抜いても抜いても、また同じ場所から生えてくる。庭のドクダミに困っていませんか?
ドクダミがしぶといのは、地面の下に「白い地下茎」を張りめぐらせているからです。

この記事では、ドクダミが減らない理由と、場所に合った駆除の方法をまとめました。
先に結論
ドクダミは、地下茎で増える多年草。地下茎がわずかでも残ると、そこからまた芽を出します。
減らす方法は、①地下茎ごと掘り取る ②刈り続けて弱らせる ③光をさえぎる ④除草剤の4つ。
一度で終わらせようとせず、何回かに分けて、年単位で減らしていくのが現実的です。
★ドクダミが減らない理由
- 地下茎が深く、広く伸びる……地面の下で、白いひものような茎が横へ横へと広がる
- わずかな地下茎からも増える……ちぎれた地下茎が土に残ると、そこから新しい芽が出る
- 場所を選ばない……日なたでも日陰でも、乾いた場所でも湿った場所でも育つ
NHK出版「みんなの趣味の園芸」でも、ドクダミは地中に残ったわずかな地下茎からもふえるので、一度ふやすと絶やすのが困難な植物として紹介されています。

上の葉っぱだけ抜いても、下でつながってたんだね!

そうなんです。抜くときに地下茎がちぎれると、かえって増えたように見えることもあります。だから、方法を組み合わせて少しずつ減らすのがコツです。
方法① 地下茎ごと掘り取る
手順
1. スコップで、ドクダミが生えている場所を深めに掘り起こす
2. 土をほぐしながら、白い地下茎をできるだけ残さず拾い出す(ふるいを使うと見つけやすい)
3. 拾った地下茎は、土の上に放置せず袋に入れて処分する
4. しばらくして芽が出てきたら、その下の地下茎をまた掘り取る
向いている場所……花壇や家庭菜園など、これから植物を植えたい場所。手間はかかりますが、薬を使わずに減らせます。
手でちぎるように抜くだけだと、地下茎が土に残って、また生えてきます。
方法② 刈り続けて弱らせる
地上の葉を出てくるたびに刈り取ると、ドクダミは葉で栄養を作れなくなり、少しずつ勢いが落ちていきます。
向いている場所……木の根元など、掘り返せない場所。すぐには消えませんが、手軽に続けられる方法です。

刈るだけで、本当に減るのかな?

1回では変わりません。葉が伸びるたびに刈るのを続けると、だんだん出てくる芽が細く、少なくなっていきます。年単位で見てくださいね。
方法③ 光をさえぎる(防草シート)
- 地上部を刈ったあと、光を通さない防草シートや黒いシートで地面を覆う
- すき間から光が入ると、そこから芽が出るので、シートの重ね目や端をしっかり押さえる
- 地下茎はすぐには枯れないので、長い期間(年単位)覆っておく
- シートの上に砂利やバークチップを敷くと、見た目もよくなる
向いている場所……通路や、しばらく植物を植える予定のない場所。
方法④ 除草剤を使う
- 葉から吸収されて根まで枯らすタイプ(茎葉処理型)の除草剤は、地下茎まで届くので、ドクダミのような多年草に向いている
- 選ぶときは、ラベルの対象の雑草にドクダミや多年生雑草が入っているかを確かめる
- まわりの植物にかからないよう、葉に直接塗る使い方ができるものもある
除草剤を使うときの注意
- ラベルに書かれた使い方・量・場所を必ず守る
- 野菜やハーブなど、食べる植物のそばでは使わない(使える場所かラベルで確かめる)
- 散布中・散布後は、子どもやペットを近づけない(ラベルの指示に従う)
- 除草剤をかけた場所のドクダミは、お茶や食用にしない
向いている場所……広い範囲や、手で掘るのがむずかしい場所。
方法の選び方
- 花壇・家庭菜園……①掘り取る(薬を使わない)
- 木の根元・掘れない場所……②刈り続ける
- 通路・空いている場所……③防草シート
- 広い範囲……④除草剤(食べる植物のそばは避ける)
いくつかを組み合わせると、効率よく減らせます。たとえば「掘り取ったあとに防草シートで覆う」「刈ったあとに出てきた芽だけ掘る」など。
やりがちな失敗
- 葉をつかんで引き抜くだけ……地下茎がちぎれて土に残り、また生えてくる
- 耕運機やくわで細かく耕す……地下茎が細かく切れて、かえって広がることがある。耕す前に地下茎を拾い出す
- 抜いた地下茎を、土の上や堆肥に置いておく……そこから根づくことがある。袋に入れて処分する
- 防草シートのすき間を放置……光の入るすき間から芽が出る。重ね目と端を押さえる
- 1回で終わったと思う……残った地下茎から、しばらくしてまた芽が出る。出てきた芽をこまめに処理する

えっ、耕したら逆に増えることがあるの!?やるところだった!
増やさないために:地下茎の囲い
ドクダミをあえて育てたい場合や、隣の場所に広がらないようにしたい場合は、地中に地下茎が伸びるのを遮る囲いをしておくのがよい方法です(NHK出版「みんなの趣味の園芸」)。
- 深めの根止め板(あぜ板)を、地面に埋めて囲う
- または、鉢やプランターで育てる
同じように地下茎や根で広がりやすいハーブには、ミントやオレガノ、ヨモギもあります。
刈ったドクダミは、お茶にもなる
ドクダミは、昔からお茶にして飲まれてきた植物でもあります。農薬や除草剤を使っていない場所のドクダミなら、花の咲くころ(5〜6月)に刈って、日陰で乾かせばドクダミ茶になります。

駆除しながらお茶も作れるなら、刈るのが少し楽しくなりそう!
作り方と、飲むときの注意はドクダミ茶とは?でまとめています。
まとめ
- ドクダミは地下茎で増え、わずかな地下茎からもまた生える
- 減らす方法は掘り取る・刈り続ける・光をさえぎる・除草剤の4つ
- 場所に合わせて選び、組み合わせて年単位で減らす
- 除草剤はラベルを守り、食べる植物のそばでは使わない
- 広げたくないときは根止めの囲いや鉢植えに。刈ったものはお茶にもなる
一度で根絶しようとしない。それが、ドクダミとうまくつきあういちばんのコツです。
ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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