どんな味なんだろう?
ふと、思いつく味はミントガムや歯磨き粉でしょうか?
世間一般にミントガムや歯磨き粉の原料になることから、そのイメージが強くついてしまっています。
湿布のあのスーッとした香りもイメージしてしまいますね。
でも苦手な方はせっかくの効能を味わえずにいるんです。
それはもったいない!
今あなたがペパーミントティーの作り方を知りたかったのは、
- 何かの効果を期待しているか
- 手元にありすぎて何か使い道はないか
と思っているからではないでしょうか?
そして、飲むのであれば味が気になる・・・
しかも、よくよく考えてみればペパーミントのハーブティーに向いている葉は、
- 乾燥したものがいいのか?
- それとも生の方がいいのか?
そんな疑問も浮かびますよね。
味も、「生」と「乾燥」のどちらの方が美味しいのか気になりませんか?
せっかくなら美味しいペパーミントティーを飲みたいところ。
そこで今回は、その気になる点をまとめました。
- ペパーミントの効能
- 具体的な味
- ミントティーの作り方
- 苦手な方のための美味しく飲めるブレンド
- 乾燥と生とどっちがおすすめなのか?
これらを順番にお話ししていきますね。
ペパーミントティーの効能
【ペパーミント】
学名:Mentha piperita
科名:シソ科
和名:セイヨウハッカ
ペパーミントのハーブティーなのでペパーミントの効能そのまま。
あるだけ並べてみましょう!
効能は、
- 中枢神経の刺激
- 筋緊張の緩和
- お腹のはりの解消
- 胃の機能活性化
- 抗菌作用
- 殺菌作用
- 胆汁分泌・排出力アップ
- 発汗作用
- 抗アレルギー作用
- 鎮静作用
- 鎮痛作用
- 免疫力を高める
- 制吐作用
などがあります。
作用だとよく分からないなぁ。
そうですよね。
作用を並べただけだと分かりにくいので、効果をわかりやすくすると・・・。
- リフレッシュ効果を期待でき、眠気覚ましに!
- 脳の働きが活性化して集中力アップ!
- メントールによる清涼感あふれるスーッとした香りが鼻水・鼻づまり・せき・頭痛などの症状を緩和。
- 胃痛・腹痛を抑えたり、しゃっくりを止める作用も期待!
- 疲労回復やイライラを落ち着かせてくれる働きがある。
- 消化器系の機能を整える作用、食欲不振や食べ過ぎによる消化不良などにも効果的。
- 二日酔いや乗り物酔いなどの吐き気を抑える。
飲まないほうがいい人
具体的には、
- 幼児には飲ませないほうがいい。
- 断乳効果があると言われているので妊娠、授乳中の人は避けたほうがいい。
- 高血圧、てんかんもちの方
- 寝る前に飲んだりするのはおすすめしない
ペパーミントティーの効能はたくさんありますね。
並べてみるとこんなにもあったのかと自分でも驚きました(^▽^;)
そこで、一番気になるところは”味”ですよね・・・。
ここから、味について私が感じたことをそのまま書かせていただきます。
結構細かく書くので参考になれば幸いです。
味は具体的にどんな感じなのか?
結論から言うと味はお湯です。
そ、そうなの・・・?
という感じですよね(笑)
ハーブティー全般に言えることですが、香りはそれぞれ特徴があり楽しめます。
しかし、初めて飲む方は口に入れた瞬間、そのギャップに驚きます。
(えぇ~、香りの付いたお湯じゃん・・・)
私の最初の印象はまさにこれでした。
しかし、人間は不思議なもので感じた香りを味と認識してしまったりします。
ですので、今回のペパーミントティーがどんな”味&香り”なのか説明するとですね・・・
まず、ティーポットにペパーミントを入れ2~3分待つと歯磨き粉の香りがします。
(えぇ~、この時点で歯磨き粉って・・・もう飲む気なくなるー!)
という方、ちょっと待ってください!
この続きがありますので。
「歯磨き粉の香り=ミントガム」のような感じですよね。
この時点でカップに注ぐとミントガムの香り。
しかし、味の方はというと・・・
(うん、うす~いミント風味のお湯やーん!)
ですが、よく味わってみてください。
イメージはミントガムや歯磨き粉だったのに、全くピリピリとした刺激がしないことに気がつきます。
そして、口の中にほわぁ~~っとメントールのスーッとした清涼感が広がります。
そうです。
イメージはあくまでイメージ。
一度口に含んで味わってみるとちょっと違うんです。
”香りから来る味”ではなく”味”そのものを口に含んで楽しんでください。
少しは印象が変わるはずです。
(ほ、ほんまや、なんかスゥーってほわぁーって感じするわ。)
実際の味は、刺激がなくスーッとする歯磨き粉・・・
すみません!
歯磨き粉という言葉が一番イメージしやすくて伝えるためにはどうしても使わざるを得ませんでした!(・・;)
しかし、とにかく”刺激が無い”というのが特徴ですね。
でも、まだ続きがあります。
そして、さらに5分以上蒸らした場合、
味が変わります!
どうなるかというと・・・
甘みが出ます!
香りにも少し甘さのようなものが混ざります。
味にも甘さが出てきます。
先程の2~3分のものに比べると少しは飲みやすくなるはずです。
少し長めに抽出することで甘みが出るのはあまり知られていません。
ぜひ、試してみて下さいね。
ペパーミントティーの作り方/入れ方
生のフレッシュハーブの入れ方、乾燥させたドライハーブの入れ方をご紹介しますね。
さっきの話で歯磨き粉のイメージがついてしまった・・・(笑)。
でも、効能もあるし、5分以上で甘みが出て飲みやすくなるなら試してみる価値あるかも♪
生の葉の場合(カップ一杯分)
- フレッシュのものを6枚ほど摘んできたら、さっと洗ってティーポットの中へ。
- 90℃前後のお湯を180~200cc注ぐ。
- 2~3分待ってカップに注ぐ。
鍋を使い、しっかりと煮てから味を出す方法もありますが、色が茶色になります。
あと、少し手間がかかるので私はいつもティーポットで作っています。
乾燥させた葉の場合(カップ一杯分)
- ティースプーン1杯(バラバラの葉の場合)or葉6~8枚をティーポットの中へ。
- 90℃前後のお湯を180~200cc注ぐ。
- 2~3分待ってカップに注ぐ。
甘みを出したい場合は5分以上待つ。
ここまではペパーミントのみでのハーブティーの作り方を紹介しました。
そして ここからは、
何か「これを入れると匂いが弱まって飲みやすくなる」ものはないだろうか?
と思う方に、1度は試してほしいブレンドをご紹介します。
苦手な方はブレンドがおすすめ!
ブレンドすると、飲めるようになった!という方のお話をよく聞きます。
ペパーミントの量を少なくして効能を期待しながら、味や香りは他のブレンドしたものを楽しむという方法です。
3つ紹介しますね。
アイスミント緑茶
【一人分】
- 緑茶:ティースプーン1杯
- ペパーミント:ティースプーン1/2杯
- お湯:150cc
- 氷:適量
<作り方>
- ティーポットに緑茶、ペパーミントを入れお湯を注ぐ。
- 3分ほど待つ。
- グラスいっぱいに氷を入れ、そこに一気に注ぐ。
ミント紅茶
【一人分】
- 紅茶の茶葉・・・ティースプーン1/2杯
- ペパーミント・・・ティースプーン1/2杯
- お湯・・・180~200cc
<作り方>
- ティーポットに紅茶の茶葉、ペパーミントを入れお湯を注ぐ。
- 3分ほど待つ。
- ティーカップに注ぐ
カクテルのモヒート
キューバ発祥のモヒートはミント、ライム、ラム酒、砂糖、ソーダで作ったカクテル。
これをお酒を抜いて作ればノンアルコールのモヒートの完成。
これは冷たいアイスハーブティーになります。
ジュース感覚で飲めるのでこれは、個人的にも気に入っていておすすめですね。
<作り方>
- 濃い目に出したペパーミントティーを冷蔵庫で冷やす。
- グラスの1/5~1/3ほど注いで、そこに8等分したライムを1つ絞る。
- 好みで生のミントの葉を数枚入れる。
- 氷を2つくらい入れる。
- ソーダを入れて、シロップで甘さを調節。
これは、ペパーミントティーの濃さで味や配合の量が変わるので自分の好みの量を見つけてみてください^^
夏にとてもハマること間違いなしです♪
ここまでで味の特徴や作り方はわかりましたか?
作り方に関しては生の葉と乾燥したもの、両方をご紹介しました。
では、乾燥と生とどっちがおすすめなのでしょうか?
ペパーミントティーにするなら乾燥と生どちらがおすすめ?
結論から言ってしまうと、味に関しては好みです。
生の葉は独特な香りがします。
これは好みなので、フレッシュ感が好きな方は問題なく飲めると思いますね。
あとは、葉が茶色くなりだんだん液体も茶色くなっていきます。
乾燥したものは、その独特な香りがほとんどしません。
ミント!って感じです。
それこそ歯磨き粉やミントガムをイメージしていただくと分かり易いですね。
個人的には乾燥がおすすめです。
その理由としては、乾燥したものは保存できたりと使い勝手がいいんです。
生の葉は、摘んでくる→洗う→ティーポットに入れる・・・
これを毎回繰り返します。
毎回少し手間がかかるんですよ
乾燥のものは、一度乾燥させてしまっておけば、時間がなく忙しいときでもサッとティーポットに入れて飲むことができます。
料理や、お菓子、入浴剤や消臭剤、虫除けなどにも簡単に応用できますからね。
とても使い勝手が良く便利です。
ですので、どちらを使うかはあなたの好みですが、味だけではなく他のことも総合的に考えると個人的には乾燥がおすすめです。
まとめ
いかかだったでしょうか?
今回は、
- ペパーミントティーの効能
- 味について
- ペパーミントティーの作り方
- 生の葉と乾燥の葉どちらがおすすめか
これらについてご説明させていただきました。
どうしても、”歯磨き粉”という印象がとれないかもしれませんが、モヒートのようにちょっと手を加えるだけで不思議なくらい劇的に美味しいものに変身したりもします。
花粉症に効果的だったりもしますし、効能としてはかなり優秀なペパーミントティー。
味が苦手な方は、ハーブティーの楽しみ方の1つに”自分に合った美味しいブレンドを見つける”というのもあるので、ぜひ自分に合ったコレ!という組み合わせを探してみてください^^
ペパーミントの詳細情報 まとめ
分類 | シソ科ハッカ属、多年草 |
和名 | セイヨウハッカ |
学名 | Mentha piperita |
英名 | Peppermint(ペパーミント) |
原産地 | ヨーロッパ |
使用部分 | 葉 |
カフェイン 含有量 |
無し |
主要成分 | 精油(Lメントール、メントン、メントフラン) フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン) タンニン フェノール酸(カフェ酸、クロロゲン酸、ロスマリン酸) |
香り・味 |
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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