スペアミントは特に気持ちをスッキリ&リフレッシュさせたいときにおすすめです。
このミントは主成分が「カルボン」でメントールは少ないため、スーッとした刺激は弱く、やわらかな優しい感じのミント。
効能は「ペパーミント」と似ている部分もあります。
メントールによる刺激的な清涼感が苦手な方はスペアミントのハーブティーでリフレッシュをしましょう。
それでは、
- スペアミントティーの効能・効果
- 名前の由来や歴史
- ハーブティーを飲み続けた体験談
などをまとめましたので、ぜひご覧ください。
スペアミントティーの効能
- 心身のリフレッシュ
- 消化促進
- リラックス
- 口臭予防
- 抗菌
- 鼻づまりの解消 など
これらの効能だけだと、いまいち分からない部分もありますよね。
ですので期待できる効果を分かり易くまとめました。
期待できる効果
気が散って勉強など物事に集中できないときや、だるい・疲れたなどスッキリしたいとき、リフレッシュしたいときにとてもおすすめです。
また、乗り物酔いの時には飲まなくても、うがいしたり口に含むだけでスッキリするので効果的。
消化促進は消化を助けてくれる働きのこと。
食べ過ぎて胃がムカムカしている、飲み過ぎて気持ち悪いときなど、食事の消化を良くしたいときに効果的です。
リラックスは鎮静作用。
嫌なことがあったりしてイライラやストレスが溜まっている興奮気味の精神状態を鎮めたいとき、和らげたいときにおすすめ。
他にも、スペアミントティーでうがいをすると風邪予防や口臭予防にも期待できます。
花粉症の時にもペパーミントが強くて苦手であればスペアミントでも鼻づまりや鼻水・咳などの解消・改善に有効です。
こんな時にオススメ
更に詳しく「精神的な症状」と「肉体的な症状」に分けましたので、当てはまるものがあればスペアミントティーを試してみてください。
精神的な面
- ストレスが溜まってイライラする
- 精神的に疲れている
- 気分が乗らない
- 落ち込んでいる
- 気持ちを切り替えたい
- モヤモヤする
- 集中できない
- 頭をスッキリさせて思考をクリアにしたい
- リフレッシュしたい
- 不安だったり、情緒不安定
- 眠気を冷ましたい
- 寝起きにスッキリしたい
- 冷静になって落ち着いて考えたい
肉体的な面
- 消化不良を起こしている
- 胃もたれがする
- 胸焼けがする
- 吐き気がある
- 食欲がない
- 便秘、お腹が張っている
- 二日酔いや乗り物酔い
- 頭痛や生理痛
- 風邪の予防
- 風邪をひいている
- ニキビケアをしたい
- 虫に刺されて痒みがある
いかがでしょうか、思い当たる症状はありましたでしょうか。
ここからは、名前の由来や歴史、体験談などをお話ししていきますね。
スペアミントとは?名前の由来や歴史
名前の由来は、葉が槍のような形をしていることで「槍=spear(スピア)」。
そこから「スペアミント」と呼ばれるようになったと言われています。
紀元前400年ごろの古代ローマでネズミ除けや消臭剤として使用されていたという記録が残っています。
そして、1600年代にイギリスの「ピルグリム・ファーザーズ」という人物がアメリカに渡った際、スペアミントを最初に運んだと言われています。
当時は「口に入れても消えないお菓子」というガムが珍しく、もともとは味がありませんでしたが、リグレー社というガムの会社がミントの香りを付けたものを販売し、人気に火がつき流行りました。
それから大規模な栽培に至ったというわけです。
イギリスでは今でもハーブティーは胃の調子を整えたり、呼吸器の機能を改善するために使われています。
原産地はヨーロッパですが、現在はアメリカで主に生産され、年間2000トンの精油が生成されているとのことです。
他にも、和名に「オランダハッカ」とあります。
これは昔、江戸時代のころの日本にオランダから伝来したことからそう呼ばれるようになったと言われています。
ペパーミントとの違い
ミントと言えば名前に上がるのが「ペパーミント」
ペパーミントはスペアミントとウォーターミントの交配種と言われています。
つまり、スペアミントが存在しなければペパーミントはこの世に生まれてくることは無かった可能性があります。
ですので、スペアミントの方が古くから存在し、ハーブとして使われていたようです。
詳しくはこちらをご覧ください
使い方
- 料理、デザートなどの飾り
- ハーブティー
- お風呂の入浴剤
- 精油(アロマ)
- チューイングガムや歯磨き粉のフレーバー など
味と香り
ミント類の中では甘みがあり、やさしい感じのハッカの香りがします。
スペアミントの主な芳香を持つ成分は、約60~70%のカルボンと約10~20%のリモネン。
これらのがやさしい香りを感じさせてくれます。
カフェイン含有量
無し。0です。
原産地と主な産地
原産地はヨーロッパ。
主な産地は、
・アメリカ合衆国の五大湖沿岸西部(ミッドウエスト)
・太平洋岸北部(ファーウエスト)
注意事項
刺激成分のメントールが少ないので、ペパーミントに比べると、妊娠中の方、子供は、安心して飲むことができます。
しかし、飲み過ぎはよくないので気になるようでしたら飲まないほうがいいです。
妊婦さんの注意事項についてはこちらをご覧ください。
→ミントティーの効能は?妊婦さんが飲んではいけない理由とは?いつからならいい?
摂取量での体調不良。ハーブティーを飲み続けた体験談
どのくらい飲んでもいいのか?
という、摂取量の心配をされる方がいると思います。
そこで、私が飲み過ぎて体調不良を起こした事があるのであなたが飲む量の参考になればと思います。
私は仕事上、色々なハーブティーを栽培しているのでスペアミントも栽培しています。
暑いとき、だるいときなど疲れがたまっている時はスペアミントのハーブティーを飲むことが多いです。
ハーブティーだけだと味が物足りないことがあるので、
- フレッシュスペアミント
- レモン果汁
- ガムシロップ
- 氷
- 炭酸or水
これらを混ぜてアイスミントティーのアレンジティーを作ることもあります。
アレンジしてもスペアミントの摂取量はあまり変わりません。
毎回ほぼ同じ量のスペアミントを使っていますので。
しかし、体調不良を起こした時がありました。
その時は暑い夏の時期で、だるさや疲れ・ストレスなどに効果があると期待して飲んでいました。
期待していたせいかスペアミントティーに異常なほどハマっていたんですよね・・・。
その時の飲んでいた量は、1日4回、スペアミントのハーブティーを飲んでいました。
夏の時期だったので4回の内、1回~2回はアイスにしていましたね。
他にコーヒーなどを飲むこともなく、1日4回ティーカップ1,5杯分くらいを飲んでいました。
コップが少し大きいものだったので普通のティーカップの1,5杯分くらいということです。
ティーカップ1杯は150~200mlくらいなので・・・
(1回:生の葉を5枚~7枚)
飲んでいたことになります。
これを3週間続けていました。そして、体調を崩しました。
少しの気持ち悪く、吐き気もありましたが一番大変だったのはお腹を壊して、下痢をしたことです・・・。
他の食当たりなど、特に思い当たることもないのに下痢。
そうなると3週間飲み続けていたスペアミントティーが原因の可能性があります。
あくまで私の体験談ですが、ミント系は多く摂り過ぎるとお腹を壊す可能性があるので気を付けてください。
適度な量としては、
1日の回数が少なければ1ヶ月以上大丈夫だと思いますが、私のように1日4回も飲んでいる場合、3週間が限界だと思います。
人によってもっと早く体調不良になる方もいれば、逆にならない方もいます。
最低でも、ある程度飲み続けたら1~2週間ほど間を空けたほうがいいですね。
習慣にするのではなく「効果に期待したいときだけ」飲むほうがいいかもしれません。
- 特に夏、暑くてリフレッシュしたいときにだけ飲む。
- 胃もたれやイライラ、モヤモヤしているときに飲む。
それがベストな飲み方かもしれませんね。
ミントが好きでも、飲み過ぎには注意してください。
育て方を知りたい方はこちらをご覧ください。
スペアミントの詳細情報 まとめ
分類 | シソ科ハッカ属、多年草 |
和名 | ミドリハッカ(緑薄荷) オランダハッカ(オランダ薄荷) |
学名 | Mentha spicata |
英名 | Spearmint(スペアミント) |
原産地 | ヨーロッパ |
使用部分 | 葉 |
カフェイン 含有量 |
無し |
主要成分 | 精油(-l-カルボン、リモネン、1,8-シネオール) フラボノイド タンニン フェノール酸 主な成分は「-l-カルボン」 60-70%程度を占める。 次に多いのが「-l-リモネン」 10-20%を占める。 |
香り・味 |
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