【室内編】スペアミントの育て方!土と水で虫除け効果に違いが!?

【室内編】スペアミントの育て方!土と水で虫除け効果に違いが!? ガーデニング

 

いろはちゃん

虫除け用に買ったスペアミントが全然役に立たない・・・

はつくし、これじゃ意味がない・・・。

そう思いますよね。よくわかります。
ネットでは、ミントは虫除け効果があると書いてありますし、期待して買ってみたら全然効果がない。

しかも、よく調べると効果が無いと言っている人もいる。

どっちなの!?

と思いますよね。

そこで、特に室内虫除けを期待している方は必見!

  • で育てるか
  • がメインの水耕栽培をするか

この2つの「育て方」で色々と違いがあり、実は片方は虫除けに期待できるんです。

 

もしかしたらあなたは間違った育て方をして虫除け効果をほとんど感じられていないかもしれません。

「ミントで虫除けしたい!」と思う方はこの記事を読み終わった頃「へぇ~なるほど。そうだったんだ。」と思うこと間違いありませんよ^^

この記事は「土と水で虫除け効果に違いが!?」をテーマにお話ししていますので、
スペアミントの基本的な育て方やポイントを知りたい方は、まずこちらをご覧ください。

今回は、

 

  • 室内で育てるとき土は必要なのか?何がいいのか?
  • 水で育てると何がいいのか?
  • 土と水で育てたときの違い
  • 「虫除け効果」にどんな違いがあらわれるのか?

 

などをお話しします。

では、順番に説明していきますね。

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スペアミントを室内で育てるときに土は必要なのか

土

私は、土が必要だと考えます。

その理由は、土は根を張る時に支えの代わりになりますし、ミネラル分が豊富なため栄養を吸収するにはもってこいの環境。
そして、元々植物は自然の中で土から芽を出し育っていたからです。

それを、室内で育てるとなると、

  • 土をこぼした時などに汚れてしまう
  • 土があると虫が寄ってくるとも聞いた

こういった見た目や客観的な意見を頼りに土で育てるのは避けたいと思ってしまいます。

しかし、土を使わないと逆に虫を寄せ付けることになることになるんです。

土についてもう少し見てみましょう。

土を使うと何がいいのか?

土を使うと、虫の棲み処(すみか)になる可能性があるので使いたくない気持ちもわかります。
でも、土は保湿性がいいので植物には必要な水分をしっかり吸収させることなどができます。

上でもお話ししましたが、一番は「元々自然の中で生まれた」という点。

よく考えてみると・・・、

美味しい葉や茎は虫の餌食になり、草や木は食べられてしまって無いはず。
それが、自然界の植物はしっかり育って茂っている。

これは、忌避効果(きひこうか)と呼ばれるものが植物にはあるからです。

忌避効果とは?

苦手な香りを漂わせることで、近寄らせなくすること。

 

根を張り、その場から動くことのできない植物は、害虫が葉についていても自由自在に動き追い払うことはできません。

そこで害虫が嫌がる匂い成分を自らの体内で生成し、外に出すことで食べられるのを防ぐというわけです。

香りが強ければその効果も期待できます。

土を使って育てると、植物が本来の形(姿)になり、体内で虫が嫌がる匂い成分を作りやすい環境が整います。

次に、虫が寄ってこないと言われている「水での栽培はどうなのか?」見ていきましょう。

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水で育てることはできるのか?

水

水で育てることはできます。

しかし、コップや花瓶などに挿しておくだけでは育てることは難しいです。
その理由は、水だけでは栄養が足りないからです。

これは室内の日が当たらないところに置いたものです。

ミント,水挿し

気温は朝から夜まで理想とされる「15~25℃」を維持していました。

毎日水を変えれば2週間ほどで根が生えてきます。
でも、一向に葉が増えません。

ついている葉の根元から新しい葉が出てくるのに20日ほどかかりました。
それでも、こんな感じです。ちょっとしか出てきません。

ミント,芽,葉

本当に全然成長してくれないんです。

とにかく成長が遅いんですね。

しかも、このあと4日間水を変えずにいたら根に白い藻(多分カビ)が発生し、葉は茶色くなり枯れました。

水をメインにした「水耕栽培」という方法もあるので、その栽培方法が知りたい方はこちらをご覧ください。

水で育てると何がいいのか?

上で紹介した水耕栽培だと、水をメインにハイドロボールなど水を吸収してくれる素材で土の代わりになるものを使います。

これで育てると「何がいいのか」。

虫がほとんど寄ってきません

土が無い分、虫が発生する要素がほとんどないからです。

手間も土に比べると楽です。

「それなら虫が寄ってくる要素がない、こっちのほうがいい!」

と思うかもしれません。

しかし、土がないから寄り付きにくいだけで虫除けにはならないんです。

 

しかも、水で育てると植物本来の環境ではないせいか「香りの弱い」ミントができます。

葉もやわらかく、茎も細めで、食用としては食べやすいミントが育ちますが、虫除けに必要な「香り」が弱いというのは忌避効果にも期待できないということになります。

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「虫除け効果」にどんな違いがあらわれるのか?

虫

土と水で育てたときの違いをまとめると・・・

 

土で育てた場合 水で育てた場合
  • こぼれたときに汚れやすい
  • 【土】に虫が寄り付きやすい
  • 植物本来の形
  • 香りが強い
  • 【土が無い】ので虫が寄り付きにくい
  • 葉がやわらかい
  • 茎が細め
  • 食べやすいミントが育つ
  • 香りが弱い

比べてみると、土で育てたほうが香りが強いので虫除け効果(忌避効果)が期待できることが分かります。

虫除け効果=忌避効果

これは「香りの強さ」で決まる!

というわけです。

土、水だけではなく「香り」に影響を与えるのは、

  • 水やり
  • 肥料
  • 日光 など

他にもあるので、これらをきちんと管理して調節すれば水で育てた場合でもしっかり香りはします。

でも、私の体験では普通に栽培キットを使ったり、試しにやってみた程度の場合は香りが弱くなりました。
水を使い、虫が寄ってくる理由を極力なくして、さらに虫除け効果も発揮させるには温度調節などの細かい管理も必要になってきます。

ですので、私は土で育てることをおすすめします。

香りの強さは季節で変わる

爽やか,スッキリ,リフレッシュ

香りが強ければ虫除け効果にも期待できることが分かりました。
しかしスペアミントに限らず虫除け効果をもつハーブは、季節によって香りに強弱が出ます。

 

  • 春:育ち始めで香りは「中」
  • 夏:花が咲く直前で香りはピーク「強」
  • 秋:だんだん香りが弱まっていく「中」
  • 冬:枯れてなくなるので香りは「無し」

 

こう見ると、虫が多くなってくる夏に香りが強くなり、冬は虫もいなくなるので香りもなくなるという自然界の姿が見えてきますよね。

そして、逆にミントが好きで寄ってくる虫もいます。

詳しくはこちらをご覧ください。

虫除け効果に過度の期待はしないほうがいい

土、水で「香り」の強弱はあっても空気中に漂わないことには意味がありません。

スペアミントや他の植物も自分が食べられないようにしているわけなので、自分の周辺にしか虫の嫌がる匂い成分を出していないんです。

ですので、ただただ育てているだけではあまり忌避効果(きひこうか)を発揮しません。
かといって指で擦り過ぎたりすると葉脈がつぶれ、枯れる原因になります。

そうなると、虫除け効果もミントの周辺にしかないので難しいところです。
全く期待できないということではないんですが、ミントを完全に頼ってしまうのはよくないかもしれませんね。

しかし、スプレーなどにすれば好きなところに香りを吹き付けられるので、その方法が知りたい方はぜひこちらをご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、

  • 室内で育てるときは必要なのか?
  • 水で育てると何がいいのか?
  • 土と水で育てたときの違い
  • 虫除け効果」にどんな違いがあらわれるのか?

これらについてお話しさせていただきました。

 

虫除けをするためにはが必要な理由が分かりましたね。

スペアミントについてお話しさせていただきましたが、ハーブの中でもミント類は特に虫除け効果に期待できます。

他に手に入りやすく、虫除けできそうなものは「ペパーミント」。

スペアミントよりも虫除け効果は強いようなので、スペアミントが無ければペパーミントでも大丈夫です。

アイスミントティーやモヒートなどのアイス系のドリンクも作りたい方はスペアミントの方がおすすめですよ。

虫除けを期待して室内で育てるときは、ぜひを使って育ててみてください^^

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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