ペパーミントが手元にあるけど使い方に困った・・・。
沢山あるんだけど何かに使えないかな?
そういえば、ミントといっても生の葉と乾燥させたものとどっちがいいんだろう?
そんな悩みはありませんか?
私も以前は庭に生えたミントが知らないうちに増殖して、何か使えないかなぁとよく悩んでいました。
しかも、生の葉と乾燥させたものとどっちの方がいいのかわからないんですよね。
他によく聞くのは、ミントティーですね。
ミントの種類にもよりますが、今回はペパーミントの使い方、乾燥方法などをご紹介します。
ペパーミントとは
スペアミントとウォーターミントから生まれた自然交配種。
繁殖力が高いので、一度苗を買ってくれば自宅で簡単に栽培することができるハーブ。
分類:シソ科ハッカ属
和名:セイヨウハッカ
ペパーミントの特徴
葉には少し光沢があり、他のミントがモコモコやギザギザなのと比べるとシュっときれいな形をしています。
また、新芽は少し紫がかったようになるのも特徴です。
ペパーミントの使い方について
料理には調味料として、他にも飾りやお菓子などに使えるので今までに私が使ったものを書いてみますね。
生の葉と乾燥させたものでまとめてみたいと思います。
生で使ったもの
- ミントティー(フレッシュハーブティー)
- 料理、デザートなどにワンポイントの飾り
- 玄関に飾る
- カクテルのモヒート
- お風呂
乾燥させて使ったもの
- ミントティー(ドライハーブティー)
- 料理で香草焼き(パン粉に混ぜる)
- 例えば、子羊のグリルなど
- 魚の臭み消し
- 紅茶に入れて紅茶ミントに
- ミントクッキー
- お風呂の入浴剤
このくらいでしょうか。
それぞれをもう少し詳しく見て行きましょう。
ペパーミントティーとして使うなら生?乾燥?
「生のフレッシュハーブティー」と「乾燥させた葉で作るドライハーブティー」があります。
この二つはかなり違いが出るので好みが分かれるところ・・・。
生の場合はどうしても生臭さと言いますか、フレッシュならではの独特な香りがあるんですよ。
清涼感はあるのですが、私はその独特な香りが気になってしまうのでハーブティーにするのであれば乾燥させたもの使いますね。
乾燥させたものは、清涼感が強く残るため独特な香りが薄まり飲みやすくなります。
また、ミントだけのハーブティーが苦手であれば紅茶に混ぜて使うことで紅茶ミントの出来上がり。
飲みやすくなりますよ。
ですので、ハーブティーにするならおすすめは乾燥させたペパーミントです。
料理・お菓子に使う
料理に関してはバリエーションが豊富なので使い方が様々!
緑色のない料理の上に生のペパーミントを1枚、もしくは数枚乗せるだけで飾りになりますし、色鮮やかな見た目に変わります。
また、乾燥させたものを漬けダレに混ぜておいたり、パン粉に混ぜて使うことで子羊などのお肉や魚の臭み取りに使えます。
塩やコショウ、スパイスと少量の乾燥させたペパーミントを混ぜ合わせ、肉や魚などの素材にまぶし、焼いても美味しいですよ。
お菓子は、乾燥させた葉をクッキーに使えます。
これはクッキー生地の配合によっても味が左右されるのでちょっと難易度高めです。
でも、甘みとペパーミントの爽やかさを上手く調節できるととてもおいしいハーブクッキーができます^^
玄関に飾ってみる
葉だけではなく茎から切り取って、水を入れた花瓶に挿し、玄関などに飾っておくと横を通るたびにふわっと香るミントがさわやかな気分にしてくれます。
しかも、少し虫除け効果もあるのでおすすめの使い方です。
カクテルのモヒート
キューバ発祥のモヒートはミント、ライム、ラム酒、砂糖、ソーダで作ったカクテル。
これをミントのリキュールではなく生のペパーミントを使うととっても美味しいカクテルができます。
少し甘いのが好きな私はガムシロップで調節しますが、これはハマる人はハマります。
こちらにミントモヒートの作り方があるので合わせてご覧ください。
お風呂の入浴剤として使ってみる
私がおすすめするのは入浴剤というよりは、お風呂の中で香りを楽しむ方法。
生の葉を煮立てた液を湯に混ぜる方法もありますが、ほんのり香る程度の方がリラックスできると思います。
好みがあるので何とも言えないのですが、私は生の葉をお茶パックに少し入れて湯の中でモミモミして香りを楽しみます。
これは、乾燥させた葉でもできますよ。
ミント入浴剤の作り方はこちらをご覧ください。
結局、生の葉と乾燥させるのとどっちがいいの?
先程、一覧で書いたように両方とも使う用途はあり、少し違ってきます。
生は、主に飾り。
料理などだけではなく、花瓶に挿して玄関に飾ってもオシャレ。
ですが、モヒートは生のミントで作ると格別ですね。
しかし、乾燥させておいたほうが日常生活で使いやすいです。
保存の仕方によってはかなり日持ちしますし、料理にも、ハーブティーにも入浴剤としても簡単に使うことができるので、大量に手元にある場合は、乾燥させてしまいましょう。
具体的な乾燥方法
ペパーミントを乾燥させて使いたい場合、どのような手順で行えばよいのでしょうか。
天日干し
乾燥の仕方は、まず、天日干しから説明します。
天日干しとは言いますが、日が当たらないように注意してください。
天日干しというより日陰干しですかね。
▲こんな感じのトレイか、100均に売っている網を用意します。
トレイだと風で飛ばされる可能性があるので、上に網を乗せたりする工夫が必要です。
- ペパーミントを茎ごと必要な分をハサミで切って、土や汚れをきれいに水で流す。
- 晴れた日に日陰でトレーやお皿など平らなものに重ならないように並べる。
- 1日風通しのいいところに置いておく。
- 乾き具合を見て数日繰り返す。
- カラカラに乾いたら葉をとり保存する。
室内干し
雨の日対策で、服を部屋干しするときなどに役立つ室内乾燥機。
持っている方は服の乾燥に合わせてミントを隅っこに置いておくのもいいです。
枝ごと束で乾燥させたい場合は、まとめて端を紐で縛り、逆さにして吊るします。
その方が上で紹介した天日干しより簡単かもしれません。
最初に輪ゴムでまとめて、その後、輪ゴムの上を紐で縛ってください。
そうしないと、乾燥して細くなった時に抜け落ちてしまいます。
▼このように茎をまとめて縛ります。
(画像はアップルミントです)
次に吊るします。
(左は乾燥したレモンバーム、右は吊るしたフレッシュのアップルミント)
乾燥機をつけた部屋で2~3日間ほど吊るしておくとカラカラになります。
この吊るす方法は【天日干し】のように外で乾かすときにも使えます。
他にも、乾燥機とトレーに並べたミントを大きな箱などで囲んでしまうというのもいいでしょう。
不織布を使う
不織布(ふしょくふ)は繊維がとても細かく絡まった布で、排水溝の網用としてスーパーなどで販売しています。
風通しがいいので、葉だけにしたミントの場合はこの不織布を使うといいでしょう。
他にも、カモミールや花びら系のハーブはこの方法が一番効率がいいです。
上記の天日干し、室内干しを参考にどちらで乾燥させるにしても、風通しのいい所にぶら下げてみてください。
極力短時間で乾燥させるのが美味しい乾燥ハーブの作り方ですので覚えておいてください。
まとめると
- 風通しがよく
- 日が当たらないところで
- 短時間で乾燥させる
この3点がポイント。
基本的なハーブの乾燥方法も説明していますのでこちらも参考にしてください。
低温のオーブンで乾燥させようとすると失敗するのでやめたほうがいいです。
オーブンに向いているハーブと向いていないものがありますがペパーミントは熱で色が変色しやすいです。
保存の仕方(乾燥させた葉)
ペパーミントをうまく乾燥させることができたら次は保存方法について。
どのように保存するかで、その後の持ちもだいぶ違ってきます。
まず、乾燥させた物は、光、熱、湿気を嫌います。
ですので缶やビンに入れて蓋をしっかり閉めましょう。
冷暗所(5~7度)で3~4日ほどもちます。
冷蔵庫、冷凍庫でも保存できますが、使うときに温かい空気に触れるため入れ物に水滴が付きやすくなります。
ですのでその場合は使う分量だけ出し、すぐに冷蔵庫、冷凍庫に戻しましょう。
シリカゲル(乾燥剤)があり、密閉できるのであれば1年ほどもちますが、早く使うのに越したことは無いです。
長く置いておくと色が変わり、味も少し変わり、どことなく薬臭さを感じるようになります。
生の葉は湿らせたティッシュやキッチンペーパーを巻き付けておくとある程度もちますが、できれば摘みたてを使った方がいいです。
ミントの保存方法について詳しく知りたい方はこちら。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、
- ペパーミントとは
- ペパーミントの特徴
- 使い方
- 生の葉と乾燥させた葉はどちらがいいのか?
- 具体的な乾燥方法
これらについてお話させていただきました。
ペパーミント一つとっても様々な使い方があることに驚きますよね。
乾燥させたほうが保存もでき、様々なことに使えるということがお分かりいただけたと思います。
料理、デザートの上に1枚乗っているのと乗っていないとでは全く別のものに見えることもある緑色の飾り。
生の葉も見た目を飾る上ではとても大事な役割をもちますので、時々使って食卓を楽しんでください。
沢山の方の意見を聞いていると、ハーブティーに使われる方が多いようなので詳しい作り方はまた別の記事で書かせていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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