公園や河川敷でおなじみのシロツメクサ。四つ葉を探した思い出がある方も多いと思います。
名前の由来は、ガラスの「詰め物」でした。

この記事では、シロツメクサの見分け方と、四つ葉の探し方をまとめました。
先に結論
シロツメクサはマメ科の植物。地面をはうように広がります。
よく似たアカツメクサとは、花の色と花のすぐ下に葉があるかで見分けられます。
四つ葉は成長のときに傷がついたことでできると言われ、踏まれやすい場所で見つかりやすくなります。
シロツメクサとは
- 学名……Trifolium repens
- 科……マメ科シャジクソウ属
- 和名……シロツメクサ(白詰草)
- 原産……ヨーロッパ。日本には江戸時代に渡来
- 草丈……地面をはうように低く広がる
- 花の時期……春から秋にかけて、白い球形の花

クローバーって、マメの仲間なんだ?

名前の由来は「詰め物」
「ツメクサ」という名前は、爪ではありません。
江戸時代、オランダから届いたガラス製品の緩衝材(詰め物)としてこの草が使われていたことから、「詰草(つめくさ)」と呼ばれるようになったと言われています。
白いから「シロ」ツメクサ
花が白いのでシロツメクサ、赤紫なのがアカツメクサ。同じ「詰草」の仲間です。
★アカツメクサとの見分け方
道ばたには、よく似たアカツメクサも生えています。並べると違いははっきりします。
見分けるポイント
- 花の色……シロツメクサは白/アカツメクサは赤紫
- 花と葉の位置……アカツメクサは花のすぐ下に葉がある。シロツメクサは花だけが茎の先に立つ
- 草丈……シロツメクサは地をはう/アカツメクサは立ち上がって50cmほど
- 茎や葉の毛……シロツメクサは毛がない/アカツメクサは細かい毛がある
花がない時期でも、毛の有無で見分けられます。
アカツメクサはレッドクローバーという名前で、ハーブティーの原材料にもなります。くわしくはレッドクローバーは道端のアカツメクサをご覧ください。
★四つ葉が見つかりやすい場所
四つ葉のクローバーは、葉が小さいときに何らかの傷を受けたことで、その部分が分かれて生まれると言われています。
- 人がよく通る場所……踏まれることが「きっかけ」になる
- 一つ見つけた場所のまわり……同じ株から続けて出ることがある
- 葉が育ったころ……初夏(6〜7月ごろ)は見つけやすいと言われる

きれいな草むらより、踏まれている場所を探すほうがいいんだ!
きれいに育った群落より、道の脇や公園の通り道のほうが確率は上がります。一つ見つけたら、その場でしゃがんでまわりをよく見るのがコツです。
クローバーの花言葉
- 四つ葉……「幸運」。1枚ずつに意味があるという話も伝わっています
- 三つ葉……「約束」「私のものになって」など
四つ葉が幸運の象徴とされるのは、めったに見つからないから。だからこそ、見つけた瞬間がうれしいのだと思います。
ほかの花の花言葉は、ローズマリーやカモミールでもご紹介しています。
もとは「牧草」として日本へ
シロツメクサは、牧草として各地にまかれ、そこから野に広がったと言われています。
- マメ科なので、やせた土地でも育ちやすい
- ミツバチが集まる蜜源植物。レンゲとならぶはちみつの原料
- 踏まれても回復しやすく、グラウンドカバーとして植えられることもある
庭に植えるときは
シロツメクサは横へ横へと広がっていきます。花壇に植えると、まわりの草花の場所を奪うことがあります。広がってもよい場所を選んでください。
食べられるの?
シロツメクサは、やわらかい若葉と花を食べるという話が古くから伝わっています。
- 若葉……さっとゆでて水にさらし、和えものや汁の実、天ぷらに
- 花……ゆでて和えものにしたり、かき揚げにしたり
ただし、道ばたのものは摘まないでください。
道路ぎわは排気ガスがかかっています。公園・河川敷・グラウンドは除草剤がまかれていることがあります。他人の土地のものは、そもそも採ってはいけません。
マメ科の植物にアレルギーのある方もお控えください。
「食べられる」と「摘んでよい」は別の話です。口にするなら、自分の庭など安心できる場所のものだけにしてください。
お茶にするなら「アカツメクサ」
ハーブティーとして流通しているのは、シロツメクサではなくアカツメクサ(レッドクローバー)のほうです。
- 使うのは花(花穂)
- 味も香りも穏やかで、ブレンドの土台に向く
- 干し草のような、やさしい草の香り
長野県飯田市山本のケーキとビストロ美城(みき)は、ハーブを育てて、乾かして、ブレンドするところまでを10年以上続け、商品として販売しているお店です。敷地内のハーブ畑で20種類以上を自家栽培していて、レッドクローバーも長野県飯田産です。
※⑤・⑨は妊娠中の方にはあまりおすすめできません(美城の商品ページより)。マメ科の植物にアレルギーのある方もお控えください。
畑の様子は自家栽培ハーブティーは何が違う?長野・美城のハーブ畑からでご紹介しています。
まとめ
- シロツメクサはマメ科。地面をはうように広がる
- 名前の由来はガラスの詰め物。爪とは関係ない
- アカツメクサとは花の色・花のすぐ下の葉・毛の有無で見分ける
- 四つ葉は踏まれやすい場所で見つかりやすい。一つ見つけたら周りも探す
- 若葉や花を食べる話もあるが、道ばたのものは摘まない
- ハーブティーになるのはアカツメクサ(レッドクローバー)
次に足もとの白い花を見かけたら、花のすぐ下に葉があるかを確かめてみてください。
ほかのハーブについてはハーブの種類・名前一覧図鑑にまとめています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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