「キャー!ゴキブリ!!」
暖かくなってくると、
どこからか湧いて出るアイツ。
いやですよね~。
今すぐ「プシューッ!」と撃退したいところですが、
家に子供などがいると、有害物質が気になるところ。
人体に害がないものでゴキブリなどの虫除けになるものとしては、
ペパーミントなどが有名と聞きますが・・・。
え・・・ちょっと待って。
それって、本当に効果があるの?
結構前の話なんですけど、この話を地域の集まりでしてたんです。
仲の良いママさんが
役に立ちそうな効能とか誰か知らない?
なんて話してるので、
「ハーブティーが良いですよ」
とこんな感じの内容をおすすめしました。
→ペパーミントティーの味と効能!具体的な作り方も紹介!
すると、近くにいた別のママさんが、
と話しかけてきたので、噂には聞いていたもののやり方を知らなかった私は一通りやり方を教えていただきました。
気になっていた点は、
- 植えて使うのか
- 摘んできて使うのか
- 乾燥させた方がいいのか
- アロマがいいのか
使い方がよく分からなかったんですよね。
今回は、私も気になっていたこの効果について教えていただいたことや使い方、また、ネットなどで調べて実際に試した方法をご紹介します。
ですので、皆さんの参考になればと思います^^
ペパーミントの効能に虫除けの効果が見当たらない
学名:Mentha piperita
科名:シソ科
和名:セイヨウハッカ
ちょっといくつか本を読んだのですが、ペパーミントの効能に虫除けに関することが書いてなかったんですよね・・・。
ザーッと効能を挙げてみると
- 中枢神経の刺激
- 筋緊張の緩和
- おなかのはりの解消
- 胃の機能活性化
- 抗菌作用
- 殺菌作用
- 胆汁分泌・排出力アップ
- 発汗作用
- 抗アレルギー作用
- 鎮静作用
- 鎮痛作用
- 免疫力を高める
- 制吐作用
こういった効能があるんですけど、本を見ても虫に効くってなかなか見つからないんですよ。
(見てる本が悪いかもしれませんが・・・)
でも、ネットで見ると、
害虫を近づけない「忌避効果(きひこうか)」という効果を持つハーブがいくつもあり、しかも、使い方によって効果に差が出ることがあったり、欠点があったりするとのこと。
ネットで調べていても分からないので、自分で試してみました。
そこで、最初に「忌避効果」についてお話しします。
「忌避効果(きひこうか)」とは何か?
忌避効果とは、”嫌って避けること”なのでハーブを使ったゴキブリ除けには殺傷効果は無いようです。
あくまで苦手な香りを漂わせることで、近寄らせなくするみたいです。
(ダニなどの虫によっては殺傷効果が期待できるとのこと)
植物の成分で防虫ができる事から下手に防虫剤・殺虫剤を使うより健康的で安全、人体に影響が少ないとのことなので、それを聞くと安心して使えるのかなと思いますね。
好みの香りならリラックス効果などにも期待できると思いますし。
ちなみにハーブの香りを「いい香り」と感じるのは人間だけのようです。
基本的に虫はハーブの香りが苦手なようなので、このことを利用して虫除けに使うんですね。
どうしてハーブに忌避効果があるのか?
ということになるんですが、それは自然の摂理とでも言いましょうか・・・
植物の生き残りをかけた日々の中から発見されています。
動くことのできない植物は害虫を葉を動かして追い払うことができません。
何もしないとどんどん食べられてしまいます。
そこで害虫が嫌がる匂い成分を自らの体内で生成し出すことでこれらを防いでいるんですね。
この成分が俗にいうエッセンシャルオイル(精油)。
こうやって調べてみると、簡単に言えばこの精油を利用することで忌避効果(きひこうか)に期待するということですかね。
そうなると、効果はありそう。
調べるとペパーミントには虫除けの効果がありそうだ
調べているといくつかゴキブリや虫除けに向いているハーブがあり、その中にペパーミントがありました。
虫はペパーミントというより”ハッカ”が苦手なようです。
ですので、他のミントでも効果に期待できるかもしれません。
ハーブにも種類がたくさんあるので気になるところですが、今回はペパーミントとこの繋がりのあるハッカに絞って使い方を調べて実践しました。
っとその前に、ペパーミントとハッカはちょっと違うので簡単に説明を・・・。
ペパーミントとハッカ油の違い
この後でペパーミントのアロマオイルとハッカ油を使った虫除け方法を書きますので違うものということだけ説明しておきます。
エッセンシャルオイル(精油)の「ペパーミント」と「ハッカ油」との違いは、製品の原料となる植物。
●エッセンシャルオイル(精油)の「ペパーミント」
ペパーミントという植物を原料として有効成分を抽出したもの。
●ハッカ油
ニホンハッカやその仲間の植物から、有効成分を抽出したもの。
成分も少し違います。
ペパーミントの精油は、メントールの濃度がハッカ油よりも濃いようです。
ハッカ油は、メントールが30%以上含有されていれば、他の成分は特に問題にならないとのこと。
では、ペパーミントの使い方に入りますね。
ペパーミント・ハッカ油の使い方
- 植えて使う方法
- ハーブを乾燥させて使う方法
- エッセンシャルオイル(精油)を使う方法
ハーブよりも匂いが強い。
これらを試してみました。
植えて使う方法
私の庭にはたくさんペパーミントが生えています。
他にはアップルミントやスペアミントも。
しかし、ミントが好きな虫がいるんですよ。
小指の爪より小さなコガネムシのような感じの黒い虫なんですがこれがミントを食べてしまうので、虫除けに使うとしても効果のある虫と効果の無い虫がいることがこの時点で分かりました。
あと、「植える」のでもちろん下には土が無いといけません。
小さな植木鉢に入れ、ベランダで育てたときは、ベランダにいた虫が少なくなりました。
特に蚊、ハエが減りましたね。
植える量にもよりますが、私は玄関などにも持ち運びできるように植木鉢5つ置いていました。
増えてきたら、数本抜いて花瓶に挿し飾っておくのも効果ありますね。
ただ、ペパーミントがある周辺には虫もゴキブリも見当たりませんが離れたところにはいました。
(;´Д`)
つまり、範囲が限られるということですね。
植えて使うのは生のハーブの効果を知りたかったからですので、今度は乾燥させて使ってみました。
ハーブを乾燥させて使う方法
まずはペパーミントを乾燥させないといけません。
乾燥の仕方はこちらに書いてあるので参考にしてみてください。
または、元々乾燥してバラバラになっているもの(ハーブティー用)をスーパーやネットなどで購入すれば使うことができます。
カラカラになったペパーミントを、ゴキブリのいそうなところや虫がよくいるところに置くのですが、
- そのままお皿にのせて置いておく。
- お茶パックに数枚入れて置いておく。
この二つを試しました。
その結果は・・・
大成功!!
これは効果ありましたね。
棚と棚の隙間などにポンっと置けるので、簡単でしたし、香りがするせいかゴキブリも近寄らなかったようです。
ときどき埃に線が残っているのですが、ミントを置いてからは見かけなくなりました。
今回の2つの方法では、お茶パックに入れたほうが楽です。
風で飛んだりしませんし、置くときや片付けるときに簡単です。
乾燥させたハーブのいいところは、いくつにも分けていろんな場所に置くことができるということ。
これで、植えたペパーミントでカバーできなかった場所をどうにかできると思いました。
結果、ゴキブリ除けもできたので喜びたいのですが・・・
その代わり私の家にはお茶パックが散乱しています(笑)
どこに行ってもお茶パックが見えます(笑)
あと、乾燥させてあるペパーミントをそのまま入れるより、お茶パックに入れたあとに手で握って少しバラバラにした方が香りが出やすいです。
軽くモミモミするといいですね。
香りが漂っていた方が効果が期待できます。
エッセンシャルオイル(精油)を使う方法
これは、
- 虫除けスプレー
- アロマオイルをティッシュに染み込ませる
この2つ試しました。
まずは、虫除けスプレーからお話していきます。
ダニにも効く!?虫除けスプレーの作り方と使い方
ペパーミントの香りがゴキブリ除けに使えることが先程分かりました。
しかし、ゴキブリだけではなくダニ除けにも効果を発揮するみたいなんですよ。
と言う事でそのスプレーを自分で作ってみましょう!
ダニで悩んでいる方がいたら一度試してほしいのがペパーミントに関係するハッカ油のスプレー。
このハッカ効果でダニは死んでしまうようです。
それは使えるかも!
ちょっとした余談ですが、ダニには恐ろしい感染症があります。
「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」と呼ばれるものなんですが、これが怖い!
- 発熱
- 嘔吐
- 下痢
- 出血が止まらなくなる
などが症状として現れるようです。
たかがダニ、されどダニ。
小さくても侮るなかれ。
こういった感染症の被害に遭わないためにもダニ対策をしておきましょう。
ダニに限らず、蚊などにも効果があるので一石二鳥のスプレー。
その作り方は少し用意するものがありますが簡単です。
作り方
【約100ml分】
- ハッカ油:2cc
- 無水エタノール:10ml
- 水:90ml
あと必要なものは、
- スプレー式容器
- スポイト&計量カップ
※スポイトは、約40滴くらいでハッカ油2ccになるので目安にしてください。
※強すぎると感じたらハッカ油の量を半分に減らすなど調節してください。
<作り方>
- ハッカ油と無水エタノールを容器に入れます。
- 次に容器に水を加えます。
一番いいのは精製水を使う事ですが、水道水でも問題ありません。
私も使ったおすすめのものがAmazonにありましたので載せておきますね。
リンクをクリックすると無水エタノールとハッカ油の商品のページに飛びます。
これで、虫除けスプレーが完成しました!
次はその使い方についてです。
使い方
カーテンやクッション、玄関に散布します。
または、布巾で拭き掃除します。
たったこれだけ!
ミントのスッキリとした香りで気分もリフレッシュ!
できるのですが・・・
散布しすぎるとミントの香りが充満しすぎて気分悪くなるかもしれないので散布のし過ぎには注意してください。
でも、殺虫剤が入っていないので安心して使えるのがいいですね。
これは効果ありましたね。
スプレーなので広い範囲に効果が期待できるのがいいです。
ダニに関してはわかりませんでしたが、ゴミに吹きかけたりすることで虫が集るのを防ぐ効果は実感しました^^
アロマオイルをティッシュに染み込ませる
これは、お茶パックに乾燥ハーブを入れたのと似たようなことをします。
数滴含ませて、気になる場所へ置くだけ。
アロマオイルの場合は精油を圧縮したもので香りが強いので、香りを付けた過ぎたり、香りの付けたティッシュを大量に作ると室内がヤバいことになります。
香りが充満して苦しくなるので気を付けてください。
私はそれで少しクラクラして気持ち悪くなりました(笑)
すぐに換気したのでよかったですが、調子に乗ってやり過ぎたのが行けませんでした。
私が使ったのは「プラナロム」というメーカーのアロマオイル。
生活の木などありますがメーカーの中でもこのプラナロムのアロマオイルは効果抜群だったとママ友さんが言っていました。
いくつかのメーカーで実験したそうです。
でも、正直高いです(^▽^;)
高い分、効果にも差が出るのかもしれませんけどね。
Amazonで見つけたのでリンクを貼っておきますね。
そういえば、100円均一でもアロマオイルは売っていますが注意してください。
成分が合成香料であることが多いので、精油が含まれていない可能性があり、虫除けなどの忌避効果が期待できません。
と感じたら、精油が含まれていない合成香料の可能性を疑ってください。
今回のアロマオイルは私も使って効果を実感しているので、おすすめメーカーはプラナロムですね。
害虫対策でアロマオイルを買う場合、100%精油由来のものを使わないと効果が無いようなので買う時には気を付けてください。
芳香器(ほうこうき)を使ってアロマを焚く方法
今、上でも書きましたがアロマオイルは「天然由来100%の精油」じゃないと効果が期待できません。
ですので使う時は、天然由来100%の精油と記載されているものを使ってください。
あと、アロマオイルの場合、アレルギー体質の方や妊婦の方は「避けるべき精油」もあります。
購入前に必ず確認してください。
特にペパーミントには断乳効果があると言われているので妊娠中の方がいるところでは使わないほうがいいです。
芳香器(ほうこうき)を使ってアロマを焚く方法は私の友人が試していました。
焚きすぎて部屋中ペパーミントの香りになり、気持ち悪くなって死にそうだったとのこと・・・
アロマオイルを使う時は気を付けてと言ったのにやりすぎてしまったようです(笑)
私の二の舞に・・・。
しかし、効果はあったと言っていました。
よく見かけていたゴキブリはほとんど見かけなくなったそうです。
ハエや蚊などの小さな虫も、焚く前より少なくなったと言っていました。
ここまで結構試しましたね。
1年くらいかかりました。
友人も含め色々試した総合結果ですが・・・
全体的な結果は?おすすめの方法はどれ?
ペパーミントには蚊やハエ、他にもゴキブリ、アリ、ネズミなどを寄せ付けない効果があるとのことでいくつか試した結果は・・・
蚊とハエ、ゴキブリには効果があったのを実感しました。
アリは庭で行列を見かけたので進んでいく先に、フレッシュハーブを置くと登るアリもいれば避けるアリもいました。
乾燥ハーブも同じです。
しかし、スプレーにしたものはその部分だけを嫌がるように避けていましたね。
避けているだけなので、液体が付いていないところを通られたらどうにもなりません・・・。
これは外なので、室内であればニオイがこもってもう少し効果が期待できると思います。
ネズミは見かけないのでわかりませんが、ネズミ用にミントの香りの撃退グッズがあったので商品になっているくらいですから効果はあると思います。
おすすめの方法
「虫除けスプレー」と「乾燥ハーブのお茶パック」です。
この二つは手軽にできるのでぜひ試してみてください。
100%効果があるものではない?欠点がある?
ペパーミントの使い方について紹介してきましたが、これらには欠点があります。
まず、ペパーミントの香りが苦手な方はやめたほうがいいです。
気分が悪くなったりする場合もあるので身体に合わない方はやめてください。
特にアロマは部屋中ミントの香りになる可能性があります。
自分はよくても友人などを招いた時に気を付けたほうがいいですね。
また、これらの方法すべてに共通して言えることは、ずーっと”同じ香り”ということ。
「使ってみたら虫が減った、ゴキブリを見なくなった!」
という方がいる反面、
「まったく効果がなかった!」
という方もいます。
こういう意見を聞くのは”同じ香り”を使っていたことで意見が分かれた可能性があります。
虫もバカじゃありません。
特にゴキブリに関しては。
香りに慣れてしまえば効果は半減。
もしくは無くなってしまう可能性があるので、いつもミントばかりではなくときどき他のハーブを使ったりした方がいいのかもしれませんね。
あくまで苦手なニオイで遠ざける方法ですので過度の期待はしないように。
ただ、何もしないよりはマシだと思います。
それに自分で育てたりすれば安上がりですからね。
試してみる価値は十分にあると思うので1度はやってみましょう。
ということで、香りに慣れさせないようにするためには他のハーブを使ったほうがいいみたいですので効果のあるハーブを調べてみました。
だって、私も虫やゴキブリが頻繁に出てきたらショックで倒れます。
死活問題ですからね(笑)
必至ですw
ぜひ、こちらの記事を読んで虫除け効果のあるハーブを使ってみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、
- ペパーミントに虫除けの効果はあるのか?
- 実際に試してみたこと
- その結果
- 注意点や欠点
など、これらを紹介させていただきました。
ペパーミントの効能に、ゴキブリの虫除け効果があるのはわかりましたが、絶対に効果が出るというものではないです。
しかし、殺虫剤のように身体に害のあるものを使うより、香りが楽しめてリラックス効果など健康にも役立つハーブを使うのはとてもいいことですので特に健康に気にかけている方は試してみてください^^
今回ご紹介した方法は、手元にペパーミントがある方は乾燥させて使うことができます。
もし手元になければ今の時代ネットで乾燥したものやハッカ油などを簡単に購入することができますでゴキブリ・虫除けがすぐにできますよ。
更には、お近くのスーパーなどで手に入れることができれば買い物ついでに準備して対策ができますのであなたの環境や身体に合ったものを使ってみてください。
今回のお話が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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