ローズが同じだけど何が違うの?
と思って違いを調べているそこのあなた。
ちょうどいいところに来ました。
これから「ローズマリーとローズヒップの違い」をお話するところだったんです。
今回は、違いが分かりやすいようにそれぞれの画像や効能なども合わせてお話ししますのでぜひ最後まで読み進めてくださいね。
違いがハッキリ分かりますよ^^
それでは、「ローズマリーとローズヒップの違い」を見ていきましょう。
ローズマリーとローズヒップの違い
まず最初に、
ローズマリー(左)とローズヒップ(右)は違うハーブなのか?
についてお話すると・・・
この2つのハーブは別物です。
「ローズ」という言葉がついているので両方とも「バラ」の一種かなと思ってしまいますが全く違う植物になります。
そこで比較表を見てみましょう。
比較表
名前 | ローズマリー | ローズヒップ |
学名 | Rosmarinus officinalis | Rosa canina |
由来 | 聖母マリアから | 犬の眼病や狂犬病に効く事から |
科・属 | シソ科マンネンロウ属 | バラ科バラ属 |
分類 | 常緑性低木 | 落葉低木 |
使用部分 | 葉 | 果実 |
特徴 | 主に料理のスパイスとして使われる | ビタミンCがレモンの20~40倍 |
効果効能 | 美容効果、脳の活性化、消臭、抗菌効果 | 美容効果、デトックス、疲労回復、栄養補給 |
表で見ると違いが分かりますね。
それでは、「ローズ」部分や名前の意味、効能などをもっと詳しく見ていきましょう。
ローズマリーとは
ローズマリーの学名は「Rosmarinus officinalis」。
「ローズマリー」の語源はラテン語で「露」を表す「ロス(ros)」と「海」を表す「マリヌス(marinus)」が合わさったもの。
ですので、薔薇という意味の「ローズ」とは関連がありません。
名前の由来は聖母マリアから来ています。
咲く花の色が変化したことでこの名前がついたのですが由来や意味についてはこちらをご覧ください。
ローズマリーはシソ科マンネンロウ属の植物で常緑性低木。
葉はハーブや香辛料として使われます。
ローズマリーには強い芳香と消臭効果や抗菌作用があり、臭みの強いラム肉や魚などの料理に良く用いられます。
また、鶏肉やじゃがいも料理などの淡白な食材の味付けにも活躍。
カレーやシチュー、ポトフなど様々な料理にスパイスとして用いられます。
また、美肌効果をもたらす抗酸化作用が強いのでヨーロッパでは古代より「美容のハーブ」としてハーブティーやアロマオイルの精油に、そしてアロマテラピーなどに使われていました。
効果は美容に限らず、脳の活性化、記憶力・集中力のアップも。
肌と脳の若返りから歴史的な逸話などもあり「若返りのハーブ」と呼ばれるようになったハーブです。
ローズヒップとは
ローズヒップの学名は「Rosa canina」。
ローズヒップのローズについて、ローズの属名「Rosa」の語源はラテン古名「rosa」に由来し、ケルト語「rhodd(赤)」からギリシア語「rhodon(ローズ)」となったものです。
私たちのよく知る薔薇(バラ)ですね。
ローズヒップは、バラ科バラ属の植物で落葉低木。
ノバラの果実ですが、代表的なものはロサ・カニナとロサ・ルビギノーサ(ロサ・エグランテリア)の果実です。
ドッグローズという別名があります。
その由来は、この果実が犬の眼病や狂犬病に効くと信じられていたこと、剣を意味するダックからどこにでもある植物に付けられる「イヌ」のことなどと諸説があります。
ドッグローズと呼ばれる品種のバラの実と覚えてください。
学名「Rosa canina」の「canina」は“犬の”という意味です。
なのでラテン語では「犬のバラ」を意味します。
ローズヒップはビタミンCを豊富に含む直径1.5cm~2cmの赤い実。
乾燥した果実を酒や酢などに漬け込むと万能に利用できます。
ハーブティーにする時など液体に浸けておくと柔らかくなるので、出がらしにハチミツを加えたりすれば即席のジャムもできます。
クッキーやケーキに混ぜこむこともできますし、肉料理に酸味を加えるときのソースにも使えます。
他にも食用油のローズヒップオイルに加工されたりもしますね。
ローズヒップ油にはリノール酸やリノレイン酸が含まれます。
メラニンの生成を抑えるので日焼けのシミの改善や肌の老化回復にも有効。
目尻の小じわやシミ、そばかすなどのスキンケアにも役立つので美容が気になる方にはおすすめのハーブです。
また、女性ホルモンのバランスを整え、生理痛、生理不順の症状改善のほか、神経の緊張とストレスを和らげてくれます。
レモンの20~40倍以上のビタミンCを含み「ビタミンCの爆弾」とも呼ばれているんです。
ビタミンCはコラーゲンの生成をサポートしてくれるので肌の弾力を保つ美容ケアに役立ちますね。
他にもビタミンA・B・Eなどを含み、体や目の疲労回復、月経痛の緩和、妊娠中の栄養補給などに有効。
またトマトと同じリコピンを含んでいるので利尿作用や緩下作用をもたらしダイエットやデトックスにも効果が期待できます。
まとめ
いかがでしたか。
今回は「ローズマリーとローズヒップの違い」について
- ローズマリー
- ローズヒップ
これらについてお話ししました。
大きな違いは、見た目。
もちろん味や香りも全然違いますが、美容効果だけは共通しています。
また、それぞれ「ローズ」という言葉がついていますが由来や意味も違いましたね。
日本語では同じ言葉がついていても全く別物であることが分かったと思います。
両方とも、とても特徴的なハーブで肌のハリが気になる方にはおすすめなのでぜひハーブティーなどにしてみてくださいね。
今回のお話があなたのお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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