レモンマートルとは?レモンより「レモンらしい」香りのオーストラリアの木|ハーブティー・お菓子での使い方と、精油の注意

レモンマートルの葉と花、乾燥した葉とハーブティー ハーブ名・種類一覧

葉を1枚ちぎると、レモンそのもののような、さわやかで強い香り。それがレモンマートルです。

レモンの実ではなく、オーストラリアに生える木の「葉」の香りです。

レモンマートル

この記事では、レモンマートルの正体と、ハーブティーやお菓子での使い方をまとめました。

先に結論

レモンマートルは、オーストラリア生まれのフトモモ科の木。葉にレモンのような強い香りがあります。

香りのもとは、レモングラスにも含まれるシトラール。

葉はハーブティー・お菓子・ソースの香りづけに。精油(エッセンシャルオイル)は飲まない・原液を肌につけない。

レモンマートルは、どんな植物?

  • 学名……Backhousia citriodora
  • 科……フトモモ科(ユーカリやクローブと同じ仲間)
  • 原産……オーストラリア・クイーンズランド州の沿岸の雨林
  • 姿……高さ3〜8mほどの、低木から小高木。つやのある緑の葉に、白い花
  • 使う部分……葉(生でも、乾かしても使える)
  • 香りの成分……主にシトラール(レモンのような香りの成分)
いろはちゃん

レモンの香りなのに、レモンの仲間じゃなくて、ユーカリの仲間なんだ!

ハーブティー博士

そうなんです。「レモンの香りがするハーブ」は、科がばらばらなのがおもしろいところ。レモングラスはイネ科、レモンバームはシソ科、レモンバーベナはクマツヅラ科です。レモンマートルとレモングラスは、香りのもとが同じシトラールなんですよ。

★レモンマートルの使い方

  • ハーブティー……乾燥した葉をお湯で。単体でも、紅茶やほかのハーブとのブレンドでも
  • お菓子……ケーキやクッキーに、細かくした葉を混ぜてレモンの香りに
  • シロップ・グレーズ……砂糖と煮て、香りを移す
  • ソース・ドレッシング……魚や鶏肉の料理に、少しだけ

ハーブティーの淹れ方(1杯分)

  • 乾燥したレモンマートルひとつまみ(0.5〜1g)、またはティーバッグ1つ
  • 熱湯150〜200mlを注ぎ、3〜5分蒸らす
  • 香りがとても強いので、少なめから。濃いと苦みが出ることも
いろはちゃん

ひとつまみでいいなら、紅茶に少し足すだけでもレモンティーみたいになりそう!

生の葉は、摘んで束ねて吊るす、または紙の上に広げて乾かすと、香りを長く保てると言われています。乾いたら密閉容器で保存します。

育てるときのコツ

  • 暖かい地域の木……亜熱帯の雨林生まれなので、寒さには強くない。寒い地域では鉢植えにして、冬は室内の明るい場所へ
  • 日当たり……よく日の当たる場所を好む
  • 大きくなる……地植えでは高さ数mになる。鉢なら、剪定して大きさを調整する

気をつけたいこと

知っておきたいこと

  • レモンマートルの精油(エッセンシャルオイル)は飲まない・原液を肌につけない。シトラールは、肌に刺激やかぶれを起こすことがある成分です
  • 精油は子どもやペットの手の届かない場所に。猫がいる家での精油の使い方はハッカ油の記事でも書いています
  • 妊娠中・授乳中の方、お薬を飲んでいる方、持病のある方は、毎日たくさん飲む前に医師に相談してください
  • 抗菌作用などの研究は主に精油についてのもので、お茶で同じことが期待できるわけではありません。レモンマートルのお茶は食品で、医薬品のように国の審査で効果が認められたものではありません

まとめ

  • レモンマートルは、オーストラリア生まれのフトモモ科の木
  • 葉にレモンのような強い香り。香りのもとはシトラール
  • ハーブティー・お菓子・ソースに。香りが強いので少なめから
  • 寒さに強くないので、寒い地域では鉢で育てる
  • 精油は飲まない・原液を肌につけない

レモンがなくても、レモンの香り。ひとつまみの葉で、いつものお茶やお菓子が明るい香りになります。

ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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