ローゼルの食べ方|下処理は種を押し出すだけ。ジャム・塩漬け・お茶にする方法

ローゼルの食べ方|下処理は種を押し出すだけ。ジャム・塩漬け・お茶にする方法 ハーブティー

秋に赤くふくらむローゼル。あの赤い部分は、食べられます。

ジャムにも、塩漬けにも、お茶にもなります。

ローゼル

この記事では、ローゼルの下処理と食べ方をまとめました。

先に結論

食べるのは赤くふくらんだ萼(がく)と苞(ほう)。中の種のかたまりは取りのぞきます。

下処理はお尻を切って、種を押し出すだけ。難しくありません。

生でも食べられますが酸味が強いので、ジャムやシロップ、お茶にするのが定番です。

食べるのは「萼(がく)」の部分

  • 花……クリーム色。1日でしぼむ
  • 萼と苞……花のあとに赤く肉厚にふくらむ。ここを食べます
  • 中の実(種のかたまり)……かたいので取りのぞく

いちごのような形にふくらんだら収穫どきです。育て方はローゼルの育て方にまとめています。

いろはちゃん

赤い部分って、花びらじゃなかったんだ?

★下処理:種を押し出すだけ

下処理の手順

1. 収穫したローゼルを丸ごと水洗いする

2. とがっていないほう(お尻側)を包丁で少し切り落とす

3. 中の種のかたまりを押し出す(菜箸の反対側を使うと簡単)

4. 赤い萼と苞だけが残る

菜箸で押すと、するっと抜けます。数が多いときは、切る係と押す係を分けると早く進みます。

手が染まります

ローゼルの赤い色はよく染まります。気になる方は手袋を使ってください。まな板も、色移りしにくいものを選ぶと安心です。

生で食べるとどんな味?

生でも食べられます。

  • 味……酸味が強い。ベリーや青リンゴにたとえられる
  • 食感……シャキッとしている
  • 使い方……サラダやカルパッチョに散らすと、色も味もアクセントになる

ただしそのままたくさん食べるものではありません。酸味が強いので、少量を料理に添える使い方が向いています。

ジャムにする

いちばん定番の食べ方です。

ローゼルジャム

1. 下処理した萼をよく洗う

2. 鍋にローゼルと砂糖を入れて中火にかける

3. 15分ほど煮る

4. とろみを見ながら火を弱め、好みのかたさに

5. 煮沸消毒した瓶に詰める

砂糖の量は、ローゼルの重さの半分くらいから試すと調整しやすくなります。鮮やかな赤色に仕上がるのが、ローゼルジャムの魅力です。

  • パンやヨーグルトに
  • お湯や炭酸で割って……シロップのように飲める
  • 肉料理のソースに混ぜても

塩漬け・シロップ・冷凍

  • 塩漬け……刻んで塩をまぶす。すし飯に混ぜるときれいなピンク色になる
  • シロップ……砂糖と一緒に漬けて、炭酸やお湯で割る
  • 冷凍……下処理をして冷凍。使いたいときに少しずつ取り出せる

一度にたくさん採れたときは、冷凍しておくのがいちばん手軽です。

お茶(ハイビスカスティー)にする

乾かせば、ハイビスカスティーになります。

乾かすときのコツ

萼は肉厚で水分が多いので、生乾きはカビのもとです。

薄く切って広げ、からからになるまでしっかり乾かしてください。

乾かし方はハーブの乾燥方法にまとめています。お茶にしたときの味や淹れ方はハイビスカスティーはなぜ酸っぱい?をご覧ください。

いろはちゃん

育てたローゼルが、あの赤いお茶になるんだね。

収穫のタイミングと、そのあとの扱い

  • 収穫どき……花が終わって萼が赤く、ぷっくりふくらんだころ
  • 切る場所……ギザギザした萼のすぐ下を、はさみで切る
  • 置いておくと……だんだんかたくなるので、採れたてのうちに下処理する

一度にたくさん採れたら、その日のうちに下処理だけ済ませて冷凍しておくと、あとが楽になります。

寒さが来る前に

ローゼルは寒さに弱い植物です。気温が下がると株が傷むので、採れるうちに収穫してしまうのがおすすめです。

葉も使えるの?

ローゼルは若い葉を食べる地域もある植物です。葉にも酸味があり、炒めものやスープに使われています。

ただし日本では、萼を使うのが一般的です。葉を食べてみたい場合は、農薬を使っていない、自分で育てたものにしてください。

よくある「?」

  • 種は食べられる?……かたいので取りのぞきます。乾かして翌年の種まき用に取っておけます
  • 色が悪くなった……乾かし方が足りないと、茶色くなったりカビたりします。薄く切ってしっかり乾かしてください
  • 酸っぱすぎる……砂糖やはちみつを足すか、ほかのハーブとブレンドすると飲みやすくなります

園芸のハイビスカスとは別の植物です

念のため。園芸店で売られている観賞用のハイビスカスの花は、食べられません。

  • ローゼル……Hibiscus sabdariffa。萼を食べる・お茶にする
  • 園芸用ハイビスカス……花を観賞する

違いはハイビスカスの育て方やハイビスカスの花言葉でも触れています。

集めるのが大変なときは

ローゼルは、一株から採れる萼がそれほど多くありません。お茶にするほど集めて、しっかり乾かすとなると、なかなか手間がかかります。

長野県飯田市山本のケーキとビストロ美城(みき)は、ハーブを育てて、乾かして、ブレンドするところまでを10年以上続け、商品として販売しているお店です。敷地内のハーブ畑で20種類以上を自家栽培しています。

ハイビスカス(エジプト産)が入っているブレンドは、こちらです。

④ 美肌と健康に心がけるブレンド

ローズヒップ(チリ産)/ハイビスカス(エジプト産)/ローズレッド(パキスタン産)/ステビア(長野県飯田産)/イチゴ(長野県産)

ステビアのやさしい甘みがあるので、酸味が苦手な方にも飲みやすいブレンドです。

⑯ お疲れリセット!元気充電ブレンド

レモンバーム(長野県飯田産)/ローズマリー(長野県飯田産)/ハイビスカス(エジプト産)/エルダーフラワー(ウクライナ産)

※⑯は妊娠中の方にはあまりおすすめできません(美城の商品ページより)。

🛒 美城のオンラインショップ

ブレンドティーを見てみる(mikiherb.buyshop.jp)

1袋(ティーバッグ2個入り)300円から。全国配送に対応しています。

畑の様子は自家栽培ハーブティーは何が違う?長野・美城のハーブ畑からでご紹介しています。

まとめ

  • 食べるのは赤くふくらんだ萼と苞。中の種のかたまりは取りのぞく
  • 下処理はお尻を切って、菜箸で種を押し出すだけ
  • 生でも食べられるが酸味が強い。サラダのアクセントに
  • ジャムは砂糖と15分ほど煮るだけ。鮮やかな赤色に
  • 塩漬け・シロップ・冷凍もできる
  • お茶にするならしっかり乾かす。生乾きはカビのもと

赤い萼が採れたら、まずはジャムから試してみてください。

ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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