葉を1枚かじると、驚くほど甘い。
そんなステビアを、自分で育ててみたいと思ったことはありませんか?

この記事では、ステビアの育て方と、冬越しのしかたをまとめました。
先に結論
ステビアは寒さに弱い多年草です。
日当たり・水はけ・風通しのよい場所で育て、冬は株元を覆うか、室内に取りこみます。
葉を摘むなら、花が咲く前がおすすめです。
ステビアは、どんな植物?
- 学名……Stevia rebaudiana
- 科……キク科
- 和名……アマハステビア
- 原産……パラグアイをはじめとする南アメリカ
- 性質……半耐寒性多年草
生活の木のハーブ図鑑によれば、ステビアの葉は砂糖よりも甘みをもつステビオサイドという成分を含みます。全草を、生のままか乾燥させて利用します。

「アマハ」って、甘い葉っぱってことなんだね。
ステビアの味や、人工甘味料との違いについてはステビアは体に悪い?で詳しく書いています。
育て方1:日当たり・水はけ・風通し
生活の木のハーブ図鑑は、ステビアについて日当たりと水はけ、風通しのよい場所を好むとしています。
- 日当たり……よく日の当たる場所。日陰だと茎がひょろりと伸びる
- 水はけ……水がたまる土では根が傷みやすい
- 風通し……株が混み合うと蒸れる。まわりに余裕をもたせて植える
この3つがそろえば、夏の間はよく育ちます。
育て方2:水やり
- 鉢植え……乾燥に弱いので、土の表面が乾いたらたっぷり。真夏は特に水切れに注意
- 地植え……根づいたら基本は雨まかせ。晴天が続いて土が乾いていたら与える
- 受け皿……水をためたままにしない。水はけの悪さにつながる
「乾かしすぎない」と「水をためない」の両立が、ステビアの水やりのコツです。
いちばん大事なのは、冬越し
ステビアを枯らしてしまう時期は、冬です。
生活の木のハーブ図鑑によれば、ステビアは寒さに弱いため、冬は株元を覆うか、室内にとりこみます。
地植えの場合
- 秋のうちに地上部を短く切る
- 株元をワラや腐葉土、バークチップで厚く覆う……根を冷えから守る
- 寒さの厳しい地域……掘り上げて鉢に移し、室内へ
鉢植えの場合
- 霜が降りる前に、室内の明るい場所へ
- 冬は水を控えめに……成長が止まっているので、乾いてから少し
- 暖房の風が直接当たる場所は避ける

冬に地上がなくなっても、根を守ればいいんだね。
冬に地上部が枯れても
ステビアは、冬に地上部を枯らして、翌春に芽吹く宿根草として知られています。茎が枯れても、根が生きていれば春にまた芽を出します。枯れたと思って、すぐに捨てないでください。
春の植えつけと、植え替え
- 植えつけ……霜の心配がなくなってから。寒さに弱いので、早植えは避ける
- 冬を越した鉢……春に芽が動きはじめたら、ひとまわり大きな鉢へ
- 外に出すタイミング……遅霜の心配がなくなってから
「暖かくなってから動かす」が、ステビアの春の基本です。冬の間ずっと守ってきた株を、春先の冷え込みで傷めないようにしてください。
よくある困りごと
茎がひょろひょろ伸びて倒れる
日当たり不足のことが多いです。よく日の当たる場所に移し、先端を摘んで枝数を増やすと、株がしっかりしてきます。
葉が黄色くなって落ちる
水のやりすぎ・水はけの悪さを疑ってください。受け皿に水がたまっていないか、土がいつも湿っていないかを確かめます。
冬越しさせたのに、春に芽が出ない
冬の水やりが多すぎたか、寒さで根まで傷んだ可能性があります。次の冬に備えて、秋のうちに挿し木で予備株を作っておくと安心です。
甘さが弱い
花が咲いたあとの葉を使っていないか確かめてください。つぼみが出る前後に摘んだ葉のほうが、甘みを感じやすくなります。
甘い葉を摘むタイミング
ステビアは夏から秋にかけて花を咲かせます。
- 葉を摘むなら、花が咲く前……甘みがしっかりしている
- 花が咲くと……葉の甘みが落ちるといわれる
つぼみが見えてきたら、その前後にまとめて収穫しておくと、甘い葉を無駄なく使えます。
先を摘んで、枝数を増やす
伸びてきた茎の先端を摘むと、わき芽が出て枝数が増えます。摘んだ先端はそのまま使えるので、収穫しながら株を育てられます。
増やし方
ステビアは挿し木、株分け、種などで増やすことができます。
- 挿し木……伸びた茎を切って挿す。いちばん手軽
- 株分け……株が大きくなったら、春に掘り上げて分ける
- 種……芽が出るまで時間がかかることもある
冬越しに不安があるなら、秋に挿し木で予備の株を作っておくと安心です。小さな鉢なら室内に取りこむのも簡単です。
葉の使い方と、乾燥
生活の木のハーブ図鑑によれば、ステビアは生でも、乾燥させても使えます。
- 生の葉……ハーブティーに1〜2枚加えて、甘みを足す
- 乾燥した葉……保存して、冬のあいだも使える
入れすぎると、甘さのあとに独特の後味が残ります。ほんの少しから試してください。
乾燥のしかたはハーブの乾燥方法を参考にしてください。
甘みを、ブレンドで楽しむなら
ステビアは「ほんの少し」が難しいハーブです。入れる量で、飲みやすさがまったく変わります。
長野県飯田市山本のケーキとビストロ美城(みき)は、ハーブを育てて、乾かして、ブレンドするところまでを10年以上続け、商品として販売しているお店です。敷地内のハーブ畑で20種類以上を自家栽培しています。
寒さに弱いステビアも、飯田の畑で育てたものが⑦のブレンドに使われています。
⑦ 心身をリラックスさせる花の香りブレンド
ローズレッド(パキスタン産)/スペアミント(長野県飯田産)/ステビア(長野県飯田産)/ラベンダー(長野県飯田産)
※妊娠初期の方にはあまりおすすめできません。
畑の様子は自家栽培ハーブティーは何が違う?長野・美城のハーブ畑からで写真つきでご紹介しています。
まとめ
ステビアの育て方について、こちらをお話ししました。
- ステビアは南米原産、キク科の半耐寒性多年草
- 日当たり・水はけ・風通しのよい場所で育てる
- 寒さに弱い。冬は株元を覆うか、室内へ
- 地上部が枯れても、根が生きていれば春に芽吹く
- 甘い葉は花が咲く前に。予備の株は挿し木で
夏に育てて、冬は根を守る。その繰り返しで、毎年甘い葉を楽しめます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




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