紅茶やお茶のティーバッグを乾燥させて再利用できるって聞くけど、ハーブティーはできないの?
できれば今手元にあるカモミールティーのティーバッグで何かできればと思うんだけど・・・
そんなあなたに今回は「カモミールティーバッグの再利用法」をご紹介します。
私が実践した13個の方法をレビューを混ぜながらご紹介しますので参考にして頂ければ幸いです。
まだあまり世の中では知られていない内容も含まれています。
その中には、「手作りコスメの美容アイテム」もあります。
作り方、使い方も合わせてご紹介しますのでぜひご覧ください。
それではさっそく、「カモミールティーバッグ13個の再利用法」を見ていきましょう!
カモミールティーバッグ13個の再利用法!
成分が凝縮された乾燥のドライハーブ。
カモミールがギューっと乾燥されて生より効果も数倍になっているティーバッグを再利用しないなんてもったいない。
まだまだ使えるティーバッグのとっておき再利用方法を13個ご紹介します。
使う場合は、ティーバッグをそのままでもいいですし、中身を使う場合は100均にあるティーバッグの袋などをお使いください。
①再度ティーバッグとして使う
1度使ったティーバッグを乾かして、もう一度使う。
そんな方法もあります。
お茶や紅茶のティーバッグはできますね。
しかし、ハーブティーはお茶などと違い、一回目の抽出(一煎)でほとんどの成分が出てしまいます。
つまり、2回目は「薄い香りの付いたお湯」と化すので効果を期待したい場合、あまり意味がありません。
でも、有効成分が0になったわけではないので、味や香りは薄いですが飲むことはできます。
最初に、成分についてお話したのは、この後に紹介する9つの再利用法で1度目ほどの効果は期待できないということを知っておいてほしいからです。
でも、本当に使い方は色々あります。
効果のほどは少ししか期待できませんが、それでも使わない手はありません。
②目の疲れ・腫れにカモミールのティーパッグ
パソコンやスマホを見ていると目が疲れますよね。
何だか目が腫れている気がする・・・そんな時にも使えます。
ティーバッグを使用した後は、軽く絞って冷やします。
そして、目を閉じて瞼の上にのせましょう。
傍から見たら、
な、なにやってんの。
ティーバッグ目の上にのせて(笑)
なんて思われそうな光景ですが、目が疲れたときのリフレッシュに役立ちます。
(オフィスや外でやる方はいないと思いますが)
これは、きちんとしたハーブの本などにも書かれているので私も試しましたが、目にいいハーブのアイブライトを飲んでとか、ブルーベリーなどを食べて目をよくするとかに比べると数分で効果を感じられるのでおすすめです。
③入浴剤で乾燥肌に潤いを♪
入浴剤にするのは人気ですね。
カモミールは
- 高い保湿効果
- 乾燥肌や荒れた肌に効果的
- リラックス効果
- リフレッシュ効果
などに期待できます。
さらに、フラボノイドによる消臭効果もあるので体の臭いが気になる時にも使えますね。
ティーバッグ1つだと大きな浴槽に対して少なすぎます。
ですので5~10個くらいたまったらハーブバス・ハーバルバスとして使いましょう。
また、「目の疲れ・腫れにカモミールのティーパッグ」のように入浴中に瞼にのせるのも一石二鳥でおすすめですよ。
ハーバルとは?
薬草の・香草の~という意味。
・ハーバルバス
・ハーバルティー(主にハーブティーのこと)
・ハーバルオイル
などがある。
④サシェを作って芳香剤に、いい香りに包まれよう
毎日開けるクローゼットの扉。
そして、タンスの引き出し。
開けた瞬間にふわりと優しい香りがしたらどうでしょう。
一度使ったカモミールティーのティーバッグは乾かせばそのまま芳香剤の代わりに使えます。
もしかすると、香りが無い場合もありますが・・・
そんな時は「サシェ」を作りましょう。
カモミールは殺菌効果に期待できるのでクローゼットなどの中を清潔に保ってくれますよ。
香りが弱いと思ったら、あなたの好きなアロマ、精油を足して好みの香りにすることも可能です。
かわいい袋に入れたり、布で包めばインテリアにもなるのでおすすめ。
サシェとは?
匂い袋、もしくは香り袋とは、常温で香りを発する香料を詰めた布袋のこと。携行して香りを楽しむ他、衣類や文書とともに保管して用いる。欧米にも同様のものがあり、サシェと呼ばれている。
⑤お菓子に変身!?クッキーなどに混ぜればハーブクッキーの完成♪
一度使ったカモミールティーバッグを乾かして中身を出します。
中身を出してから乾かしてもOK。
ミキサー・フードプロセッサーや乳鉢・すり鉢で細かく、粉末にしましょう。
あとは、クッキー生地に混ぜて焼き上げるだけ。
食べるとほのかにカモミールの香りがするお菓子の完成です。
ただし、クッキーは焼き菓子なのでオーブンで焼くと香りが飛びやすいんです。
なので、1度使ったものは香りが弱く、クッキーに香りが残らないこともしばしば・・・。
もし、クッキーを作るなら一度も使っていないドライカモミールがおすすめかも。
⑥切り傷などの傷口の消毒・殺菌に
殺菌効果のあるカモミール。
そんなカモミールのティーバッグを乾かした後、少し水に濡らして傷口にのせます。
すると、傷口を消毒できます。
ヨーロッパでは、目がかゆかったり痛いときにカモミールの入った液をそのまま目に入れる・・・なんて話も聞きました。
私は小さな傷口で試しましたが、ちょっと怖かったです。
効果のほどは、何とも言えない感じ。
傷口にティーバッグを載せるのでためらいますよね。
無理にすることはありませんが、殺菌効果があることを覚えておくといつか役に立つかも。
⑦歯痛などの痛み止めに
カモミールのハーブティーは鎮静効果に期待できます。
ですので、歯が痛いときに少し濡らしたティーバッグを痛む派の周りに押し当てましょう。
カモミールティーとして飲んでいる時点で口に含んでいるので、痛み止めにもなっているはずです。
そこにさらにティーバッグで痛み止めの追い打ちアタック!
⑧火傷した肌にカモミールティーバッグ
料理などをしていて火傷をした時に、水で濡らしたカモミールのティーバッグを火傷部分に押し当てましょう。
抗炎症作用があるので、軟膏の代わりになります。
あまりにもひどいやけどには使えませんが、小さな火傷であれば私もティーバッグを押し当てていたら症状が軽くなったので使えると思います。
⑨ニキビやあせも吹き出物よ消えて無くなれ
ニキビなどの吹き出物にカモミールは使えると言われています。
みつろうと合わせて軟膏を作って塗る方法もありますが、再度抽出した液で洗顔したり、入浴剤として全身に使った方が手間が無く簡単です。
炎症を抑える作用に期待できますね。
⑩口臭予防で自信と笑顔を!
口臭は自分ではなかなか気づかないもの・・・。
もし、臭くても周りの人は教えてくれません。
冷たい態度をとられるキッカケにもなり、自信を失い気づいたら笑えなくなっている・・・なんてことも。
そんな症状で悩んでいるのなら、カモミールティーバッグの再利用をしましょう。
乾かした後、もう一度お湯に入れます。
そして、湯が火傷しない程度まで温度が冷めたら口に含んでブクブク、うがいをしましょう。
そうです、マウスウォッシュです。
口内洗浄の要領で口の中をすすげば市販のマウスウォッシュに近い効果が得られると言われています。
抗菌効果があるカモミールは、口内洗浄にうってつけというわけです。
さらに、口臭も抑えてくれるなんて嬉しいですね。
身体にやさしい自然のハーブで口臭予防、ぜひ試してみてください。
これは私ではなく友人に勧めて試してもらいました。
数日続けた結果、嫌な感じのする口臭がかなり弱くなっていましたよ。
⑪肥料として使えば植物は元気に!?
お湯だけでは抽出できなかった成分が残っている出がらし。
ガーデニングなどをしている方は植木への肥料としてもおすすめです。
方法はとっても簡単。
カモミールティーの出がらしを乾燥させたものを撒くだけ。
これだけでお花や食物がイキイキと育つと言われています。
私は、撒きましたがまだ効果を実感していません。
次に育つハーブがどうなるか楽しみです。
⑫消臭剤で気になる匂いよあっちいけ!
香りのあるハーブには消臭効果があります。
そこで、使ったカモミールを新聞紙などの上で乾燥させたら、小皿にのせたりガーゼの袋などに入れましょう。
あとは、気になる所に置いておくだけ!
- 冷蔵庫の臭み取りに
- タンスやクローゼットの消臭に
- 靴の中に入れておけば嫌な臭いが抑えられる
- 手についた臭い取りにも有効
手に付いた玉ねぎや魚をおろした後の生臭い匂い。
気になる時は乾いたティーバッグを手で揉んでみましょう。
⑬手作りコスメで美容アイテムに♪
ハーバルビューティーケアとでも言いましょうか。
できれば使っていないカモミールの方がいいのですが、出がらしでもできます。
その際は、香り、効果も弱くなるので覚えておきましょう。
紹介する分量は基本の配合なので、出がらしを使う場合はハーブの量を少し多めにした方がいいかもしれません。
ここまでに紹介してきた入浴剤や肌などのケアにも応用できますよ。
美白ローション
- カモミール:大さじ1
- 水:200cc
- はちみつ:小さじ1
【作り方】
カモミールと水を鍋に入れ時々混ぜながら沸騰するまで弱火で加熱。
蓋をして冷めるまで15分ほど待つ。
はちみつを加え軽く温め直す。
コーヒーフィルターなど目の細かいもので漉して、熱湯消毒した密閉容器に入れる。
【使い方】
洗顔後の顔や、お風呂上がりのボディにパッティング。
使用後はサッとぬるま湯ですすぐ。
保湿や、鎮静、肌荒れ予防効果に期待できます。
カモミールの石鹸
- 固形石鹸(無香料):200g
- 水:100cc
- カモミール:大さじ3
- はちみつ:大さじ1
- カモミールの精油:15滴ほど
- オリーブオイル:適量
※石鹸は無添加のモノが理想
【作り方】
固形石鹸をザルなどに押し付けて細かく卸す。
2枚重ねにしたポリ袋に入れる。
小鍋に100ccの水を沸かして火を止め、カモミールを入れて蓋をし、冷めるまで待つ。
はちみつを加えて軽く温め直す。
茶漉しで漉す。
最初の石鹸を入れたポリ袋に50~70ccほど入れる。
ボリ袋の上から手でよく練る。
塊が無くなったら、カモミールの精油を加えてさらに練る。
好きな方にラップを敷き、石鹸生地を柔らかい内に押し込む。
型から外し、ラップをとったら、手にオリーブオイルを少量付け、形を整える。
風通しのいい所で1~2週間置いて乾かし、完成。
ハーバルボール
- カモミール:カップ1杯
- スキムミルク:1/2カップ
※カップは200ccのものを使用
【作り方】
ガーゼを2枚重ね、25cm四方に切る。
中央にスキムミルクをのせる。
カモミールをのせて包み、上をしっかりと輪ゴムで止める。
そのままでもいいですが、麻ひもなどがあればもう一度結ぶ。
【使い方】
洗面器にハーバルボールを入れて湯を含ませ、身体にパッティングして肌になじませる。
その後はシャワーで軽く洗い流す。
肌をしっとりさせるカモミールにスキムミルクで更に保湿効果をアップ。
カサカサ肌、ヒリヒリ肌などの乾燥肌に。
ゴマージュパック
- カモミール:大さじ1
- オートミール:大さじ1
【作り方】
カモミールとオートミールをフードプロセッサーや乳鉢で粉状にして混ぜる。
適量のお湯を加えて硬めのペーストをつくる。
【使い方】
洗顔後の顔に塗って、5分ほど置く。
ぬるま湯で優しく洗い流す。
また、ひじや膝、かかとなどの皮膚が硬くなりやすい部分にも効果的。
美白、保湿効果などが期待できる。
角質が硬くなっている部分や、カサカサ部分に使ってすべすべ肌に。
ゴマージュとは?
ハーブや植物の種や殻などの植物由来の原料を使って、肌をやさしく擦り古い不要な角質をお手入れするもの。
カモミールのフェイシャルヨーグルトマスク
- カモミール:小さじ2
- ヨーグルト:大さじ2
【作り方】
乳鉢などでカモミールを細かく粉状にする。
ヨーグルトと混ぜ合わせる。
【使い方】
洗顔後の顔に塗り、半乾きになったらぬるま湯でやさしく洗い流す。
カモミールのパックは美白作用と肌のターンオーバーを促す作用がある。
肌をしっとりとさせるため生き生きとしたぷるぷる感が味わえるかも。
ターンオーバーとは?
肌の新陳代謝。
つまり、皮膚が新しく生まれ変わること。
ターンオーバーの周期
正常なお肌のターンオーバーの周期は約28日
ターンオーバーの周期は年齢とともに長くなっていく傾向
ターンオーバーの周期 = 自分の年齢 × 1.5~2倍
(個人差あり)
アロマバスフィズで泡立つお風呂
- 重曹:50g
- クエン酸:小さじ5
- カモミール:大さじ2~3
- カモミールの精油:10滴ほど
(他の精油でもOK)
【作り方】
ジッパー付きのポリ袋に、重曹、クエン酸、ハーブを入れて混ぜる。
精油を加えて、さらに混ぜる。
湿気が入らないように気を付けて常温で保存。
【使い方】
浴槽に使ってから、湯に入れ泡と香りを楽しむ。
お風呂の中でしゅわわわ~っと泡立つ炭酸ガスが筋肉のコリや湯冷めを防いでくれます。
補足
ここからは、今回の再利用法での補足を少ししておこうと思います。
「カモミール」のティーバッグを使うことについて
他の傷や症状にもよりますが、ティーバッグには他のハーブや香料、ハーブ以外のものが混ざっていることがあります。
そういった場合、上記でご紹介した中で傷口などに使うことは避けてください。
悪化させてしまう可能性があります。
安心して使いたい場合は、入浴剤や消臭剤、芳香剤がオススメです。
ハーブティーの出涸らし(でがらし)とは?
お茶やコーヒーなど、何度も煎(せん)じ出したり煮出したりすると味・香りが薄くなります。
その状態のこと、そうなったものを「出がらし」と言います。
ハーブティーの出がらしとは、一度飲んだ後のハーブということになります。
使用済みティーバッグ、一回使ったものなど言いますが、「出がらし」といった方がスマートですかね。
2回目は有効成分がほとんど無いと言われていますが、ほとんどないだけである事にはあります。
もちろん、本来の効果よりは期待できませんが、ティー以外に消臭剤などとして使えるならお得感がありますよね。
ティーバッグではなくでもOK
今回はティーバッグの再利用方法でしたが、そこにこだわる必要はありません。
もし、ドライハーブを手に入れた場合でも同様に再利用できます。
その際は、100均のティーバッグの袋や不織布などを使ってください。
カモミールだけではなく、他のハーブでも再利用は可能です。
ただし、効能や効果は変わってきますので、その都度、使用するハーブを調べる必要があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「カモミールティーバッグ13個の再利用法」をご紹介させていただきました。
できることは、お茶や紅茶のティーバッグと似ています。
しかし、もともと民間薬として使用されていたカモミールは肌荒れなどにも利用できるので大きな違いはその辺りですね。
一度使ってポイっと捨ててしまうのはちょっともったいないので、せっかくならとことん使い倒してあげましょう。
今回のお話があなたのお役に立てたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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