おしゃれな鉢植えとして人気のユーカリ。買ったときは小さくても、驚くほど早く大きくなる木です。
この記事では、ユーカリの育て方と、小さく保つコツをまとめました。

先に結論
ユーカリは成長が早い常緑樹。家では鉢植えにして、生育期の摘心・剪定で高さを抑えます。
置き場所は日当たりと風通しのよい場所。水はやや乾燥ぎみに、ただし鉢植えの水切れには注意。
根をいじられるのが苦手なので、植え替えは慎重に。寒さへの強さは品種によって大きく違います。
ユーカリの基本
- 科……フトモモ科ユーカリノキ属
- 原産……オーストラリア、タスマニア島など
- 性質……常緑高木。生育が速く、丈夫
- 暑さ……強い/寒さ……品種による
- 苦手なもの……多湿、根をいじられること
品種ごとの特徴や、香りの楽しみ方はユーカリとは?でご紹介しています。
苗の選び方
- 品種名が書かれた苗を選ぶ(寒さへの強さや大きさが品種で違う)
- 葉の色がよく、下の葉まで落ちずについているもの
- ポットの底から根がびっしり出すぎていないもの(根詰まりしていると植え替えで弱りやすい)
- はじめてなら、ポポラスやグニーのような、比較的丈夫で流通の多い品種が安心
植えつける鉢は、最初から少し大きめにしておくと、植え替えの回数を減らせます。根をいじられるのが苦手なユーカリには、そのほうが負担が少なくて済みます。
置き場所
- 日当たりと風通しのよい場所がいちばん。半日陰でも育つ
- 室内だけで育てるのは難しい。日光が足りないと弱りやすいので、基本は屋外
- 湿気がこもる場所は避ける

おしゃれだから部屋に置きたいけど、室内じゃだめなの?

ユーカリは太陽の光が大好きな木です。室内に飾るなら、切り枝やドライで楽しむのがおすすめですよ。
水やり
- 基本はやや乾燥ぎみに
- 生育期(春〜秋)は、土の表面が乾いたらたっぷり
- 冬は成長がゆっくりになるので、控えめに
- 地植えは、根づいてしまえばほとんど不要
鉢植えは、根がいっぱいになると急に水切れしやすくなります。乾燥ぎみが好きとはいえ、夏に鉢がからからになると葉が落ちてしまうので、土の乾き具合はこまめに見てください。
用土と肥料
- 用土……水はけのよい土。赤玉土7:腐葉土3が目安。市販の「オージープランツ用の土」も使える
- 肥料……それほど必要ない。植え替えのときに土に少し混ぜておく程度で十分
★小さく保つ:摘心と剪定
高さを抑えるコツ
- 春〜秋の生育期に、伸びた枝の先を摘む(摘心)
- 高くなりすぎたら、生育期に切り戻す
- 切った枝は、そのままスワッグやドライに使える

切った枝でスワッグが作れるなら、剪定も楽しみになるね。
剪定や枝を扱うときは、手袋をして作業してください。葉の成分で手がかぶれることがあります。
植え替えは慎重に
ユーカリは、もともと根をまっすぐ深く伸ばす性質があり、根をいじられるのが苦手です。
- 鉢植えは2〜3年に1回、生育期の4月〜8月上旬ごろに植え替える
- 根鉢は崩しすぎない。ひとまわり大きな鉢へ
- 地植えから掘り上げて移すのは失敗しやすい。地植えにする場所は最初によく考える
冬越し:寒さへの強さは品種しだい
- グニー・ポポラスなど……比較的寒さに強く、暖かい地域なら戸外で冬を越すことも多い
- レモンユーカリ……寒さに弱い。冬も5℃以上が必要とされ、室内に取りこむ
苗を買うときは、品種名と寒さへの強さを確かめておくと安心です。寒い地域では、鉢植えにして冬は軒下や明るい室内へ移します。
ふやし方
- さし木……6〜7月。根がつきにくいので、多めに挿す
- 種まき……4〜5月
気をつけたい病気
うどんこ病が、春から秋に出やすくなります。葉に白い粉のようなものがついたら、早めに取り除きます。風通しをよくしておくことがいちばんの予防です。
ペットがいる家では
ユーカリは、犬・猫・馬に有毒な植物とされています(アメリカ動物虐待防止協会ASPCAの一覧)。鉢植えも切り枝も、ペットがかじらない場所に置いてください。
よくある失敗
- 急に葉が落ちた……鉢の水切れ。夏はとくに注意
- 根ぐされした……水のやりすぎ、水はけの悪い土。やや乾燥ぎみに
- 植え替えたら弱った……根をいじりすぎた。根鉢は崩しすぎない
- 大きくなりすぎた……摘心・剪定を生育期にこまめに
- 冬に枯れた……寒さに弱い品種だった。品種を確かめて冬は室内へ
ほかの木のハーブも
- 月桂樹の育て方……同じく大きくなる常緑樹。鉢で小さく
- ローズマリーの育て方……乾燥ぎみが好きなところが似ている
まとめ
- ユーカリは成長が早い。家では鉢植えにして、生育期に摘心・剪定
- 日当たりと風通しのよい屋外で。室内だけで育てるのは難しい
- 水はやや乾燥ぎみ。ただし鉢植えの水切れに注意
- 根をいじられるのが苦手。植え替えは2〜3年に1回、慎重に
- 寒さへの強さは品種しだい。レモンユーカリは冬は室内へ
こまめに切って、切った枝も楽しむ。それが、ユーカリを小さく長く育てるいちばんのコツです。
ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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