花屋さんやインテリアショップで見かける、銀色がかった丸い葉。それがユーカリです。
葉をこするとすっきりした香りがして、ドライにしても形が崩れにくいので、スワッグやリースの定番になっています。

この記事では、ユーカリの種類と香りの楽しみ方、そして気をつけたいことをまとめました。
先に結論
ユーカリはオーストラリア原産、フトモモ科の常緑樹。500種ほどあると言われています。
葉はすっきりした香りで、ドライ・スワッグ・リースに向いています。
ただし、葉に含まれる精油成分は犬や猫には有毒とされています。ペットや小さな子どもが口にしない場所で楽しんでください。
ユーカリは、どんな植物?
- 学名……Eucalyptus(ユーカリノキ属)
- 科……フトモモ科
- 原産……オーストラリア、タスマニア島など
- 種類……500種ほどが分布していると言われる
- 分類……常緑高木。品種によっては30mを超える大木になる
- 性質……成長が早い。暑さに強く、乾燥ぎみの気候を好む

えっ、30mにもなるの!?あの小さな鉢植えが?

原産地では、そのくらいの大木になる種類もあります。家で育てるなら、鉢で小さく保ち、剪定で高さを抑えるのが基本です。
代表的な品種
- ポポラス……ハート形の丸い葉。いちばんよく見かける
- グニー……小さな丸い葉がたくさんつく。寒さに比較的強い
- 銀世界……銀白色の丸い葉。切り花やドライで人気
- レモンユーカリ(シトリオドラ)……レモンのような香り。寒さに弱い
- グロブルス……精油の原料としてよく知られる
同じユーカリでも、葉の形も香りも品種ごとにかなり違います。苗や切り枝を選ぶときは、名札の品種名を確かめてみてください。
コアラが食べる葉
ユーカリといえばコアラ。コアラはユーカリの葉を主な食べものにしていることで知られています。
ユーカリの葉には、ほかの動物にとっては食べにくい成分が多く含まれていて、コアラはそれを分解できる、特別な体のしくみを持っていると言われています。
人は食べられる?
ユーカリの葉は、食べるものではありません。料理やお茶に使われる一般的なハーブとは違うので、口に入れないでください。
★香りの楽しみ方
- スワッグ・リース……切り枝を束ねて吊るすだけ。そのままドライになる
- ドライ……風通しのよい日陰で吊るす。形と色が残りやすい
- 浴室に吊るす……湯気で香りが広がる(シャワーブーケ)
- 花瓶に生ける……切り花として長もちする

吊るしておくだけでドライになるなら、わたしにもできそう。
乾かし方の基本はハーブの乾燥方法もあわせてご覧ください。
かんたんスワッグの作り方
用意するもの
ユーカリの切り枝(長さをそろえて5〜7本)、麻ひもや輪ゴム、はさみ、手袋
1. 手袋をして、枝の下の葉を10cmほど取り除く
2. いちばん長い枝を後ろに、短い枝を手前に重ね、扇形に広げる
3. 持ち手のところを輪ゴムできつめにとめ、上から麻ひもを巻いて結ぶ
4. 麻ひもで輪を作り、逆さにして壁に吊るす
乾くと枝が細くなって抜けやすくなるので、輪ゴムでとめておくのがコツです。1〜2週間ほどで、自然にドライになります。ペットや小さな子どもの手が届かない高さに吊るしてください。
長もちさせるには
- 直射日光の当たらない場所に飾ると、色があせにくい
- 湿気の多い場所は、カビの原因になる
- ほこりがたまったら、ドライヤーの冷風でそっと飛ばす
★ペットや小さな子どもがいる家の注意
ユーカリは、犬・猫・馬に有毒な植物とされています。
アメリカ動物虐待防止協会(ASPCA)の「有毒な植物」の一覧では、ユーカリは犬・猫・馬に有毒とされ、原因は精油成分(ユーカリプトール)、症状としてよだれ・嘔吐・下痢・元気がなくなる・体の力が抜けるが挙げられています(ASPCA:Eucalyptus)。
おうちで楽しむときは
- スワッグやドライは、ペットの届かない高い場所に飾る
- 落ちた葉はこまめに片づける
- ユーカリの精油(エッセンシャルオイル)は、子どもやペットの手の届かない場所に保管する
- 口にしてしまったときや、ようすがおかしいときは、すぐに動物病院や医療機関に相談する
精油と猫の関係については、ハッカ油の使い方の「猫がいる家での注意」でもお話ししています。
作業するときは手袋を
ユーカリの切り枝を束ねたり、剪定したりするときは、手袋をして作業するのがおすすめです。葉の成分で手がかぶれることがあります。肌が弱い方は、特に気をつけてください。
まとめ
- ユーカリはオーストラリア原産のフトモモ科。500種ほどある
- 代表はポポラス・グニー・銀世界。レモンの香りのレモンユーカリも
- 葉は食べるものではない。コアラは特別な体のしくみで食べている
- スワッグ・ドライ・浴室のシャワーブーケで香りを楽しむ
- 犬・猫・馬には有毒とされる。ペットの届かない場所に飾る
高い場所に吊るして、香りだけをそっと楽しむ。それがユーカリとの上手なつきあい方です。
ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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