う~ん・・・なんだか風邪ひいたみたいでだるい。
カモミールティーの効能には、喉の痛みを和らげてくれる効果があるって聞いたけどどうなんだろう?
風邪をひくと、とにかく体がだるいですよね。
喉はいたくなるし、熱が出てなかなか寝れなくなるし・・・。
そんな時に「カモミールがいい」というのは本当です。
今回は、カモミールが
- 風邪
- 喉の痛み
- 不眠
これらにどうして効くのか?その理由をお話しさせていただきます。
お話を聞いた後、きっとあなたは風邪を引いた時にカモミールを飲みたくなっていることでしょう^^
そのくらいおすすめです。
では、カモミールの効能から見ていきますね。
カモミールの効能効果
カモミールと言えば『リラックス効果!』と言われるくらいとても優秀なハーブです。
イライラやピリピリした神経を鎮めて癒してくれます。
世界では「リラックス効果を与える薬草」としても有名で、ハーブの中でも他のものに比べ「カモミール」という名前は多くの人に知られているようです。
そのため不眠症などの睡眠不足のときには、夜寝る前にカモミールティーを1杯程度飲むといいと言われています。
また、仕事の後やお風呂に入る前などにはハーブティーとして飲むことで効果的に疲労を回復することができるとも言われています。
いくつか、効能を挙げてみましょう。
リラックス効果による、精神面で不眠症を和らげる効果。
血行促進や疲労回復。
抗酸化作用による、ガン予防や老化防止、美白や保湿の効果にも期待できます。
抗アレルギー作用によるアレルギー症状の緩和。
抗炎症作用による、歯肉炎などの炎症を抑える効果や口臭の予防。
抗菌作用もあるのでウイルスなどの呼吸器系の炎症にも有効で、風邪の初期症状の緩和や、喉の痛みにも使えます。
風邪の予防にもいいですね。
出がらしを直接皮膚にのせて治療に使うことがあり皮膚病を治すときに使う国もあるそうです。
シャンプーに成分が含まれていると、艶や張りを出してくれます。
身体を温める効果もあるので、飲んで少し経つと体がポカポカした感じになります。
ですので、冷え性や女性ホルモンを整える働きにより月経痛(生理痛)を癒す効果も。
他に、整腸作用があるため腸内ガス(おなら)がなかなか出ないとき、下痢や胃炎、吐き気・嘔吐などにもいいと言われています。
発汗作用や利尿作用があるため解熱にも繋がります。
筋弛緩効果による肩こりや腰痛の痛みを和らげることにも期待できます。
こう見てくると、たくさんの効能があり風邪を引いた時には大活躍してくれそうですよね。
では、どうして風邪に効くのか?その理由を見てみましょう。
カモミールティーが風邪に効く理由は?
「風邪」と聞くと思い当たる症状は色々ありますよね。
- 熱が出る
- 喉が痛くなる
- お腹が痛くなる
- 吐き気がする
- 頭が痛い
- 体調が悪い
なかなか眠れない など。
代表的な症状を挙げましたが、カモミールの効能を見てこれら全部に効果がありそうではないですか?
熱が出ると利尿作用で体温を下げてくれるので解熱効果に期待できます。
喉が痛くなると、抗炎症作用で痛みを和らげてくれます。
お腹が痛くなると整腸作用や抗炎症作用により体調を良くしてくれます。
下痢にも効くと言われています。
吐き気がする時は、ハーブティーなどにして飲むことで体内からじわじわと体を温めてくれる効果が働き、気持ちが悪い症状を抑えてくれます。
頭が痛いときも抗炎症作用が活躍。痛みを緩和してくれますね。
体調が悪いときは、全体的に色んな作用が有効で元気になるように働きかけてくれます。
でも、本当に効果があるのだろうか?と不安になってしまいますよね。
こういった作用が風邪に効果的と言われる理由の一つとして、実際にヨーロッパの子供の風邪対策に利用されているんです。
世界的に事例があるので効果は認められているんですね。
風邪になってからでも症状を和らげるために使えますが、予防としても使えます。
症状がひどくならないうちに温かいカモミールティーを飲んでゆっくり休むことで、風邪の初期症状を緩和する効果に期待できますよ。
次にお話しするのは「喉」について。
風邪と言えば「喉の痛み」が印象的。
喉に効く理由をもう少し深く見ていきましょう。
カモミールティーが喉の痛みに効く理由は?
「喉」に効くというのは「痛み」に効くということですので、カモミールの抗炎症作用が活躍します。
炎症とは体内の防御反応で、風邪の場合はその反応によって喉が痛み(炎症)を引き起こします。
「炎症に抗う(あらがう)」ことを「抗炎症(こうえんしょう)」と呼びますのでその名の通り、炎症に抵抗することを意味しています。
この抗炎症作用は、カモミールのもつ「アズレン誘導体(カマズレン)」という成分によるものです。
アズレンとカマズレンについて実は分子式も構造も違う別のもの。
ただし、骨格となる部分の構造が共通している仲間でもある
なので、アズレン誘導体はカマズレンと言われています。わかりやすく言えば、カモミールに含まれるカマズレンはアズレンがもっている抗炎症作用や抗アレルギー作用と同じものを持っているということです。
この成分は炎症を抑えてくれる効果が強いと言われています。
胃腸増強効果もあります。
特に消化器系に良いと言われていますのでこれが歯肉炎や口臭予防、そしてのどの痛み(炎症)に効くというわけです。
他にも、
- ニキビ
- 花粉症
- アレルギー
- 口内炎
- 胃炎
などにも有効と言われています。
しかし、この抗炎症成分「アズレン誘導体(カマズレン)」は植物中には含まれておらず、アロマオイルを作る際に形成されると言われています。
ですので、喉の痛みにはアロマを使った香りを嗅ぐほうが効果的なのかな?
と思いがちですが、乾燥させたカモミールの花をハーブティーにした際にもわずかながら微量のアズレンが含まれていると言われているため、カモミールティーでも抗炎症作用に期待できるようです。
実際に、私がこの効能を知らずハーブティーを飲み、喉の痛みが和らいだのを経験しているので効果はあると思います。
次は「不眠」についてです。
風邪になると、うなされてなかなか眠れないということがあります。
そこで、安眠効果があるというカモミールが「不眠に効く理由」を見ていきたいと思います。
カモミールティーが不眠症に効く理由は?
カモミールの効能には、不安や緊張、怒り、恐怖などを和らげる作用があるようです。
心を落ち着かせてくれるので不眠に効果が期待できるというわけです。
うさぎのピーターラビットはご存知でしょうか。
そのピーターラビットの絵本(お話)にカモミールティーが登場するんです。
内容は・・・
お腹が痛くて寝れず泣いているピーターラビットにお母さんがカモミールの温かいハーブティーを淹れてあげます。
それを飲んだピーターラビット。
するとぐっすり寝ることができました。
というお話し。
こういった絵本は、実際のストーリーが元になっていることが多く、カモミールティーに安眠効果が期待できることをわかりやすく表しています。
でもこのお話し、私は最初信じていませんでした。
しかし、絵本のように体調が悪くなった時に母親がカモミールティーを淹れてくれたことがあったんです。
小さい頃ピーターラビットの本を寝る前に何度も読んでもらっていたので母親も寝つきが良くなることを知っていたんでしょうね。
絵本のようにお腹が痛いわけではなく、私の場合は風邪で喉が痛く、熱っぽくてなかなか寝れなかったときです。
まさに、今回のお話のテーマと同じです。
- カモミールが風邪に効くのか
- 喉の痛みに効くのか
- 不眠に効くのか
この3つを自分の身体で体感しました。
ホッとするというか・・・
とてもリラックスできたんです。
風邪をテーマにお話ししていますが、不眠に関してはこれに限った話ではありません。
カモミールの血行促進効果「身体を温める働き」はリラックス効果や安眠効果と関係しています。
それは、身体がじんわりと温まることで副交感神経が活性化し、精神的に落ち着くことに繋がると言われているからです。
カモミールは夜、寝る前にハーブティーを飲むといいと言われています。
寝る1時間前くらいにカモミールティーを1杯飲むと体が少しポカポカしてきて眠気を誘います。
そこに温かい牛乳を加えることで、ミルクのリラックス効果も合わさり、カモミールとの相乗効果が生まれ安眠効果を強めます。
ぜひ皆さんも寝付けないときにはカモミールティーかカモミールミルクティーを1杯飲んでみてください^^
悪寒対策にも使えるのでおすすめです。
注意点は?
カモミールはキク科ですので、菊アレルギーの方は使わないようにしましょう。
また妊娠中の方も、子宮を収縮させる作用があるので使用は避けてください。
「全くダメ!」というわけではないです。
世間一般的に「妊婦さんには良くない」と言われていてイメージ的に不安になりやすく、一番体に良くないストレスがたまるので飲まないほうがいいですね。
できればアロマオイルも使わないほうがいいです。
不眠症に関しては、カモミールは薬ではないので重度の不眠気味の方には効きづらいかもしれません。
あくまでリラックス効果に期待するものですでの睡眠の質が悪いと夜中に目が覚めてしまうことがあるようです。
風邪に限らず普段の生活で
「なんか寝つきが悪いなぁ~」
なんて思う時にも効果的ですのでぜひ活用してみてください。
あと、利尿作用があるので寝る前にたくさん飲んでしまうと夜中にトイレに行きたくなってしまうこともあります。
せっかくリラックスして寝れたのに逆に眠りを妨げられて目が覚めてしまうので寝る1時間前くらいに1杯程度にしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は
- カモミールの効能効果
- カモミールが風邪に効く理由
- カモミールが喉の痛みに効く理由
- カモミールが不眠症に効く理由
- 注意点
これらについてお話しさせていただきました。
カモミールは風邪の症状に有効ということが伝わったと思います。
寝つきが悪いときにも使えるので一石二鳥ですよね。
ハーブティーはお湯みたいで飲みにくいこともありますが紅茶などとブレンドして飲むこともできます。
しかし、カフェインを気にされる方は紅茶にはカフェインが含まれているので合わせないほうがいいかもしません。
せっかくの「ノンカフェイン」カモミールティーですのでハチミツや砂糖で甘みを付けて飲むのがいいと思います。
ハチミツなら抗炎症作用をもっているので喉の痛みにもカモミールと合わせてダブル効果が期待できますね。
お薬を嫌がる小さなお子さんなどには、飲みやすい温度にしたカモミールティーを飲ませてあげるのもおすすめ。
カモミールと風邪をテーマにお話しさせていただきましたが、きちんとした生活習慣をつけて風邪にならないようにすることを心がけてください。
まずは風邪をひかないことですから。
手洗い、うがいをしてウイルスを体内に入れないことが大事です。
特に「うがい」はとても有効な風邪予防と言われていますからね。
また、寝るときは身体を冷やさないように保湿性の高い布団で眠ることがも大事です。
風邪を引いた時に熱が上がるのは身体がウイルスを退治しようとしているからで平熱から1度体温が上がるだけで免疫力が5倍くらい上がるそうです。
ですので身体を温めておくと、風邪をを引きにくくなります。
みなさんも季節の変わり目など風邪には気を付けてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
カモミールティーのおすすめの飲み方をこちらで紹介していますのでぜひ参考にしてくださいね。
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