ハーブを乾燥させるにはどうすればいいんだろう?
ネットで調べると電子レンジを使うって書いてあったけどできるのかな?
とお悩みのあなたに今回は
「誰でもできるハーブの乾燥方法」について
- 外で乾燥
- 部屋で乾燥
- 電子レンジ
- オーブン
- マル秘テクニック
これらをお話します。
乾燥ハーブの作り方はそこまで難しくありません。
しかし、乾燥の仕方やハーブによってちょっと難易度が変わります。
特に電子レンジを使う方法は少し初心者には難易度が高いです。
でも、何度も挑戦すればできるようになりますので、ぜひ最後まで読み進めてハーブの乾燥をマスターしてくださいね。
それでは、「乾燥させる前にすること」を見ていきましょう!
ハーブ乾燥方法の解説動画
記事内容を音声動画で解説しています。
ポイントなどを分かりやすく解説していますので、ぜひ記事と合わせてご覧ください。
▼動画で乾燥方法の解説をご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
▼電子レンジを使った乾燥方法についての動画解説
乾燥させる前にすること
乾燥させる前にすることがあります。
それは、綺麗に洗うこと。
摘んできたハーブには虫が付いていたり汚れが付いています。
そのまま乾燥させるとハーブティーなどにした際に汚くなってしまいます。
ですので、水でじゃぶじゃぶし、よく見て、汚れを洗い取ってください。
この時、水気をしっかりふき取りましょう。
タオルや布巾を敷いてポンポンと繰り返すだけでOKです。
が、水気が残りすぎると乾燥に時間がかかりハーブが黒くなったり痛む原因になるので注意してください。
ローズマリーやラベンダーなどの枝葉
一本ずつきれいに洗ったら、切った枝の先をまとめて輪ゴムでまとめます。
そのあと紐で縛ります。
これは、ハーブが乾燥して紐をすり抜けてしまい落下するのを防ぐためです。
あまりまとめすぎると乾燥しきれず、湿気でかびやすくなるので多くても4~5本くらいにしておきましょう。
ミントやセージ、カモミールなどの小さな葉や花
枝系とは違ってバラバラになるので、キッチンペーパーを敷いたザルなどで一度水気をしっかりとります。
そのあと、重ならないようにザルに広げましょう。
お菓子などで粉を細かくする「ふるい」でもOK。
また、目の細かい網の
- 不織布(ふしょくふ)
- 排水溝用の網
なども使えます。
ぞれでは「ハーブの乾燥方法5選」を見ていきましょう!
ハーブの乾燥方法5選
今回ご紹介する乾燥方法は、
- 天日干し
- 室内乾燥
- 電子レンジ
- オーブン
- マル秘テクニック
これら5つです。
- ミント
- バジル
- カモミール
- ラベンダー
- ローズマリーなど
ハーブの種類によって乾燥の仕方が変わります。
そこで、上記の5つの乾燥方法を知っていればほとんどのハーブを乾燥させることができるというわけです。
大体のハーブに共通してできる内容ですのでぜひ覚えてくださいね。
天日干し
枝系のハーブなら茎を縛ってあるので、風通しのいい直射日光の当たらない場所に逆さまに吊るして干します。
葉や花などの細かいものは不織布(ふしょくふ)などに入れて吊るします。
画像のように木などが邪魔して陰ができる場所もいいですね。
ネットに入れて干すのも簡単でいいですよ。
100均にもあるので探してみて下さいね。
1週間ほど様子を見ながら乾燥させてください。
ハーブがカサカサになったら完成です。
また、ハーブは紫外線に弱いです。
直射日光が当たると色素が壊れて香りに影響が出るので気を付けてください。
カモミールは酷いと薬臭かったり、公衆トイレのような匂いになってしまいます。
日陰で乾燥
できれば、日陰で風通しがいい場所に干してください。
それか直射日光が当たらず光が当たっても2~3時間程度の場所が理想的です。
車の中で乾燥させることも可能です。
暑い日は車の中も高温になりますからね。
後部座席にしっかり水気を切ったハーブを新聞紙やわら半紙、タオルの上に置いておきます。
すると数日で乾燥します。
が、香りが車の中に充満しますのでハーブの香りが付いてしまうのが嫌な方はやめておきましょう。
室内乾燥
窓際や、キッチンが広ければその上に吊るしておきましょう。
吊るす場所によってはインテリアにもなってオシャレかもしれません。
乾燥すれば、すぐに採って料理にも使えますしね。
室内乾燥は扇風機があると少し早く乾燥できます。
部屋干しをしている方はその部屋に一緒に吊るしておくと一石二鳥ですよ。
室内でも、上記で紹介したネットは使えます。
窓際に吊るしておけば簡単ですね。
その時は直射日光が当たらないように気を付けましょう。
冷蔵庫
わら半紙や新聞紙などに包んで冷蔵庫に入れます。
数週間から数ヶ月かかりますが、冷蔵庫でも乾燥できるので部屋にスペースが無いときに挑戦してみてください。
スマホなどの携帯を水の中に落として使えなくなった時に、冷蔵庫に入れておくと使えるようになる。
というのをご存知ですか?
ちょっと話がズレますが、携帯の中の湿気を冷蔵庫で乾燥させる方法と同じ原理です。
ただし、冷え切ったハーブを常温に出した時に温度差で一気に湿気る可能性があるのであまりおすすめできない方法です。
電子レンジ
電子レンジを使うのは「時間短縮」が目的ですよね。
他の乾燥方法は数日から数週間と時間がかかってしまって嫌になります。
しかし、時間を短縮するリスクがあるので注意が必要です。
乾燥方法
- 耐熱容器にキッチンペーパーを敷く
- ハーブを重ならないように並べる
- もう一枚のキッチンペーパーを上にのせる
- ハーブをペーパーで挟んだまま600W(ワット)で1分30秒ほど加熱
- ハーブが冷めるまで待つ
- ハーブの乾燥度合いを見ながら5~10秒を繰り返して乾燥させる
- このときもハーブが冷めるまで待ってからレンジに入れること
ハーブの種類によって出来上がる時間が変わります。
最初に1分30秒と書きましたが、一度5~10秒くらいで様子を見たほうがいいです。
ハーブによっては一気に焦げます。
冒頭でお話した電子レンジの難易度が高い理由は、ハーブによって秒数がかなり変わってくることなんです。
あと、一度やりすぎたら元通りにはできないという点です。
1秒2秒単位で変わりますからね。
ちょっと目を離すと失敗します。
自然乾燥と違って機械の力を借りて一気に乾燥させるこの方法は、本来の香りではなくなる可能性が高いです。
ハーブティーにするハーブには向いてないですね。
電子レンジに向いているのはイタリアンなど料理で使うハーブ類だと思います。
バジル、タイム、パセリなどは比較的簡単にできますね。
しかし、ミントは動画のように上手く行きません。
私は何度やっても失敗しました。
というのも、普通に乾燥させたものと全く別の香りになるからです。
ものすごく変な臭いになるのでミントは電子レンジでは乾燥させないほうがいいですよ。
他のハーブもそうですが、電子レンジで乾燥させたものと天日干しや室内で乾燥させたものは香りが変わってきます。
ですので、最初から電子レンジではなく少し時間をかけてでも自然乾燥を一度経験してください。
そして本来のハーブの香りを覚えておきましょう。
オーブン
オーブンでは低温で長時間かけて乾燥させます。
オーブントースターではできないので間違えないようにしてください。
これは、ショウガやベリー系が向いていますね。
機械的に真夏の高温時を作ります。
オーブンの中に入れるので日は当たりません。
上火40℃
下火40℃
半日~1日
これで乾燥しなければ数日間続ける必要があります。
私は、本格的なオーブンがあるのでダンパーを開けています。
しかし、風通しが悪いのが欠点です。
コンベクションオーブンだと、ダンパーもあって風も通せるので使いやすいですね。
オーブンレンジだとこのダンパーが無いので難しいかもしれません。
ダンパーとは?
空気の出入りを調節する装置。
クッキーなど乾燥系のものを作るときには開く。
スポンジなどのしっとり系を焼くときは閉める。
マル秘テクニック
ここまで天日干し、室内、機械を使った乾燥方法をご紹介してきました。
そこで、私のマル秘テクニックをご紹介しちゃいます。
ちなみにこれを書いているときは他のサイトには書いて無かったのでほとんどの方が知らないか公開していない内容です!
その方法とは・・・
室内+乾燥機です!
説明すると、1つの部屋を使って閉じきり、その部屋を乾燥部屋にします。
そして、乾燥機をON!
一気に乾燥させます。
ハーブの乾燥で本来のいい香りを出すためには何が一番いいかというと、
短い時間で乾かすことなんです。
これだと、室内で風を作り除湿もするのでかなり効率よく乾燥できます。
しかも、時間をかけて天日干しをしたハーブに比べ時間も短くて済むのでハーブティーなどにした時の香りが強いです。
一回やってみると分かります。
とてもおいしいハーブティーができるので驚きますよ。
できれば扇風機も回した方が部屋の空気を回せるのでいいです。
欠点は、乾燥機と電気代がかかること。
しかし、先程の室内乾燥で部屋干しをしている方は気付いたかもしれません。
そうです。
一石二鳥なんですよ。
洗濯物にちょっと香りは付きますけど(笑)
乾燥機はそこそこのお値段しますけど、部屋干しと一緒にできてしまうのはかなり効率良いですよ。
こちらは私が実際に使っている乾燥機です。
Amazonでも売っていますね。
実際に使って見てもコレは操作も分かりやすいですし、結構使いやすくていいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「ハーブの乾燥方法」について
- 外で乾燥
- 室内で乾燥
- 電子レンジ
- オーブン
- マル秘テクニック
これらの5つの方法についてお話ししました。
外で乾燥が比較的簡単かもしれませんね。
しかし、アパートやマンションに住んでいる場合は部屋での乾燥、電子レンジの乾燥方法が使えます。
また、マル秘テクニックでお話した内容は、ちょっとお金はかかりますけど個人的にはかなりオススメです。
本当においしいハーブティーを作りたい方は試す価値ありです。
使い分けは、
天日干し・室内 | ハーブティーにするハーブ類、オールマイティー |
電子レンジ | 比較的料理に使うハーブ類 |
オーブン | ショウガやベリーなどの根や実など繊維の多いもの |
このように覚えておくといいですよ。
天日干しの注意点としては、日に当てるとハーブが日焼けして薬臭くなったり、香りが本来のものと変わってしまうので気を付けてください。
あと、電子レンジでの乾燥も頻繁に見ながらやってくださいね。
ポイントは「冷めてから」ですよ。
ハーブの乾燥方法がわかったら今度は保存。
こちらの記事に、ハーブの保存方法を詳しく書いていますので合わせてご覧ください。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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