エキナセアだけだと草木の香りや仕上がりの味が気になったので今回は、カモミールを1:1で合わせています。
材料
直径9cmの抜型で15個分くらい
- バター:125g
- 砂糖(グラニュー糖):100g
- 卵:2/3(1個を50gとした場合33g)
- 牛乳:7.5cc
- 薄力粉:250g
- エキナセアの葉:小さじ1/2
- カモミール:小さじ1/2
※ローズマリーやラベンダーで作るときは香りが強いのでもう少し量を減らした方が良いです。
【つやだし用】
- 卵白:少量
- 水:少量
ご家庭で作るのであればちょっと分量的に多いかもしれないのでさらに半分にしてもいいと思います。
エキナセアは使用部分が「葉・茎・根」とありますが、茎と根は堅く、クッキーに入れると口に残りやすいので葉だけを使用しました。
作り方
※オーブンを上火170℃、下火160℃に温めておく
1、エキナセアとカモミールをミルサーで細かくする
2、薄力粉をザルでふるってハーブと合わせておく
3、バターを触って簡単に指跡が着くくらい柔らかくなるまで常温で置いておくか、レンジで温める
※液体状に溶かし過ぎると仕上がりが少し硬く「ガリッ」としたクッキーになります。
4、そこにグラニュー糖を入れ混ぜる
5、全体に混ざったらそこに溶いた卵を入れて混ぜる
6、この生地に粉とハーブを入れサックリ混ぜる
7、ゴムベラですくって落として切るように混ぜるのを繰り返すと全体がまとまり始め、黄色くなるので画像のような状態まで混ぜたらまとめる
8、乾燥しないようにラップに包んで冷蔵庫で1時間以上寝かす
9、台に取り出し、一度軽く練ってまとめ、厚さ1.5mmに伸ばす
10、型で抜いて鉄板にのせる
※余った生地も2番生地、3番生地になりますがまとめて再度伸ばし、肩で抜きます。
11、表面のつやだし用に卵白と水(3:1くらいでOK)を混ぜて溶き、刷毛で塗る
※今回はカモミールとの相性がいいオレンジオイルを少量加えました。
※水を減らし卵白の濃度を濃くするとその分、艶が出ますが焼き上がり後にポロポロ取れやすくもなるので少し水で薄めたほうがいいです。
卵黄でやると黄色く、焦げやすく、もっとテカリが出ます。
お好みでどちらを使っても構いませんし、全卵でもつやだしはできます。
12、上火170℃、下火160℃で10分焼く
※オーブンやご家庭のオーブンレンジなどで時間は前後すると思いますので10分くらいを目安にあとは良い色が付くまで焼いてください。
13、冷めたら完成です!
ぜひ作ってみてくださいね。
食べた感想
食べた感想は、おいしかったのですが「エキナセアどこ行った?」という感じになってしまいました(笑)
パッと見た目はエキナセアの葉が粒々しているのですが、食べてみるとほのかにカモミールの香りがするだけ。
エキナセアが入っています!と言われないと分からないです。
ハーブティーにしても元々そこまで特徴が無いので、正直いうとクッキーには向いていないかもしれないですね。
カモミールやローズマリー、バジルやミントなど香りの強いものを使わないと焼いた時に飛んでしまうので今回は試作も兼ねて作って私も勉強になりました。
今回のハーブの分量は、カモミールを合わせていますがハーブクッキーはオイルとは違い、香りが安定していないので鮮度によっても香りの強さが変わります。
ですので、出来れば香りの強いものを使ってください。
無ければ、ハーブ関連のオイルを使えば香りを楽しめます。
オイルの注意点
ここでお話しているオイルですがエッセンシャルオイル(精油)ではありません。
精油は絶対に飲んではいけないもので、経口毒性があり、最悪、体を危険にさらします。
オイルと言ってもきちんと食用を使ってください。
途中登場したオレンジオイルも食用です。
ちなみに、
- バニラエッセンス
- バニラオイル
- バニラフレーバー
など、同じバニラでも3種類ありますが、これらは
- エッセンス:生菓子用(熱に弱い)
- オイル:焼き菓子用(熱に強い)
- フレーバー:生・焼き両方用(耐熱性もありどちらにも使える)
このように分けられます。
お店ではそれぞれを使い分けしますが、ご家庭ではフレーバーが1つあれば何にでも使えるのでおすすめです。
もっとハーブ感を出す方法
今回は、エキナセアとカモミールを小さじ1/2ずつ入れました。
ですので、これを1種類のハーブで小さじ1杯入れればハーブ感を出す事が出来ます。
ただし、色々作って思ったのはあまりハーブの香りが強すぎるとせっかくのクッキーのおいしさを邪魔するのでほのかに香る程度が良いかなと思います。
エキナセアの効能
エキナセアには免疫欲をアップさせる効果があるとお伝えしました。
抗ウイルス作用、抗菌作用、抗炎症作用などがあり、風邪やインフルエンザ、花粉症、喉の痛みなどの炎症にも使えます。
そんな薬のようなハーブですが、虫歯になりにくくする効果があるんです。
虫歯にならないクッキーってどういうこと?
虫歯にならないクッキー・・・
そんなお菓子があったらお腹いっぱい食べちゃいますよね(笑)
実は、ハーブティーにすることで虫歯予防ができるという研究結果があるんです。
虫歯になる流れは・・・
虫歯のもとになるミュータンス菌という菌がいるんです。
その菌が作る酵素が、食べ物に含まれる糖を分解し、ねばねばした歯垢を作ります。
そこに付着した菌が糖を分解する時に出る酸で歯を溶かし、虫歯になる・・・
というわけです。
しかし、エキナセアが歯垢の生成を40~50%抑えたというんですね。
さらに虫歯の原因になるミュータンス菌の抑制にも成功したとのこと。
つまり、エキナセアは虫歯を予防してくれる!と言う事になり、お菓子のクッキーを食べても虫歯にくい!と言う事になる!
と思いたいのですが、これはあくまでハーブティーのお話でクッキーに焼き込んでしまうとほとんど効果を得られません。
焙煎してしまっているようなものなので、口内ではクッキーの糖分の方が強いですね。
体内に入ってからは多少効果があるかもしれませんが、気持ち程度の効果になってしまいそうです。
エキナセアの効能に虫歯菌抑制効果があると研究によって発見された内容に関してはこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、
- エキナセアとは
- エキナセアクッキーの作り方
- 食べた感想
- オイルの注意点
- もっとハーブ感を出す方法
- エキナセアの効能
- 虫歯にならないクッキーってどういうこと?
これらについてお話ししました。
虫歯予防もできるエキナセアで虫歯になりにくいという不思議なクッキーを作れたら面白かったんですけどね。
実際作って、色々調べていたらハーブティーなどじゃないとしっかり効果を得られないようでした。
残念・・・。
でも、おいしいクッキーができました。
今回の配合は応用が利き、香りの強いハーブなら少し入れる量を減らすだけで簡単にクッキーができます。
バタフライピーのパウダーを使えば青いクッキーも出来そうですね^^
ぜひ、ハーブを使ったハーブクッキーを作ってみてください。
画像での説明なので、もし何か細かい部分で分からないことがあれば気軽にコメント下さい。
今回のお菓子レシピがあなたのお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント