このような悩みは多いですよね。
確かに、植えるための入れ物の大きさはどうすればいいのか悩みます。
大きい入れ物を使っても、小さい入れ物を使っても悩みは出てきてしまいますね。
それと、「一つ大事なこと」があるのですが、
プランターで育てようと思っている方は、もしかして他のハーブなどと寄せ植えを考えていませんか?
もし、そう考えているのなら寄せ植えはおすすめできません。
それにはちゃんと理由があります。
どうしても、一つのプランターで別種類のハーブを育てたい!ということであれば、ここを見ている方だけに【マル秘テクニック】もお教えします^^
今回はプランターを使った育て方で気を付けたい点、
- おすすめのサイズ
- 寄せ植えについて
これらを理由も含めてご紹介します。
では、まずは「プランターのサイズ選び」から見ていきましょう。
おすすめのプランターサイズは?
スペアミントを育てるときにおすすめのプランターサイズは・・・
65cmほどの大きさで、少し浅めのものがおすすめ!
そして、植えるときは育った時のことも考えて30cmくらい間隔を開けましょう。
少し大きめのプランターですが、おすすめの理由があります。
それは、ミントが繁殖力が強く、育てていく段階でかなり増えていくからです。
では、Aさんが小さいプランター、Bさんが大きいプランターでそれぞれスペアミントを育てたみたいなので「どうなるか」を見てみましょう。
Aさん。最初から「小さい」プランターで育てるとどうなるのか?
「よぉーし!スペアミントを育てよう!」
「とりあえず小さいプランターでいいかな。」
「スペアミントの苗も買ったし、ちっちゃい苗にはちっちゃいプランターでしょ♪」
小さいプランターで育てたAさん。
「わぁ~♪見た目もいい感じだし、これいいんじゃない?(自画自賛)」
1カ月後・・・。
「少し大きくなってきたぁ。」
さらに4カ月後・・・
「かなり大きくなった!これは使っていいのかな・・・?」
この4カ月の間で葉が重なり日が当たらない部分などは収穫ついでに剪定。
「とり過ぎると枯れるかなぁ。」
冬が来た・・・
「地上部分は枯れてるけど・・・、大丈夫?」
春が来た・・・
「なんか芽が出てきた!良かったぁ~♪」
夏が来た・・・
「え?すごくもっさりしてるしプランターからはみ出てるし、どうすればいいの?」
こうなると根がかなり広がっているので、いくら葉を摘んで収穫しても葉が減るだけで根は広がり続けます。
そこで「植え替え」をしなければなりません。
「ふぅ~、さて別のプランター買ってきて、土も買って、植え替えようかな。」
(なんか結構手間かかってめんどくさい・・・)
ここで、大きなプランターにごっそり植え替える方法もありますし、また小さい入れ物に小分けに植え替える方法もあります。
メリット |
|
デメリット |
|
Bさん。最初から「大きい」プランターで育てるとどうなるのか?
「さてと、スペアミント育てようかな。」
「大きくて浅いプランターがいいって書いてあったからそうしよう。」
「苗も2つか3つくらい植えられるかな。」
ガサゴソガサゴソ・・・(いろいろ用意してる音)
ザックザック(スコップで穴掘る音)
大きいプランターで育て始めたBさん。
1カ月後・・・。
「とりあえず育っているみたいだけど、なんか見栄えしないなぁ。でも、大きいサイズのプランターに2,3個苗植えたらそう見えるし大丈夫でしょ。」
さらに4か月後・・・。
「わぉ~♪なんか大きくなっていい感じ!ちょっと使えそうかも」
この4カ月の間で葉が重なり日が当たらない部分などは収穫ついでに剪定(せんてい)。
日が当たるように、または風通しが良くなるように枝や葉を切って形を整えること。
それによって見た目だけでなく、養分を効率よく全体に行き渡らせる効果や害虫の繁殖を予防する効果もある。
冬が来た・・・
「(;゚Д゚)か、枯れてる!ミントがない!」
春が来た・・・
「芽出てきたし一安心。また育ってね~^^」
夏が来た・・・
「しっかり増えてる!いい感じぃ~^^」
このあと、植え替えすることもなく数年は大丈夫です。
「植え替え」という手間がかかりません。
数年経ってあまりにもプランター全体に広がりすぎていると思ったら、根がびっしりと張ってるかもしれません。
そこまで行ったら新しいプランターを買って植え替えましょう。
メリット |
|
デメリット |
|
これらから見えてくる事は?
実は、1年目は収穫よりも株を充実させることが大切になるので1年間は大して植え替えのことは気にしなくてもいいです。
しかし、小さいプランターで育てていた場合は2年目からが色々手間がかかる可能性があります。
どうして浅いプランターがいいのか?
これは、ミントの繁殖していく過程に関係しています。
ミントは深く根を張らず、浅いところにどんどん根を張っていきます。
ですので、深いプランターを使っても下の方は無駄というか勿体ないわけですね。
浅いプランターがおすすめなのはミント系だけを育てる場合なので、カモミールやローズマリーなど、ほかのハーブを育てようと考えているのであれば深いプランターでも構いません。
私のオススメは大きいプランターです!
私は少しめんどくさがり屋なので、後々簡単な大きいプランターがいいんですよね(笑)
植え替えするのちょっと大変じゃないですか。
その手間を無くしたいんです。
見た目よりもハーブティーなどに使うことを考えて育てていますからね。
だから、私は極力小さいプランターは使いません。
でも、その手間も別に気にしない、構わない。
むしろ、小さいプランターで育てて見栄え良くしておきたい。
という方は小さいもので育てるのがいいですね^^
さらに、大きいプランターで育てるのは他にもメリットがあります。
ハーブに「植え替え」によるストレスを与えなくて済むんです。
植え替えは植物に過度のストレスを与えてしまいます。
ですので出来る限りは避けたいんですよね。
ミントはまだストレスに強い方なのでいいんですが、ハーブによっては植え替えに弱いローズマリーなどもあります。
ここまでを分かり易くまとめると、
- 最初の見栄えを気にするか
- 美味しいミントを収穫することを優先するか
になります。
私のオススメは「美味しいミントを収穫することを優先」して大きいプランターですが、ガーデニングなどで見た目にこだわりたい場合は小さいプランターを使ってください^^
ここまでは、プランターのサイズ選びとその理由についてでした。
次は「寄せ植え」についてです。
スペースがたくさんあるのに、なぜ細長いプランターで寄せ植えをしないほうがいいのか?
その疑問を解決します。
寄せ植えがダメな理由
スペアミントの苗をいくつか買ってきて一つのプランターに植えるのは問題ありません。
しかし、スペアミントに限らずミント系の繁殖力は非常に強いので他の植物を一緒に植えると駆逐(くちく)してしまうという危険があります。
寄せ植えの場合、強い植物が弱い植物の根を侵略していって栄養などをとってしまうこと。
弱い植物は育たなくなるということ。
例えば、「スペアミント」と「カモミール」を一緒のプランターで植えたとしましょう。
「スペアミントとカモミール一緒に植えても問題ないだろう。」なんて思っていると、
数か月後・・・
「カモミール無くなってるぅ~~~!!!」
となる可能性があります。
上手くいけば両方育ちますが、最悪の場合、カモミールは無くなります。
別の例で、「スペアミント」と「アップルミント」を一緒に植えたとします。
「スペアミントもアップルミントも同じ『ミント』だし一緒に育てても大丈夫でしょ!」
数か月後・・・
もしくは数年後・・・
「スペアミント無くなってるぅ~~~!!!」
となる可能性があります。
それか、
「なんか変な香りのミントあるぅ~~~~!!!」
となります。
ミントの中でもアップルミントは一番強いと言われているので、「スペアミント」と「アップルミント」の場合は【アップルミント】だけになる可能性が高いですね。
また、別種類のミント同士は交雑(こうざつ)する可能性があるのでちょっと変わった葉のミントが見え始めます。
しかも、交雑すると香りが臭いことが多いようなので使えないミントができてしまいます。
別の種類の雌と雄とが掛け合わさり雑種を作ること。別の種類が生まれること。
交配するということ。
というわけで、寄せ植えはおすすめできません。
しかし、育てるスペースが無いから「どうにかして1つのプランターで2種類以上一緒に育てたい」と思う人もいるはず。
そこで【マル秘テクニック】をお教えします!
【マル秘テクニック!】寄せ植えするときはどうすればいいのか?
2種類以上を一つのプランターで育てたいとき、そんな時は・・・
仕切りを入れます!
(普通やーーんっ!!←)
そうツッコミ入れたくなった方・・・。
すみません!こんなこと普通かもしれませんね。
(;´Д`A “`
でも、私は最初全然知らなくて寄せ植えで失敗ばかりしていた経験があるんです。こんな簡単な方法も思いつかずにずーっと苦労していました・・・。
_| ̄|○ il||li
この「仕切りを入れる」という方法を知ったとき、
「そ、そんな簡単な方法あったのか・・・」
と同時に、
「これで数種類一緒に育てられる!」
という喜びがありました。
本当に簡単でした。
根が侵食していかないように間に仕切りを入れるだけです。
そうすることで別々のハーブを一つのプランターで育てることができます。
仕切りに使うものですが、
- 段ボール
- 木の板
でもいいのですが、腐ったりする可能性があるので
- 発泡スチロール
- プラスチック版
などをおすすめします。
私は、「プラスチックの下敷き」を買ってきてサイズに合わせてカットし使っていますよ^^
もし、スペースがなく数種類一緒に育てたときには仕切りを入れてみて下さいね。
スペアミントの育て方をご覧になりたい方はこちらからどうぞ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、
- おすすめのプランターのサイズ
- どうして浅いプランターがいいのか?
- 寄せ植えがダメな理由
- マル秘テクニック(仕切り)
これらについてお話しいたしました。
これでプランターで育てるときに注意しなければいけない点が分かったと思います。
小さいもので育てるのも、大きいもので育てるのも、一見大して変わらないと思いがちですが数年間育てていると「植え替え」作業の手間がとてもめんどくさいと感じるようになります。
私は5年ほどハーブを育てていますが、できるだけ手間をなくしたいと思うようになりました。
そのため、今はプランターは少しにして庭を使い、地植えをしています。
それでもスペアミントはどんどん増えて繁殖していくので仕切りは必要ですけどね。
仕切りを使わない部分もあるのですが、そこは定期的に広がっていかないように根を切って手入れをしています。
プランターを使ってアパートやマンションで育てるときは、1年後~2年後のことも考えて準備してみてください。
それと、ぜひ【マル秘テクニック】(仕切り)も使ってスペアミントや別のハーブをプランターで育ててみてくださいね。
今回のお話があなたのお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント