チャイやカレーを口にしたとき、ふわっと広がるさわやかで甘い、上品な香り。それがカルダモンです。
「スパイスの女王」と呼ばれる、ショウガの仲間のスパイスです。

この記事では、カルダモンの正体と、さやと種の使い方をまとめました。
先に結論
カルダモンは、ショウガ科の植物の種から作るスパイス。「スパイスの女王」とも呼ばれます。
香りがあるのは、緑色のさやの中の小さな黒い種。さやを軽くつぶしてから使うと、香りが出やすくなります。
チャイ・カレー・コーヒー・お菓子に使われます。
カルダモンは、どんなスパイス?
- 科……ショウガ科
- 原産……インド亜大陸やインドネシア
- 使う部分……さやと、その中の種
- 見た目……ふつうよく見かけるのは、うすい緑色の小さなさや(グリーンカルダモン)。大きく黒っぽいさやの種類もある
- 香り……さわやかで甘く、上品な香り
- 呼び名……「スパイスの女王」「香りの王様」とも

カルダモンって、ショウガの仲間だったんだ!

そうなんです。日本のミョウガも同じショウガ科。ただ、カルダモンは根ではなく種を使うところが違います。
カルダモンは、世界で3番目に高価なスパイスとも言われています(重さあたりでカルダモンより高いのは、サフランとバニラだけ)。
★さやと種の使い方
使い方の基本
- さやごと使うときは、スプーンの背や包丁の腹で軽くつぶして、さやに割れ目を入れる
- 種だけ使うときは、さやを割って中の黒い種を取り出し、すりつぶす
- パウダーは手軽だが、香りが飛びやすい
- 煮込みや飲み物に入れたさやは、最後に取り出す

さやのまま入れちゃだめなの?

だめではありませんが、香りがあるのは中の種なんです。軽くつぶして割れ目を入れるだけで、香りの出方がぐっと変わりますよ。
カルダモンが合う料理と飲み物
- チャイ……シナモンやクローブ、しょうがと一緒に、紅茶とミルクで煮出す
- カレー……ホールを油で炒めて香りを出す。インド料理の定番
- カルダモンコーヒー……中東では、コーヒーにカルダモンを加えたものが好まれる
- 北欧の菓子パン……生地に練り込む。北欧では焼き菓子やパンによく使われる
- ホットミルク……つぶしたさやを1〜2個入れて温めるだけ

ホットミルクに入れるだけなら、すぐに試せそう!
チャイによく一緒に使われるスパイスは、シナモン、クローブ、八角、しょうがなどです。香りが強いものが多いので、少しずつ合わせてみてください。
かんたん:カルダモンミルク
材料(1杯分)
- 牛乳……200ml
- カルダモン(さや)……2個
- はちみつ、または砂糖……お好みで
1. カルダモンのさやを、スプーンの背で軽くつぶす
2. 小鍋に牛乳とカルダモンを入れ、弱火で温める(沸騰させない)
3. 火を止めて2〜3分おき、さやを取り出す
4. お好みで甘みを加える
1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えないでください(乳児ボツリヌス症のおそれがあるため)。
食後にかむ習慣も
インドなどでは、食後にカルダモンの種を口に含んでかむ習慣があり、口の中をさっぱりさせる目的で使われてきました。ガムなどの香りづけにも使われています。
カルダモンは食品で、医薬品のように国の審査で効果が認められたものではありません。料理の香りづけとして楽しんでください。精油(エッセンシャルオイル)は飲まないでください。
選び方と保存
- さやの色が鮮やかな緑のものほど、香りがよいと言われる
- 香りを長く楽しむなら、パウダーよりさやのまま(ホール)で買う
- 密閉容器に入れて、湿気と光を避けて保存
まとめ
- カルダモンはショウガ科の植物の種から作るスパイス。「スパイスの女王」
- 香りがあるのはさやの中の黒い種。軽くつぶしてから使う
- チャイ・カレー・コーヒー・北欧の菓子パンに
- 世界で3番目に高価なスパイスとも言われる。ホールで買うと香りが長もち
さやを1つ、軽くつぶすだけ。それだけで、いつもの一杯が少し特別な香りになります。
ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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