ハーブとスパイスと香辛料の違いは?区別の仕方を徹底解説

ハーブとスパイスと香辛料の違いは?区別の仕方を徹底解説 ハーブのいろは
いろはちゃん
そういえばハーブを使っていると料理するときにスパイスって言ったり、香辛料って言ったりするけど、どんな違いがあるんだろう?

確かに、この3つって私生活の中で自然に使い分けている感じがします。

しかし、ふと考えると明確な違いがどこにあるのか、いまいちわからなくなりますよね。

 

 

いろはちゃん

ハーブと言えば緑の葉っぱのような・・・植物のような・・・

スパイスとか香辛料はカレー屋さんにありそうで、粉末とか種とかの粒々っぽい感じだし・・・

 

イメージはそんな感じですね。

 

そこで今回は

「ハーブとスパイスと香辛料の違い」についてお話します。

 

最後まで読み進んでいただければそれぞれの「区別の仕方」も分かりますよ。

 

それでは、さっそく「ハーブとスパイスと香辛料の違い」について見ていきましょう!

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ハーブとスパイスと香辛料の違い

結論からお話すると、ハーブとスパイスと香辛料の違いは、

「料理に使うか使わないか」です。

 

しかし、これも一概には言えません。

この3つの違いについては厳密に定義しづらい部分もあるので、それぞれがどんなものか見ていきましょう。

 

ハーブとは

コリアンダー,パクチー

「人間の生活・暮らしに役立ち香りのある自生植物」です。

品種改良などをせず、自分で育つ植物で香りがあり、私たち人間の生活を豊かにしてくれる。

そんな植物のことを言います。

 

ハーブは効能がありますよね。

私たちは、その恩恵にあやかることもできますし、使い道も食用からクラフトまで様々です。

 

ハーブとは何かを詳しくお話していますので合わせてご覧ください。

 

スパイスとは

スパイス

「スパイス」というとエスニック料理など「料理」というイメージが思い浮かびますよね。

クローブ、ナツメッグ、シナモンなどが思い浮かびます。

 

料理に香味つけとして使い、その中でも香りや刺激が強いものを「スパイス」と呼ぶ習慣があります。

つまり「調味料」の一種です。

 

「スパイス」は調理の際に香りや辛味、色などを出すために用いられるモノの総称とも言えます。

 

また、時代をさかのぼると・・・

熱帯雨林地帯に定住した人々は植物環境の中で樹木が優勢であるため草よりも木の実種子などから生活に役立つものを見つけてきました。

彼らはそれらを一般的に「スパイス」と呼んでいたんです。

 

他にも、昔からヨーロッパでは、

  • 自国内で栽培した植物を「ハーブ」
  • 輸入され手入ってきた植物の部位を「スパイス」

 

と、区別して呼んでいたそうです。

 

海外から入ってくるものは、海を何日もかけて渡ってきます。

ですので、必然と日持ちがするように乾燥し、加工されたものになりますね。

 

しかし、同じ植物群から見つけてきたものを「スパイス」と呼んでいるので「ハーブ」と被る部分が出てきます。

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香辛料とは

香辛料とは「スパイス」のことです。

英語で表すと「Spice」。

つまり、香辛料=スパイスなんです。

英語ではスパイス。
日本語では香辛料です。

 

違いのまとめ

スパイス

ここまで、

  • ハーブ
  • スパイス
  • 香辛料

 

それぞれがどういったものか見てきました。

 

一般的には、植物の葉や花などを「ハーブ」と呼び、種や実、根などを「スパイス」と呼ぶ説もありますが、完全に区別されてはいません。

 

例えばエキナセアは「花、茎、葉、根」と使えるのにハーブであってスパイスとは呼びません。

他にも、たんぽぽ茶というものがありますが肝臓のデトックス効果を期待して根を煎じたものを「スパイス」とは呼びません。

どちらかというと「ハーブ」「ハーブティー」という認識です。

 

しかし、ハーブとスパイス(香辛料)は主に「料理」という用途の違いによって上手く区別できるのではないかと思います。

 

ただ、一概に言えないというのは、例えば日本でも一時期ブームになった「パクチー」です。

 

コリアンダーとも言いますが、これはヨーロッパでは香りと薬味のある「ハーブ」

ベトナムなどのアジア地域では「野菜」という認識が多いです。

 

現に日本でもハーブではなく「野菜」という印象じゃなかったですか?

 

ラーメンや料理に入れるときは「薬味」という認識で入れていた場合もありますが「ハーブ」という位置づけではなかったはずです。

 

コリアンダーはヨーロッパでは葉が「ハーブ」、種子を「スパイス」と位置づけしていたので国や地域によってもその区別の仕方に違いがあるということになります。

 

他にも「ジンジャー(生姜)」。

生姜湯というのはハーブティーに分類されます。

しかし、生姜の粉末はスパイスとして料理に使われます。

 

このように同じものでも両方に使われるので区別しづらいですが、やはりここでも用途によって言い方が変わることが分かります。

ですので、ハーブとスパイスの違いは大きく見て「料理に使うか使わないか」になりそうです。

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まとめ

いかがでしたか。

今回は「ハーブとスパイスと香辛料の違い」について

  • ハーブとは
  • スパイスとは
  • 香辛料とは
  • 違いのまとめ

 

これらをお話ししました。

 

スパイスと香辛料は同じものでしたね。

ハーブとスパイスの違いですが、本質的には香りのある植物から来ているので実際は同じものです。

しかし、加工されたり、国や地域、料理という用途によって呼び方が変わります。

 

今回のお話でそれぞれの違いについて理解していただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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